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2006年4月30日 (日)

路面電車と路面店とパレード効果

富山ライトレール:次世代路面電車、車いすでも楽々--富山で開業 /石川

 富山ライトレール富山港線が29日正式に開業し、日本初の本格的なLRT(次世代型路面電車)がスタートした。
 ライトレール「ポートラム」=写真=は、北陸新幹線整備に伴うJR在来線の高架化で、赤字線の富山港線をJR西日本が富山市に売却。同市が路面電車化した。
 富山駅北―岩瀬浜間総延長7・6キロのうち、奥田中学校前から富山駅北までの1・1キロを軌道路線として新設。新たに富山駅北など5駅も設置した。車両は、車いすでも利用しやすく、専用スペース2カ所を設けるなど、バリアフリーにも配慮している。定員は80人。(~中略~)運賃は中学生以上200円、小学生100円。【青山郁子】4月30日朝刊 (毎日新聞) - 4月30日15時2分更新
(ソース:ヤフー・毎日新聞)

LRTって何よ。→国交省道路局のサイト

路面電車はエコだなんだかんだと大歓迎ムードだけど、鉄道を作り電気を使うことは本当に効率良くエコなのだろうか?

路面電車のもっとも大きな影響力は、都市における“記号”なのではないだろうか。
どこからでも見れる道路上の移動施設。それを待つ人々、吐き出される人々。
そのような光景が人々の脳裏に刻み込まれ、「都市」の記号として理解される。

最近、“路面店”という言い方があるけど、安っぽいフェイク満載のテナントビル(例:こことか)よりは、例えば銀座や表参道におけるブランド基幹店のように、都市の記号として存在させた方が、地域社会への記号と化するのではないか。

“都市の祭り”はほとんどが「パレード」である。数字の裏付けは取ってないけど。今度やってみよう。
パレードは道路を“非日常の空間”に変貌させ、祭りを沿道の人々の脳裏に刻みつける。

つまり。
路面電車は都市における日常のパレードなのではないか、と。ふむ?

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2006年4月21日 (金)

道路政策の批判の矛先

よく、「自動車優先の道路政策」が批判され、批判の延長上に自動車、マイカー(業務上の運行ではないクルマ)、マイカーの運転者を批難する風潮が昔からある。しかし、道路を作るにあたり、いかにクルマを効率よく快適に走れるかに重点を置いて政策を進めてきたのは行政=官なのだから、ドライバーではなく官を批判すべき。か?

→交通問題への社会運動は、「住民運動」としてそこに住んでいる人の組織でないと起こされない。
→通過交通という社会集団の運転者側の社会運動は極めてまれ。というか聞いたことがない。あるのか?
→トラック協会など業務上の運転者側の社会組織はあるが、主に税制など制度に対する社会運動だけ。道路施策に対する社会運動はあったのだろうか?

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まちづくり

「まちづくり」
「ものづくり」
「ものつくり」
「つくば市」
「さいたま市」
「南あわじ市」

……政策を平仮名化すると胡散(うさん)臭く、地名を平仮名化すると馬鹿っぽく感じるのはなぜだろう。

まちづくり=街作り・街造り・都市政策、じゃなんでマズイんだ?

参考URL:まちづくり

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2006年4月12日 (水)

欠ける思考のプロセス、他者への視点

2006年4月11日(火)朝日新聞夕刊

歴史インタビュー 歴史認識 中国編 ② 「反日愛国教育」
実体を示さぬ 性急な解釈
不安・不快おそれず交流を

日本文学研究者 孫 軍悦さん(75年生まれの女性研究者)

「思考のプロセスが欠けているから、不安や不快を解消するためには、原因とされる異質な他者を排除するしかないと考えがちになる」

「他者との関係のなかで判断するという姿勢は見えなくなった」

「日本も中国も陳腐で固定した枠組みを持ち出し、性急に解釈して片づけてしまおうとしていないだろうか」

ライダーという日本の中のマイノリティ問題を考えるにあたって、日中関係論はライダーそのまま当てはまるような。

例)「ライダー側も世論も行政も陳腐で固定した枠組みを持ち出し、性急に解釈して片づけてしまおうとしていないだろうか」

それにしても、新聞の見出しってなんでこんなに多いんだ?

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そこに山があるから登る

そこに山があるから登る、と同じように、前にクルマがいるから追い越す……ということが調査でわかったという。

追い越しの心理学、または哲学、あるいは美学 2006年4月10日 「人は何故、追い越しをするのだろうか?」。追い越しをするドライバーの心理にせまる研究結果が、イスラエルのベン-グリオン(Ben-Gurion)大学によって発表された。

同大学の調査チームは、150人のドライバーに、ドライブシミュレーターで運転してもらい、その後聞き取り調査を行った。

その結果、60%を超える人が、追い越しをした理由として、「そこにクルマがあったから」、あるいは「前のクルマについていくのが嫌だったから」と答えたという。シミュレーターの結果でも、追い越しが行われたケースでは、前方のクルマのスピードが、追い越しをしたクルマのスピードと同じか、速いケースがほとんどだったという。

