バイク

2018.05.11

サーキットの入場料を一覧にしてみた

富士急ハイランドが「入園料無料」に 7月中旬から

という記事を目にしまして、そう言えば日本のロードレース用サーキットはほとんど入場料を取ってるよなあと思い出して一覧にしてみました。

Photo_3

※単位は円

※各サーキットともに会員は入場無料。イベント時は別途。JAF割引などある場合もあります。

遊園地化している鈴鹿サーキットやツインリンクもてぎはともかく、

「サーキットってどんなところだろう?」

「モータースポーツってどんな雰囲気? ちょっと覗いてみたいな……」

という方にとって、1000円程度の入場料金ってけっこうハードルが高いのではないかなと。


袖ヶ浦フォレストレースウェイは入場が無料で、地元の方がレストランでランチを食べるために訪れたりしているみたいです。

入場料金を取ることで心理的・金銭的なハードルを上げて、結果的に場内の安全につながるのかもしれませんが、長い目で見るとどうなのかなと思った次第。

| | トラックバック (0)

2018.05.10

二段階右折を議論する衆議院会議録

昨日のブログ『柏で凄まじい二段階右折の交差点を見つけた』を書く前に調べていたら、こんな議事録を見つけましたので、備忘録。
(太字は筆者による)

第102回国会 交通安全対策特別委員会 第5号 昭和六十年五月十五日(水曜日)    午前十時開議

○太田政府委員 (筆者註:警察庁交通局長)


ただいま原付の二段階右折の問題について具体的に御指摘があったわけでございますが、現在の過密混合化いたしました道路におきまして、車両の通行方法について明確な規定を設けませんと交通の流れの錯綜を招いていたずらに混乱を生じさせる、あるいは弱い立場の原付の運転者の方が被害を受けるというふうなことになるわけでございまして、このたびお願いいたしておりますのは、原付がある交差点で二段階右折をするか一回でするかはその原付の運転者だけが判断してその者だけがわかっているというのでは、今のような道路情勢からいたしまして必ずしも十分ではない、その交差点に参ります交通参加者のすべてがその原付がどういう行動をするであろうかということを十分予知し一理解し得る、そういう中において二段階右折というものを設ける必要性というものを認めたわけでございます。
 もちろん先生から御指摘がございましたような、そういう基本的な精神といいますか、御趣旨は十分踏まえながら今後も対応していかなければならないと思いますけれども、二段階右折の問題については今申し上げましたような特別な事情がございますので、御理解賜りたいと存じます。

(中略)

○玉置(一)委員 (筆者註:衆議院議員、民社党。発言当時は41歳だと思われます)


次に移りたいと思います。
 今回の法案の改正の中で原付自転車の運転方法、特に右折の方法についての変更というものがございました。これは事前のお話を聞いておりますと、国際法上の関連があるということでございました。その面についての状況がどうなったか、今まで話がありましたけれども、それを簡単にお願いしたいのと、それから今まで既に保有されております方ももう何百万人というふうにおられるわけで、果たしてこの法律施行になってすぐに皆さんがなじまれるかという心配もあるわけでございますから、この変更後、法律施行の完全な形で実施されるまでの手順、それから啓蒙についてどうされるのか、この辺についてもお伺いしたいと思います。

○安藤説明員 (筆者註:警察庁交通局交通企画課長)

 原付の二段階右折でございますが、御指摘のように、現在原付は千四百万台で、二輪と四輪の混合交通で非常な危険を呈しているわけでございます。そういう趣旨からして、広幅員道路では、車線変更をして中心点に寄って右折することの危険性を回避するために、これは日本独特のルールになるわけでございますが、原則三車線以上の広幅員道路については自転車と同様に二段階で右折する、対面交通との接触を避けるという考えから今回とらせていただいた措置でございます。
 なお、施行までの準備といたしましては、交差点によっての横断歩道の移設だとか、あるいはたまり場所あるいは交差点改良を伴う等の、必要な、安全に二段階右折できるような事前の措置は相当講じていかなければならないというふうに思っております。

