MFJ

2012.01.25

(ようやくですが)MFJライセンスがWEBで申請できるようになる

知っている人は知っている『MFJライディング』誌が、ついに紙媒体から電子媒体になるというニュースがあったので、きっとライセンス関係も電子化を進めるのではないかと思っていたのですが、ようやく、MFJライセンスがWEBで申請できるようになるそうです。

申請受け付け開始は2月1日からとのこと。

パソコン、携帯電話、スマートフォンのそれぞれに対応するそうです。

こうなってくると、ライセンス証そのものの実効性も、もしかしたら携帯電話のIDとひも付けすれば、将来的にはパウチのライセンス証はいらなくなってくるのではないかな、と思ったけど、あ、でも、首からぶら下げてID代わりにするためには、やっぱりカードサイズのライセンス証が要りますしね。

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2011.09.02

モータースポーツとアンチ・ドーピング

プロ野球や全日本レベルのスポーツでドーピング問題のニュースが相次いでいたので、覚え書き程度に短く。

FIM傘下のMFJ管轄のモータースポーツもアンチ・ドーピング規則があり、競技によってドーピング検査が行われています。

報道などによれば、今回発覚した選手は、一人はドライアイの目薬、もう一人は花粉症の薬だったということで、競技能力を高めるための薬物使用ではなかったようですが、事前の申請や、申請更新の手続きに問題が生じたというケアレスミスだったようで。

市販の薬や、漢方薬にも禁止成分が含まれていることがあるとのことでした。
アレルギーのお薬など、普段からよく使う薬にも禁止成分が入っているものがあると聞きますので、とくに全日本や国際レベルのレースに出る選手は、自衛しなければなりませんね。

一番いいのは、スポーツとドーピングに詳しいかかりつけ医」や「かかりつけ薬剤師」を持つことでしょう。
ワークスレベルの選手だと当たり前かもしれませんが。モータースポーツは完全なるプロ選手はほんとに数えるほどしかいないので、ドーピングへの意識が薄くなりがちかもしれません。

診察前の問診表に、「スポーツやってます。ドーピングに留意した処方をお願いいたします」と書き込んだり、医師や薬剤師に口頭でお願いするなどするといいんじゃないでしょうか。見た目では、その人がモータースポーツやってるかどうかなんて判らないですからね。

MFJのサイト「ドーピング検査のご案内」に詳しい資料やリンクが載ってますので参考にしてみてください。

リンク先の日本体育協会の「スポーツドクター紹介」のページでは、都道府県別のスポーツドクターが検索できるほか、スポーツ種目に「モータースポーツ」の項目を入れて検索することも可能です。

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2011.01.12

バイク業界の同窓会が盛り上がってまいりました

「バイク業界の同窓会が盛り上がってまいりました」

ってエントリーを書く予定。

夕方まで、しばしお待ちを。

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2010.07.24

鈴鹿8耐開催中~なぜ日本ではモータースポーツの報道が少ないのか

鈴鹿8耐のリザルトとか

鈴鹿8耐が始まっています。

いや、今年の鈴鹿はものすご~く暑いですねっ!!
熱中症、および日射病にはくれぐれもお気をつけください。

リザルトは鈴鹿サーキット公式サイトリザルトのページへ。


新聞記事と鈴鹿8耐

ところで、先日、全国紙のスポーツ部デスクという肩書の方とお話する機会がありました。

新聞社で“デスク”というと、現場の記者さんから上がってくるネタの取捨選択を行う重要なポジションです。

デスクという立場は、スポーツ全般について幅広く眺めた上で、どれを取り上げる・上げないの決定権がある方なので、次のような質問を投げかけてみました。

「他のスポーツに比べて、日本ではモータースポーツの報道が極端に少ないと思うのですが、それはなぜなんでしょう?

ニュースバリューがないんでしょうか?

モータースポーツは新聞社ではスポーツとして認められていないのでしょうか?