同大学では、「追い越しをするのは、時間と燃料の無駄。前のクルマについていっても、目的地に到着する時間はあまりかわらない」と結論づけている。

《Satoshi ANDO, European editor》(ソース:レスポンス)

日本でやっても同じ結果になるんだろうか。前にクルマがいなければ(仮想前車を)追い越す気になる、つまり加速気味で走ることはない、というわけか。

確かに、前にトラックなんかがいると「ダラダラ後ろを走ってたくない」なんて思ってしまう。

こういう研究は工学系・心理学系の調査だろうが、これを社会学で当てはめるとすると、社会集団的にとらえなければいけないのかな。

「初心者マークのクルマは追い越したくなる」
「軽自動車に乗っている若い女性は追い越したくなる」
「大型トラックは追い越したくなる」
「ナンバーの見えないダンプカーは追い越すのはやめておこう」

みたいな。乗っているクルマとかジェンダー、年齢層、ファミリーで乗り合わせているかどうか、などで態度を変えるとか。変えないとか。

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文化人類学テキスト『移民と宗族』

2006年4月10日(月)6限 文化人類学特殊研究の復習。

テキストは下記。

ジェームズ・L. ワトソン (著), James L. Watson (原著), 瀬川 昌久 (翻訳),1995『移民と宗族―香港とロンドンの文氏一族』阿吽社.

新品は2854円。
ユーズドは1980円より。
生協で買うと2割引なので2283円。
送料を考えると生協で予約がオトクかな。

同じジェームズ・L・ワトソンの著作で、2003『マクドナルドはグローバルか―東アジアのファーストフード』新曜社.も面白そう。



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2006年4月10日 (月)

歴史社会学の実証性

宮本直美,2006『教養の歴史社会学―ドイツ市民社会と音楽』岩波書店.

朝日新聞の書評から。

「教養」の論理を炙り出す議論は十分な実証性を持っており、実に説得的である。

マン島研究で、歴史を文献で追って現代につながる意味を模索する、という部分はとても苦労した部分。他の研究者は歴史をどのように実証していくのか興味アリ。

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公共という概念について

Bruinさんからさっそくレベルの高いコメントをいただきました。たいへん参考になります。ありがとうございました。

ユルゲン・ハーバーマス,1994『公共性の構造転換―市民社会の一カテゴリーについての探究』,未來社

「〈市民公共性〉というカテゴリー概念」についてのハーバーマスの代表的著作。だそうな。ハーバーマスの名前は“教科書”で見た(学んだ、とはあえて言いたくない)程度なので、ぜひ読んでみようと思います。

さっそく、大学のOPACで検索してみよう。
……あった。さすがは蔵書150万冊の大学、2冊ありました。しかし、白山は貸し出し中。朝霞に予約をしようと思ったら、初回は図書館でパスワードをもらえ、と。本日、図書館に寄ってこよっと。

参考:東京大学大学院 石田英敬 研究室 「『公共性』をめぐって」

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2006年4月 9日 (日)

関係業界団体の整理

関係業界団体の整理。

JAF
JAMA
JESO?
NMCA日本二輪車協会

うんぬんかんぬん。

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関係法令の整理

関係法令の整理。

道路交通法
車両運送法
交通安全なんたら法
交通バリアフリー法
自動車リサイクル法
駐車場法
うんぬん。

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2006年4月 8日 (土)

官と民の間には「公(パブリック)」という概念が存在する。

2006年4月4日(火)朝日新聞夕刊

「団塊の世代へ──老成を気取る前に「平和」「公」自問を」寺島実郎 (財)日本総合研究所会長

もう一つ、団塊の世代に問われるのは「新しい公共」への思想軸である。我々の世代は「公」という言葉が嫌いだった。「滅私奉公」といわれた時代を思い出したくないために、全体による個への抑圧を拒否した。今日でも「官から民へ」などとして官と民の二元論でことが運ばれがちだが、官と民の間には「公(パブリック)」という概念が存在する。いかなる社会でも、誰かが公的目的性の高い分野を支えて、利害損得を超えて汗を流すことをしなければ、社会システムは安定しない。

官と民の間には「公(パブリック)」という概念が存在する」がキーワード。拙論文の核になる概念である。
公共交通機関という言い方があって、バス・電車(拙論文では交通のうち道路交通だけを扱うので、飛行機・船は入れない)など不特定多数を乗せる乗り物はエコで尊いもののように言われているが、その実、不採算だとすぐ廃止したりして、公的(パブリックな)負担は結局、民に押しつけられる。
そんなことより、個人交通が誰もが利用しやすい社会、すなわち、モビリティ力の高い社会こそ、パブリックな交通社会が達成されるのではないか。

……と志だけ語って、じゃあ、どのように実証していくのか(^^;