○玉置(一)委員 

家庭の主婦の教育だとか特に高齢者の方の教育だとかというのは、これは今までこの委員会で論議をされてきたけれども、交通安全についてもなかなかうまくいかないというような状況でございまして、本当にある一定期間内でそういう切りかえができるのかなというような心配もあるわけです。

 今回の附帯決議の論議をしている中で、警察当局に対する非常に不信感というか、こういうものがあったのはよく御存じだと思いますけれども、こういうことも踏まえて、取り締まりの各府県警のレベル、これを統一的にやっていただかなければ、ある府県は非常にやさしくというのは変ですが、かなり柔軟な対応ができる、片方では決まったものはしようがないということでびしびしとやるということもあるかと思うのですけれども、こういうことを踏まえて、原付だけではなくてほかのことも踏まえて、警察当局として各府県に対して今回の法改正の中でのいろいろな問題点、あるいは柔軟なというか、運用をやっていく場合にそれぞれの現状に合った形でのこれからの行政のいわゆる執行をお願いしたいと思います。
 この辺について、警察庁長官、今までのいろいろな理事会でのお話を聞いておられると思うので、その点を踏まえてお話をいただきたいと思います。

○鈴木(貞)政府委員 (筆者註:警察庁長官)

 交通行政、これは国民行政と言ってもいいような状況でございますし、また実態から見まして、まさに広域的ですね。今制度的には都道府県警察を中心とする警察行政ということでございますけれども、交通に限りません、あらゆる面において広域的に全国的に広がっている。なかんずく交通問題、これはまさに広域的な立場からやはり全国斉一にやるということが非常に肝要と思いますので、今先生のおっしゃいました点を踏まえまして、警察庁、管区というふうなそれぞれの立場で、全国が斉一に同一の認識とレベルでそれぞれ誠実にやっていくということで指導してまいりたいし、そういうことでやってまいるように努力してまいります。

○玉置(一)委員 

再び原付のお話でございますけれども、二段階右折方式になった場合に、交差点の左方に車両が一たん停止をするというような形になるわけでございまして、今までのいろいろな交差点で見ておりますと、原付の人というのは意外と前へ前へ進もうという気がありまして、道路にかなりはみ出てとまるということもあります。右折方法が変わったために、逆に言えば交差点の改良ということをやらなければいけないのではないかというような気がするわけでございまして、この辺について警察庁と建設省とどういう連携をとられて、どういうことを考えておられるか、その辺についてお聞きしたいと思います。

○太田政府委員 

二段階右折は、今お話がございましたように原付の非常に多数の方を対象に実施をしていただくというようなこともありますので、当面は片側三車線以上の広幅員の道路、これから実施をしてまいりたい。
 それで、全くの試算でございますけれども、片側三車線以上の道路延長というのは約二千キロぐらいはあるのじゃないか。そこにある交差点というのは、約五千ないし六千ぐらいあるのじゃないか。これはまだ全く腰だめの話で恐縮でございますけれども、かなりの数になるわけでございます。そういうところをまず最初にやってまいりたいというふうに考えておりますが、そうした場合に、今の数千という交差点の中に似、お話しのように片側三車線以上であっても交差点の向こう側に車がたまるというようなことで非常に危険な場所というのもないわけではございません。そういうところにつきましては、交差点の改良というものを含めまして、さらに自転車の横断帯だとか横断歩道の移設あるいは交差点の中に誘導標示を行うというようないろいろなことを考えましてそれで対策を講じていく、これをやるにつきましては道路管理者と十分連携をとってやってまいるという考え方でございます。
 そういうような現場での措置をいろいろ行いましてもなおかつ原付の滞留スペースが確保できないというような場合には、道路標識によりまして、逆に、片側三車線以上であっても二段階右折を実施しない交差点ということではっきりさせてまいりたいというふうに考えておりますが、今御指摘の道路管理者との緊密な連携というのは、各段階におきまして十分これから詰めてまいりたいというふうに考えております。