どのようにしたらモータースポーツをスポーツ面に取り上げてもらえるのでしょうか?」

すると、意外にもこのような答えが返ってきました。

「学校スポーツから全国規模の大会、世界規模の大会まで幅広くスポーツが行われている中で、新聞のスポーツ面は1面ないし2面と限られています。もちろんニュースバリューも大事なんですが、実はいろんな競技団体が“営業”しにやってくるんですよ。直接、お話を聞くと興味も沸いてきて、つい、その競技を取り上げてしまう……なんてこともあります。

でもね、モータースポーツの人って、ほとんど新聞社に来ないんですよ

スポンサー獲得活動には熱心なモータースポーツ界ですから、とっくに業界団体やオーガナイザー、チームやライダーが新聞社に営業攻勢をかけているのかと思いきや。

いや、直球のご指摘、本当にありがとうございました。

で、そんなデスクAさんにも現場の取材記者として全国を転勤されていた日々があったそうなのですが。

「実はわたし、名古屋支局にもいたことがありまして。

そのときは、鈴鹿サーキットさんや8耐関係者によく足を運んでいただきましたね。

名古屋から近いこともあって、8耐に限らず、いろいろなモータースポーツを実際に取材しに行きました。

だから、なんとなく鈴鹿に関しては今でも取り上げたくなってしまいますね……」

なんと! 心強いお言葉。

というわけで、メディアの方のイチ見解としては、「モータースポーツ界はメディアに対してプッシュが足りないのではないか」というのが、なかなかマスメディアでモータースポーツが取り上げられない一因であるとのご指摘です。


「大人なんだからスーツ着て営業周りですよ(笑)」

そう言えば、2007年マン島TT100周年のときに日本人サイドカーチームとして参戦したライジングサンレーシングの方が、

「もう大人なんで(苦笑)スーツ着て各新聞社の地方局を回ったらね、まんまと取り上げてくれたんですよ。

最終的には市長さんを表敬訪問したりもして(笑顔)」

なんてことを教えてくれました。

今年の鈴鹿8耐では、姫路から毎年のように全日本や鈴鹿8耐に参戦しているガレージ原田の原田さんが毎日新聞に取り上げられました。

鈴鹿サーキットの“下のほうのシマ”で同じカワサキ仲間として8耐の苦楽を共にした仲間としては、たいへん嬉しいニュースでした。


モータースポーツは「スポーツマンニュース」が足りない

つい先日参加したスポーツ関係のフォーラムで知った言葉なんですが、

「スポーツニュースはスポーツマンニュースになっている」[森田浩之 2007]

との指摘がありました。
確かに、人気のあるスポーツ──たとえば野球やサッカー、オリンピックスポーツなどは、競技者がどのような人物か、ときにはゴシップ的な報道まで──ほど、「スポーツマンニュース」のウェイトが高くなっているような気がします。

逆に、モータースポーツのマスメディアにおける報道は、中でもモーターサイクルスポーツは、競技者がどんな人物なのか? どのような物語、過程を経て決勝に挑むのか? そのような視点の取り上げられ方がまだまだ足りない気がします。

デスクAさんの指摘は逆にチャンスでもあると思います。
モータースポーツ関係者、当該団体の皆々様方におかれましては、ガンガン新聞社等にプッシュされると認知が高まるかもしれませんよ。


ヤフーやグーグルで「8」を検索!

鈴鹿8耐は「8耐」というアイコンの認知度が全国的に高い唯一のモーターサイクルスポーツでもあります。

試しに、ヤフーやグーグルで「8」と数字だけ入れて検索してみてください。
鈴鹿8耐の公式サイトは、なんと上位3位か4位でヒットします。

そういうバンテージイベントがあることだけでもありがたいわけで、バイク界全体が8耐を上手に利用して盛り上げていければな、と切に願います。


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2010.04.18

英国選手権 BSBの覚書

忘れないように全英選手権(とはあんまり言わないが)BSBの予定表をメモ。
BSBとは、イギリス(UK)のうち、ブリテン島とマン島を管轄するACUのロードレース選手権です。

