2008年4月23日 (水)

研究ノート

前々から悩んでいたのだけど、「研究ノート」をどういう体裁にするか、今さらながら考えている。

普段のメモや手帳は、

スケジュール→バイブルサイズのシステム手帳+バインデックスのリフィルで〔週間〕バーチカルタイプ 品番 : 015

015a

フィールドノート(取材メモ)→ミケリウス(ミケルリュウス)のA6方眼

を愛用しています。

バインデックスのリフィルは3年前からバーチカルタイプ(1日の行動を縦に書く方式)に変えて、とても気に入っています。
ですが、今年、月間スケジュール付き+見出し付きを買って大失敗。月初に月間ダイアリーが付くのですが、週間の方が前と後の月にそれぞれ現れるので、スケジュールを2回書かないとつながらない。
あと、やっぱり4月始まりの方が便利ですね。

ミケリウス(またはミケル リュース)は、もともとミュンヘンの文房具屋さんで見つけて買って気に入ったもので、世界中の文房具屋さんで探してたんですが、ある日、二子玉川の銀座伊東屋さんで見つけて大人買い。それ以来、本当に取材にフィールドワークに贈り物にと活躍しています。

愛用しているのはもっぱらA6サイズで、手のひらサイズなのと、表紙がプラスチックで固いので持ったまま書きやすいんですね。あと5mm方眼とか、ミシン目入りとか、4色塗り分けてたりとか、太いリング式なのでペンをそこに差しておけるとか、もうとにかく物書きのためのノートブックだと言えます。

Miquel1710009_3

Miquel171a6

なのですが。
日々の研究のアイディアを練ったり、研究の進捗状況を書き留めておくには、バイブルサイズのシステム手帳でもA6サイズのミケリウスでも小さ過ぎます。

そこで、A5、B5、A4サイズあたりのノートに日々書き留める必要があるなあと考えています。

ひとまず候補に上がったのは次のいくつか。

コクヨ フィラーノートA4(5mm方眼罫)

方眼なところと、A4なところ、そして2穴で綴じられるところがいいと思いました。

コクヨ リサーチラボノート 1号(A4)

まさに研究者用のノートです。が、ちょっと豪華過ぎるかな。

オックスフォードのリングノード【 Oxford A4リングノート 】

方眼だし、左縦罫線入りだし、タイトル部もあるし、2穴開きだし、ミシン目もあるけど、1600円というお値段が豪華。あと、継続して購入できるのか?という心配もあります。

マルマン MNEMOSYNE【ニーモシネ】 特殊5ミリ方眼罫ノートA4

横書きっ! 方眼! タイトルスペース入り。KJ法ヤマインドマップを書くのにぴったり。でも、横書き系だとノートブックにする意味をあまり感じないんだよなあ。ペロンってめくれるプロジェクトシートの方が好みかも。

シャチハタ オピニ リングノート OPI-RNA4

議事録用とのことですが、方眼、タイトルスペース、ミシン目、角丸、2穴開き等々、かなり理想的です。お値段も800円程度とまあまあ。

でもやっぱり…
Miquelrius(ミケリウス)ストライプA4方眼ノート4穴パンチ済み

使い慣れた紙質、罫線の濃さで言えば、ミケリウスかなあ。。。

と思いつつも、結局、押し入れにストックしてあった学部生時代から使ってなかったコクヨのキャンパスノート100枚をとりあえず使うことにしました。
これを使い切ったら心ゆくまでミケリウスを使い倒せるようになるかも。



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研究計画 奨学金

「研究計画 奨学金」

で検索してくださる方が多いのだけど、とくに有益な情報がなくて申し訳ない。

なので、何かみなさまの役に立つ情報がないか思い出してみた。

あった。

・研究計画や奨学金の申請は「ですます」ではなく「だである」調で書くこと

奨学金などをお願いするのだから、謙虚に書かなきゃ、と思って「ですます」で書いたらマイプロフェッサーに「「だである」でガツーンと書かなきゃダメっ」とのアドバイスをいただきました。

知らなかったー。

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2008年4月20日 (日)

サバティカルと定年退職と

いや困った困った。

来年度、主査が1年間のサバティカルに突入。

いっぽう、副査は来年度で定年退職。

2年目の3年生だけど、あとがない。

10年選手が当たり前と言われるこの界隈で、修士・後期含め6年で終わるのか? 終えられるのか?