二段階右折の周知、交差点の改良が前提である、という前提は30年経って達成されているのか。

| | トラックバック (0)

2018.05.09

柏で凄まじい二段階右折の交差点を見つけた

時速30キロ規制、二段階右折がやたらと忌み嫌われている原付ですが、乗ったこともないのに文句も言えまいと重い、昨年、念願の原付を購入しました。

車種はスズキミニタン。
70年代のミニ・モトクロッサー・レプリカです。

Simg_2049

昨年はミニタンで横浜~鈴鹿8耐、北海道ツーリング(約3000km)に行きました。
また、横浜市は原付が停められる駐輪場があちこち整備されてますので、大きなバイクが停めにくい近所はわりとミニタンで行くようにしてます。

実際に50ccに乗ってみますと、混合交通の中での30キロはいかがなものかと確かに思うのですが、右折に関しては無理やり右側に進路変更しなくて済むという意味で、わりと安全な方法ではあるなと思う反面、例えば左折レーンからの二段階右折だとか、そもそも二段階右折を理解していない背後のドライバーさんが、左端に寄っているのに右折ウインカーを出しながら直進するっぽく交差点を徐行し始める原付に戸惑っているのが見受けられたりと、原付需要が減るにしたがって二段階右折の肩身も狭くなりつつあるなと感じている今日この頃ではあります。

ところで、先日、仕事で千葉県の柏市に行ったんですが、珍しい『原付専用信号』というのを見つけまして。

Photo

場所は柏のセブンパーク。イオンタウンみたいなイトーヨーカ堂系のショッピングモールです。

なんで原付専用信号? と思いまして、見回してみますと……。

そこは、『トの字』の交差点なんですが、原付の二段階右折用の信号になっているんですね。

通常、『トの字』型交差点だと、原付二段階右折禁止にする場合が多いんですが、二段階右折用の滞留場がわざわざ設けられています。

Photo_2

ですが、グーグルストリートビューからもわかるように、かなり狭いスペースです。

通常、二段階右折の場合、交差点の先まで行って、向きを変えて信号が変わるのを待つというやり方じゃないかなと思うんですが、ここの場合は直進状態で待つ感じでしょうか。

あと、二段階右折したい原付が何台も来ちゃった場合、滞留場所からはみ出て危なくないのかなとか、いろいろ思いました。

確かに、交通量の多い国道16号で原付が右の車線に向かうのは危ないですし、原付が右折禁止されてないだけでもありがたいのかも。


| | トラックバック (0)

2018.04.10

【お知らせ】5月6日スパにしサーキットスクールはレディスクラスも開催!

Dsc_0070_6

愛知県蒲郡市の西浦にありますSPA西浦モーターパークで、ほぼ毎月1回ほど、サーキットスクールのインストラクターをしております。

5月6日(日)は待望のレディースクラスが開催されます!
通常クラスと同時開催ですが、女性クラスはインストラクターわたくし小林ゆきがつとめ、座学は通常クラスとは別メニューとします。
また、昼食はみんなでテーブルを囲み、親睦を深めたりお悩み相談する時間にしたいと思います。
サーキットでの女性対象スクールは稀少な機会ですので、ご興味のある方はぜひSPA西浦にお問い合わせくださいませ。
サーキット初心者の方、大歓迎です。
コースを走る前に、駐車場でブレーキや8の字など基本練習も行ないます。
※なお、通常クラスは4月9日現在満員となっております。
(女性クラスはまだ空きがあります)
詳しくは下記、またはSPA西浦のサイトをご覧くださいませ。