日本の全日本ロードレース選手権(JSB)は全7戦ですが、モータースポーツの本場イギリス(ブリテン島のみのACU管轄)は全12戦が組まれてます。

2010 MCE Insurance British Superbike Calendar

R1 Brands Hatch 3/4/5 April
R2 Thruxton 16/17/18 April
R3 Oulton Park 1/2/3 May
R4 Cadwell Park 21/22/23 May
R5 Mallory Park 25/26/27 June
R6 Knockhill 2/3/4 July
R7 Snetterton 16/17/18 July
R8 Brands Hatch GP 6/7/8 August
R9 Cadwell Park 28/29/30 August
R10 Croft 10/11/12 September
R11 Silverstone GP 24/25/26 September
R12 Oulton Park 8/9/10 October


日本からは清成選手、加賀山選手がエントリー中。

マイケル・ラッター(トニー・ラッターの息子でTTにも参戦したりしてる)がトップランカーだってのもびびりますね。
公道レーサーはショートサーキット(イギリスブリテン島圏で言うところのレース専用サーキット)では速くない、ってのが定説なので。

UKの北アイルランド&アイルランド、つまりアイルランド島を管轄するMCUI (Motor Cycle Union of Ireland)のロードレース選手権は制度が複雑なのですが、基本的にはISB(アイルランド・スーパーバイク)がアイルランド島選手権で多くは公道レース、これにノースウエスト200やアルスターグランプリなどの国際レース(ただしこれも公道レース)と、TTやマン島で行われているサザン100などのナショナルレースを加えてアイリッシュ選手権と言えなくもないですけど、何しろシステムが複雑で、日本のように地方選手権→全日本→世界選手権、というようなスッキリとした枠組みではないのがアイルランドのロードレースの特徴です。ロードレース(公道レース)選手権のポイントはマカオグランプリのポイントが付いたりもするので、これまた複雑ですし。

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2010.01.03

2010年の世界の電気バイクレース事情

2009年のマン島TTで世界初の本格的電気バイクによるレース「TTXGP」が開催されたのは記憶に新しいところ。
一周60kmの公道サーキットを1周だけするレースで、途中、電池切れによるリタイヤ続出ではありましたが、最高速は時速200kmを超えるなど、電気バイクでスポーツをすることの実証レースとしてはまずまずの初レースだったのではないかと思います。

このTTXGPは、iPodなどのコンサル会社がプロモーターとなり開催しているもので、TTXGPとは「Time Trial Extream Grand Prix」の略だそうです。キャッチフレーズは“The eGrand Prix”。「ゼロ・カーボン、クリーンエミッション」の乗り物のレースとして、オートバイとクルマのレースを全世界で展開しています。

ゼロカーボン・クリーンエミッションなので、たとえば燃料電池のバイクでも参戦可能ですが、事実上、現状では「電気バイク」「電動バイク」によるレースとなっています。


昨年はマン島TTレースでのTTXGPのほか、アメリカでシリーズ戦が開催されました。

2010年はマン島TT、北米選手権シリーズ、イタリアシリーズ、イギリスシリーズ、ヨーロッパ選手権ファイナルが開催される予定だそうです。

日程は以下の通り。


TTXGP 北アメリカ選手権2010 (カナダ含む)

3月14日~16日 Infineon Raceway, (カリフォルニア)
7月8日~11日 Mosport International Raceway(カナダ)
8月13日~15日 VIRginia International Raceway
第4戦 日程未定


TTXGP マン島TT

6月11日 (予定)


TTXGP イタリア選手権2010

6月26日、27日 マジョーネ
7月24日、25日 フランチアコルタ
9月4日、5日 フランチアコルタ
9月25日、26日 ムジェロ


TTXGP イギリス選手権 2010

7月3日、4日 Cadwell Park, (リンカーンシア)
7月17日、18日スネッタートン (ノーフォーク)
9月11日 キャッスルコム(ウィルトシア)
10月2日、3日 ブランズハッチ


TTXGP FINAL / UEM 2010

10月24日 Albacete,7(スペイン)