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2008年4月19日 (土)

英文翻訳で苦労する

研究活動をしていますと、たびたび英文のライティングとか、読解とか英語の口頭発表をしなければならない場面がありますが、実はわたしは英語が苦手。

苦手と言ってもなんとかしなけりゃならないので、以下の要領でどうにかしています。

例えば、英作文の場合……。

●日本語を主語述語の最小単位(名付けて核センテンス)に分解

●自分なりに電子辞書を使いつつ英作文してみる

英辞郎 on the Webで例文を参照してみる

●オンライン翻訳機(Cross Translationにかけてみる(和文→英文、英文→和文、と双方向で)

Gramleeでネイティブチェックを依頼する

こんな感じでなんとかしています。


ちなみに、電子辞書はカシオのEX-wordが断然おすすめ。
2008年最新モデルでは、

とか

こちらのモデルがあります。

英辞郎は訳語、文例がたいへん豊富で、とくに文例は実際に最近使われている事例が取り上げられているので、ニュアンスの違いなどを実感することができます。
alc(アルク)のサイトの上の方に検索窓があって、無料で利用可能です。登録も要りません。

オンライン翻訳機(Cross Translationは、Yahoo! 翻訳、Excite 翻訳、Livedoor 翻訳、infoseek 翻訳(関西弁)、vil-net、Dictionary.com、So-net翻訳、ブラザー TransLand、FreeTranslation.com、の9つのオンライン翻訳を同時にかけてくれるというたいへん便利なもの。さらに、上記alcの英辞郎にもリンクしています。
それぞれ翻訳エンジンが異なるので、異なる結果が出ますが、わりとヤフー翻訳が使えるかなという感じがします。

格安のネイティブチェックをしてくれるGramleeは、24時間以内にアメリカのネイティブが赤入れをしてくれるというもので、たったの250語=5米ドル
回答は清書したテキストと、ワードで赤入れしてコメント付きの添付ファイルが送られてきます。きめこまやかな添削がされていて、格安校正とは思えない仕上がり。

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2007年12月 5日 (水)

Google Scholarが進化した

久々にGoogle Scholarで探し物をして驚いた。2、3か月前とは格段に日本語論文の拾い方が深くなっている。

今までは私に関連する論文はほとんど英語の文献しか拾えなかったのだが、日本語論文もけっこうな確率でpdfなりで拾うことができる。
これは便利。
この勢いだと、論文データベースでタイトルとアブストラクトだけ拾って有料で本文を買うなんてことは必要なくなってくるんじゃないかな。
このごろ研究者は論文を惜しげもなくインターネット上で公開することが多くなってきたし。

でも、たまには公開していない論文もあります。たいてい、論文集として書籍化されたもの。
先日も日本には入ってきてない英語文献を泣く泣くアマゾンで数か月かかって数千円(四捨五入して1万円)で買いましたっけ。

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2007年10月10日 (水)

公立図書館はあなどれない

蔵書130万冊を誇る我が大学図書館だが、家から遠いこともあって借り出すのは少々おっくうなときもある。
必要な本はほとんど大学で揃うのだが、ごくたまにない場合もある。

そんなとき、近所の公立図書館を使う。

我が家は横浜市にあるので、区内にある図書館を使うのだが、横浜市の図書館網はすこぶる使い勝手が良い。
まず、市立中央図書館と17館ある地区図書館がOPACでつながれている。
さらには、インターネットなどでそれらの蔵書を予約すると、好きな図書館に無料で配達してもらうことができるのだ。これはスゴイ。

18館合わせた蔵書数は約300万冊
大学に置くような専門書もかなりの確率で蔵書しているのだから恐れ入る。

貸し出し期間は14日間。一人6冊まで借りることができる。

たしか、横浜市は日本一税金を教育に費やしている自治体ではなかったかな。
こんなとき、都会に住んでいる恩恵を強く感じる。

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2007年10月 5日 (金)

社会科学と社会学

夕べの豪華一対一ゼミ。何を議論するでもなくブレーンストーミングを2時間たっぷりと。

そんな中、教授の気になるひと言が。

お世話になった××先生に聞いたことばなんだけど──

社会科学と社会学の決定的違いは、

社会科学は実験できること。

社会学は実験できないこと。

た、確かに。社会心理学は若干実験的な再現が可能ですけど、社会学に実験は難しい。文化人類学はもっと難しい。
ならばどうするか。
できるだけたくさんの事例を集めて類型化することと、そこから推測できるであろう一般化ができるかどうかの判断。
それが社会学っていうこと??