寺島のいう「官と民の間には「公(パブリック)」という概念が存在する」のネタ元を知りたい。

(財)日本総合研究所……三井住友のシンクタンク。

・寺島実郎……wiki

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少年犯罪の厳罰化を分析

2006年4月6日(木)夕刊
「『困った若者論』に意義あり」

本田由紀、浅野智彦、芹沢一也、宮台真司(敬称略)の4人の社会学者の論壇をまとめ。

そのうちの芹沢一也,2006,『ホラーハウス社会―法を犯した「少年」と「異常者」たち』講談社(講談社プラスα文庫)で、

凶悪な少年犯罪は増えていないにも関わらず、90年代後半から厳罰化が進んだ背景を分析した芹沢一也・京都造形芸術大非常勤講師(日本思想史)は「不安にとりつかれた日常」は今後も加速するとみる。

背景をどのように分析したのか興味アリ。
「バイクブームとは何だったのか」ネタの分析方法に参考になりそう。

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自転車対策検討懇談会

自転車対策検討懇談会

警視庁の懇談会。

増える無謀自転車、歩行者との衝突10年で4・6倍
 自転車が歩行者と衝突する交通事故は昨年1年間に2576件起きており、10年前の4・6倍に急増していることが警察庁のまとめでわかった。

 記録を取り始めた1990年以降でも最高で、昨年は4人の歩行者が死亡している。同庁では、歩道を走る自転車の交通マナーの悪化が背景にあるとみており、有識者による自転車問題専門の懇談会を設置、事故対策などについて検討していく。

 警察庁によると、自転車が関係した交通事故は昨年、18万3653件で、95年の1・3倍に増加。交通事故全体(93万3828件)の19・7%を占めた。

 相手別でみると、対自動車は15万2287件と、前年から2・7%減少。対バイク事故も1万2706件で0・7%減少したが、対歩行者の事故は、前年より3・2%増加した。

 自転車と歩行者の事故が増加していることについて、同庁では、信号無視や無灯火、スピードの出し過ぎなど自転車の無謀な運転が一因と分析。今月12日に「自転車対策検討懇談会」を設置して、自転車の通行方法や安全確保などの課題について協議を進める。

2006年4月6日15時36分 読売新聞

自転車が走れる歩道と走れない歩道とあり。
走れない歩道を走っている時点で違反。
スピードより信号無視、安全確認の怠り、合図(手信号)が100%実施されない実情、無灯火の多さが原因のはず。

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参考文献の書き方

いまさらですが、参考文献の書き方って。

小林ゆき、2004年『出たとこ勝負のバイク日本一周(準備編)』枻出版社

小林ゆき『出たとこ勝負のバイク日本一周(実践編)』枻出版社、2004

小林ゆき『バイクの島、マン島に首ったけ。―出たとこ勝負のバイク旅・海外編』枻文庫、枻出版社、2005年

出版年の入れる場所、年を入れるのか入れないのか、シリーズ名・文庫名を入れるのか入れないのか?

社会学評論スタイルガイド4.文献によれば、

著者名,出版年,『タイトル――サブタイトル』出版社名.

なるほど、いろいろ違うところがある。

・「、」じゃなくて「,」を使う。
・出版年は「2006年」ではなく「2006,」と全角のカンマを入れる。
・出版社名のあとには「.」全角のピリオドを付ける。

これにしたがって書くと、

小林ゆき,2004,『出たとこ勝負のバイク日本一周--準備編』枻出版社.

小林ゆき,2004,『出たとこ勝負のバイク日本一周──実践編』枻出版社.

小林ゆき,2005,『バイクの島、マン島に首ったけ。―─出たとこ勝負のバイク旅・海外編』枻出版社.

今年はあと2冊出したいなあ。早くデイトナを仕上げねば。

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社会空間の人類学

西井 凉子 (編集), 田辺 繁治 (編集)、2006年『社会空間の人類学―マテリアリティ・主体・モダニティ』世界思想社、

自分の研究テーマは、道路交通のうち、道路を意味のある空間としてとらえる、ということがある。例えば、道路は移動のためのハードというだけでなく、時と場合、場所、季節などにより、道路は公園へと変貌し、道路はコミュニケーションの場となり、道路は祝祭的空間となる。

「社会空間」を人類学的にとらえるとどうなるか。ということが書いてあれば参考文献となるのだけど…。

けど、「社会空間」が示すものが、人と人、立場と立場という、ソフトとソフト、最近流行りの実体のないものとしての虚像・虚業のつながりを現すものならば、ちょっと違うかも。

どこかで探して見てみよう。

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2006年4月 7日 (金)

バイクゼミナールブログ版始めます。

バイクゼミナールブログ版始めます。

私は大学院博士後期課程で社会学を学んでいて、話題はバイクに限らずですが、道路交通における交通社会学、社会学の考え方、論文の書き方、調査や分析の方法、参考文献などについて、備忘録的にこのブログに殴り書き、走り書きしていきます。

おいおい、いろいろな方を交えて実際にゼミを行なってみたいとも考えています。

それでは3年間よろしくお願いします。

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