シリーズ戦に向けて、世界初のFIMのホモロゲーション取得予定のE-バイク、Mavizen製 TTX02が2010年3月に発売されます。

Studiosideqtrview
(Mavizenのプレスリリースより)

関係者筋によれば、日本でのTTXGP開催も画策したそうですが、残念ながら2010年には開催されないとのこと。

MotoGPのサポートレースとして世界選手権をも画策しているということですから、今後の動きを注視しておきたいです。

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2009.12.14

免許を取るなら受験させませんと全日本ライダーに言う高校

「運転免許を取ったり、(レースで)バイクに乗るなら受験させません」

と言ってきた私立高校があるそうです。

全日本選手権に出場している中学3年生の親御さんから聞いた話なのですが。
全日本参戦や数々の「テスト」のために欠席日数が多く、それについて問い合わせたら、このような返事が返ってきたということです。
日本のトップを争う全日本に参戦しているのだから、むしろ評価されるかと思ったらこのような反応だったので、たいへんがっかりした、とおっしゃっていました。

MFJの競技ライセンスを取得するには、競技によって異なりますが、15歳まではジュニアライセンス、16歳からは運転免許を所持していることが条件となっています。免許を持っていない場合、所定の講習会を受けなければならないとされています。

MFJライセンスに運転免許が条件となるのは理由は定かではないけれど、一つは本人確認のため、もう一つはかつてレースブームの頃、ライセンス取得のハードルを少し上げるためではなかったかと。
ただし、運転免許そのものは運転できる証明書ではなく、本人確認以上の意味は持ちません。なぜなら、普通自動車免許でもいいわけだから。
つまり、レースでバイクを操作するにあたって、二輪車の運転免許の有無は実は要件ではない、というわけで。

ところで、免許とかバイクとかで反応してしまうような高校に対して入試の出願書類のために、MFJは「推薦書」を発行してくれるそうです。

全日本選手権に出るほどの選手なのだから、誇るべきアスリートとして高校側も認めてくれてもよさそうなものだけど、現状は「バイク」っていうだけで「禁止」を掲げられてしまっている

スポーツなのに、全日本レベルなのに、国際ライセンスなのに「バイクだから禁止」。

バイク産業もバイク技術もモータースポーツ活動も世界に誇れるニッポンなのに、21世紀に入った今、三ナイ運動は絶滅寸前のいまなお、高校入試の障壁になってしまっているモータースポーツ活動。

文部科学省所管の財団法人であるところのモーターサイクルスポーツを統轄する機関MFJはこのような状況を把握して、前途ある若者の進路がモータースポーツによって妨げられることのないよう、ロビー活動なり、全国の私立高校に若者の健全なるモータースポーツ活動のパンフレット配布なりしていただけないかな、と切に願います。

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2009.12.09

青山博一選手、市原市民栄誉賞 受賞決定!

世界ロードレース選手権250ccクラスで2009年の世界チャンピオンを獲得した、千葉県市原市出身青山博一選手
市原市はわたしもうっすら関係があるので、地元として何かできないか、市原市公式サイトの「市長への手紙」から、「青山博一選手を名誉市民に!」「青山博一通り命名」の提案をしてみましたところ、本日、ご丁寧に書面にて佐久間隆義市長から直々にご報告がありましたのでお知らせします。

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以下、佐久間市長からの回答の内容からの抜粋(太字は筆者による)です。

世界チャンピオン青山博一選手を名誉市民に! (回答)

本市では、青山博一選手に平成19年2月より「市原観光大使」をお願いしており、レースを通じて国内外に市原の魅力をPRしていただいております。
このたびのオートバイロードレース世界選手権シリーズGP250クラス年間チャンピオンの獲得は、社会に明るい希望と活力を与えるとともに、市原市の名を高めることに顕著な功績であることから、市民栄誉賞を贈ることを決定いたしました授与式は12月13日(日)を予定しています。また、現在市庁舎1階市民ホールに横断幕とパネルを設置して、チャンピオンの獲得やレースでの活躍を紹介しています。