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2007年9月30日 (日)

初めての国際学会英語口頭発表~その1

9月29日、東洋大学大学院福祉社会システム専攻のOB会組織である二季の会で講演を行いました。
5月30日にマン島で行われた国際バイク学会での発表までの1年10カ月の顛末記を報告しました。
研究の内容は、ま、ともかく、英文アブストラクト作成の四苦八苦やら、カンファレンス発表時のハッタリポイントまで裏話ばかりお話ししまた。こんなふざけた題目でよかったのかどうか……。

というわけで、以下は当日お配りしたレジュメを数回に分けて公開します。

初めての国際学会英語口頭発表
──小林ゆきの場合──

2007年9月28日(土)二季の会・秋の集い
発表者: 東洋大学大学院社会学研究科後期課程2年
小林ゆき

2007年5月開催の学会に誘われたのが2005年8月。
発表するためのアブストラクト締切は2006年7月。
発表まで実に1年と10カ月もの準備期間があったが、
英語による国際発表の準備に「余裕」という文字は
浮かびもしなかった……。
国際バイク学会でマン島TTレースについての
発表を行った院生の顛末記。

1.2005年8月
博物館に毎日通ってたら声をかけられた

2005年8月から9月にかけて、修士論文のための中期フィールドワークのため、イギリスの方にあるクラウン・ディペンデンシー で英国連邦 のIsle of Man マン島に滞在していた。滞在中、Manxマン島人の友だちとカフェでお茶していたとき、彼の知人で博物館に勤めている人からバイク学会開催の話を聞かされた。ちょうどそのころ、過去の文献を調べるため、Manx Museumマンクス博物館 のLibrary図書館(リファレンス室)に毎日朝10時から5時までしばらく通っていたところ、博物館館長に1枚のコピーを渡された。2007年5月に100周年を迎えるマン島TTレース時にバイク学会が開催されるというのだ。主催はイギリスの大学教授とアメリカ人のカレッジ教授が主宰しているInternational Journal of Motorcycle Studies国際バイク学会。テーマは、The Isle of Man TT Races : Heritage, Place and Spirit というもの。バイクを核にした学際的で横断的な学会なので、技術やデザイン、工業、経済、サブカルチャー、ポップカルチャー、芸術、メディア、社会学などなど、なんでもアリの団体である。半ば強制的に「あなた出なさいよ」とオススメされたのが、国際学会発表のきっかけだった。

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2007年8月31日 (金)

スクラップに便利なドットライナー

わたしの研究でけっこうキモになっているのが、新聞のスクラップです。すでに溜めに溜めまくっていて、何か月分、切り抜きをしなきゃならないのやら。
こうなってくると、効率も大事なんですが、やっかいなのが、スクラップするときの糊の使い勝手。
現在はスティック糊を使っていますが、それでも、はみ出しにはイライラさせられます。

で、見つけたのがコレ。

コクヨのドットライナーシリーズです。
修正液→修正テープ、のように画期的なアイディア。ペンのようにドットライナーを滑らせれば、的確に欲しいところだけ糊がついてくれます。
メンディングテープのように、貼って剥がせるタイプや、強力粘着力タイプもあります。

これで、一気に4か月分の切り抜きがはかどる?! ん? そんなに溜まってたっけ(汗

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2007年8月19日 (日)

テオドル・ベスター『築地』

買ったけどまだ読んでないとか、長過ぎてボチボチ読んでるとか、そんな本たちの備忘録。

朝日新聞の書評でも紹介された、テオドル・ベスターの『築地』。

人類学者10年かけてフィールドワークした築地の魚市場の論文、というところがツボでした。

わたしの研究しているモータースポーツとか地域イベントなどの分野とかまったく違う分野ですが、いったい10年がかりのフィールドワークをどうやって論文に落とし込むのかが一番興味があります。

まだ2章までしか突入してませんが、「過不足なく」描かれているのには舌を巻きます。人類学の論文は往々にして「饒舌」過ぎる場合が多い。あるいは「解釈論」に終始する場合もある。
全体を俯瞰した上で論を過不足なく進めている良書であります。

たとえばこんな感じ。

この市場の活動は、基本的に、現代和食文化における食べ物・調理・消費といった面を取り巻く知覚・嗜好・イデオロギーによって形作られている。生鮮食品ならではの物理的・経済的特徴を扱う時、築地はただ単に抽象的な市場原則を操っているだけではなく、自らが供給する食材の文化的意義を敏感にとらえて行為を決定しているのだ。和食文化の伝統が市場の活動を導く。と同時に、市場自体は、商品を作り、水産物を商業と料理、双方の対象へと変えていく主因となっているのである。

(テオドル・ベスター『築地』p75)

築地という土地→マン島
水産市場という場所→TTマウンテンサーキットという場所
食べ物→バイク
調理→モータースポーツ、レース
消費→観戦、観光
市場原則→商業主義的なモータースポーツ

こんなふうに置き換えて考えることができるかもしれない。


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