次に、「青山博一通り」と命名する通りを作ることにつきまして回答します。道路愛称の決定は公募方式をとっており、皆様から寄せられた候補名称の中から景観、自然などの通りのイメージや地域の歴史、いわれなど、さまざまな角度から検討を重ね決定しているところです。
現在のところ、新たに愛称を付ける市道や公募の時期などは定まっておりませんが、道路愛称を公募する場合には市ホームページや広報紙でお知らせしますので、その際にはご提案の愛称をお寄せいただければ幸いに存じます。

平成21年12月8日市原市長 佐久間 隆義

もちろん、この記事はリンクフリーですので、どしどしトラックバックやツイッターでのつぶやき、ミクシ等々でこの嬉しいニュースを皆さまにお知らせください! もちろん、バイク雑誌・ネット関連の皆さまも、どうぞご自由に記事にご活用くださいませ。

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2009.12.04

自動車技術会シンポジウムにてTSR藤井氏の講演を聴いた

去る2009年11月26日(木)、自動車技術会の「二輪車の運動特性部門委員会」の企画で、「モーターサイクル新世紀 ─とりまく環境、研究の最前線─」というシンポジウムが行なわれました。

自動車技術会というのは社団法人なので、自動車工業会(自工会、JAMA)みたいなメーカーの集まりなのかと思っていたけどそうではなくて、日本学術会議に所属する、学術的な研究者・研究団体の集まりです。
自動車だけでなく、二輪車や、道路交通システム、交通安全技術などの研究者・研究団体も多く所属しています。

今回、楽しみだったのはTSRの藤井正和氏の講演。今日はその中から、藤井氏の講演の内容を書ける範囲で紹介します。

当日のプログラムは以下の通り。

【二輪車をとりまく環境】

「日本のモーターサイクル技術のイメベーション」 出水力 (大阪産業大学)

「二輪車の法制度の歴史と現状」 佐々木太一 (警察庁交通局)

「二輪車駐車環境 台北・ロンドン・ミラノ」 橋本 輝 (青峰社)

【二輪車研究の最前線】

「二輪車のモータースポーツ活動」 藤井正和 (テクニカルスポーツレーシング)

「二輪車の直線安定性に関する基礎理論」 片山 硬 (久留米工業大学)

「二輪車の運動特性部門委員会 WG活動報告」 景山一郎 (日本大学)

「二輪車のブレーキシステム動向と最新技術について」 谷一彦、西川豊 (本田技術研究所)

「二輪レース用車体開発のあゆみ」 高野和久 (ヤマハ発動機)

いやー、お腹いっぱい。最前線はこんなにもスゴイんだ、と、あらためて日本の技術力を思い知った次第。

さて、TSR、あるいはテクスポ藤井さんの講演はもっとも楽しみにしていたものでした。なにせ、数学モデルの数値解析などバイクのことでなければさっぱりわからないので。

藤井さんには、自分が鈴鹿8耐をやっていたころの思い出があります。
自分たちはカワサキユーザーかつ、プライベーターだったため、ピットはいつも1コーナー寄り。鈴鹿サーキットは1コーナーに向かって下っているのと、なぜかホンダ関係のチームはいつも最終コーナー側の1番ピット付近に固まっていたので、TSRなどのチームは“上の方のシマの人たち”という感覚で、われわれとは交流がほとんどありませんでした。しかし、当時の鈴鹿8耐はレギュレーション等が過渡期だったこともあり、何度も監督ミーティングやチーム/選手のブリーフィングが行なわれ、なんとなく互いの顔を見知るような雰囲気はありました。とはいえ、藤井さんとは挨拶程度しかしたことがなかったのですが、ある日、パドックですれ違うときになぜか藤井さんが「頑張ってるね」と声をかけてくれたのです。なんだか、“上の方のシマの人”に存在を認識していただけたみたいで、たいへん励みになったことを覚えております。

そんなこんなで、今回の講演。書ける範囲で(苦笑)要旨を抜粋してみます。

・世界の4メーカーがあるのに日本には「(バイクやモータースポーツ)文化」がない

・二輪マーケットがこれだけ縮小しているのに「社会問題」にすらならない

・(陸上の)ボルトには日本人は(体格的にも)勝てないかもしれないが、「道具を使う」あるいは「道具を作る」スポーツなら世界の頂点を目指せる

・今回は新幹線で(鈴鹿から)東京にやって来たが、これがもし鈴鹿からバイクで来たならば、「冒険」のような感動を感じられるはず。バイクにはそのような力がある

・(店の従業員やチーム員にサーキットでなくても)「道路に石が落ちていたら拾え」「油が落ちていたら拭け」と言っている。なぜなら、バイクは転んでしまうから

・予選でしかもたないようなチューンをギリギリでやっている。そうしないとホンダに勝てない!!

他にもいろいろと興味深いお話しはあったのだけど、ちょっとここには書けないので……。
講演の最後に質疑応答の時間があったので、わたしは前々から気になっていたことを訊ねてみました。

Q:「日本のロードレース界ではワークス/サテライト/プライベーターという枠組みがあって、これまで技術サポートや金銭サポートなどでメーカーとプライベーターは互いに協力し合ってきた。一方で、メーカーに頼ってきた構造が良くなかったという反省や批判もある。藤井さんはどのようにお考えですか」

A:「とにかく、他人のせいにしちゃいかん、ということです。
今の市販車のパーツは、昔のレース用部品と同じくらい良くなっている。だから、その中でどうしたらワークスに勝てるかどうか工夫をしていけばいいんです。
知りたいことはメーカーに聞きに行けばいい。われわれも、ホンダはもちろん、ヤマハだってスズキだって、ドゥカティだって聞きに行く。
メーカーは勝ちたいと思っているんです。というか、勝つためにレースに出てくる。だから、サポートと言っても、われわれに回ってくるのは、それ以下の予算だけ。ワークスが使う部品の2番手、3番手の部品だけ。だから、メーカーに勝つためには、それ以上の努力をしていかないといけないんです」

ロードレース界隈から離れたところにいる人たちにとって、いわゆるサテライトチームなどと括られるTSRも含めたトップチームのことを、ほとんどメーカーと対等とか、メーカーの力がじゃぶじゃぶ注ぎ込まれていると思っている人もいるかもしれないけれども、もしそうだとしたら、このような藤井さんの発言が飛び出すだろうか。

1位には1位のジレンマがある。それを知ることができたのが収穫でした。


二輪車の定常旋回特性をどう評価するか、のモデル理論と実験検証を行なった影山先生の発表もかなり面白かったので、それはまた今度。

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2009.11.08

今夜日本人チャンピオンが生まれるかも! オートバイロードレース世界選手権シリーズ最終戦の今日、GP250ランキング1位は青山博一

加藤大治郎選手以来、8年ぶりに日本人選手の世界チャンピオンが生まれるかもしれないというのに、なんだか静かな一般マスコミ。新聞もテレビもわざと無視してるんじゃないかってくらい報道がないんですが、どこかで報道されているのでしょうか。

ググったら、10月21日付け信濃毎日新聞で共同通信配信による西村章さんの記事が掲載されていた。

で、でも、えっと、それだけ?????

オートバイロードレース世界選手権シリーズGP250クラス、シリーズポイントのランキングトップは青山博一(ひろし)。マシンはホンダです。
現在のポイントは252ポイントで、2位のマルコ・シモンセリ(ジレラ)は231ポイントで21ポイント差。

トーチュウF1 EXPRESSによれば、

青山博一は11位以内でフィニッシュすれば自力タイトル獲得。シモンセリが優勝しなければ順位に関係なくタイトルが決定する。

とのこと。

レースはバレンシアで現地時間、2009年11月8日、12時15分スタート。
日本時間で今晩20時15分からスタートです。

レース情報は

モトGP公式サイト

CS放送日テレG+(ジータス)は今晩18時45分~23時30分まで生放送!

などで。
テレビが見れなくても、

Twitterの♯MotoGPのタイムラインあたりで実況っぽいつぶやきが覗けるかも。

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