2輪スクール
初心者の方にも安全にフリー走行や、レースを楽しんで頂ける様、スクールを行なっております。
初心者の方と再度基本を学びたい方に特化したスクール内容となっております。
レッスン内容
レッツ、スキルアップ
うまく走れるようになる基礎からのライディングレッスン

ブレーキングやタイヤの使い方、ライン取りなど基礎から学びましょう
今回は、初心者から上級者まで対応!!
レディース スクールも同時開催!!
なお、レディース スクールも通常の装備が必要となります。
フリー走行の注意事項等をご確認下さい。

開催日:2018年5月6日(日)
受付期間:2018年4月9日(月)~4月28日(土)
インストラクター 
 岸本ヨシヒロ
 本間利彦(招待講師)
 小林ゆき(レディススクール担当)
通常スクール 定員:12名
レディーススクール 定員:6名

******************************

入金方法
 1 受付にて
 2 銀行振込  【岡崎信用金庫 井田支店 普通 8580050 伊藤レーシングサービス株式会社】
   ・受講者名義でお振込み下さい
   ・振込手数料はご負担下さい
150cc以上≪2輪枠で走行可能な車両≫
スクールでの走行は、正周り走行とします。
入金期間中に入金をお願い致します。
受付期間終了後のキャンセルはお受けできません。
定員になり次第、受付を終了させて頂きます。
皆様の参加をお待ちいたしております。


タイムテーブル
 9:00~ 9:50 受付
10:00~10:30 ミーティング
10:30~10:50 走行準備
11:00~      8の字練習(一般駐車場にて、希望者のみ)
12:00~12:50 走行1本目(コース専有時間)
14:00~14:45 座学
16:00~16:50 走行2本目(フリー走行枠を利用)
16:50~17:00 スタート練習

17:15~17:45 総括

| | トラックバック (0)

2018.04.09

足つきインプレをしつこくやっております「新型クロスカブ110」編とか

【新型クロスカブ110】足つき&取り回しインプレ編!(2018フルモデルチェンジ)

RSタイチ公認の短腕短足の小林ゆきです。

手足が短いので、最近はともだちにセンザンコウなどと言われたりしますが、センザンコウかわいいですね。

短足を活かして、ニューモデルの足つきインプレをバイク情報動画BBBで展開しております。

バイクの足つきというのは、身長165cm以上の方ならさほど気にならないと思います。
ですが、それ以下の身長の方ですと、ちょっとぐらっと来たときなど足元が踏ん張れず、立ちごけの憂き目に遭うなんてことは誰しもが必ず通る通過儀礼のようなものだと思います。

停まるとき、停まっているときの足つきは、ある程度バランス感覚を養えば問題なくバイクを乗りこなせる(停まりこなせる?)ようになると思うのですが、バイクを所有して面倒だなと感じるのは、例えばサイドスタンドをまたがったまま出せるかどうかとか、センタースタンドをかけるときに、しっかり握れる位置・形状のグリップがあるかどうかとか、そういう点だと思いまして。

そんなわけで、最近は

バイクを1mmも走らせてない足つき・取り回しインプレ

なるものを動画でやっております。

おかげさまで、1mmも走らせてないインプレなのに再生回数からすると好評のようですので、これからも日常使いの点でどうなのかという視点を忘れず、インプレしていきたいと思っております。

あ、よく聞かれるので、ゆっきーこと小林ゆきのスペックをば。

続きを読む "足つきインプレをしつこくやっております「新型クロスカブ110」編とか"

| | トラックバック (0)

2018.04.04

【掲載のお知らせ】H-D公式Webマガジン FREEDOM MAGAZINEにオリジナル・ラブ田島 貴男×SANABAGUN.高岩遼・隅垣元佐インタビュー掲載されました

Hd

最近、ハーレーづいてます。

ハーレーダビッドソン・ジャパンの公式Webマガジンで記事を書いたりしてるんですが、5月のブルースカイヘブンという大きなハーレーイベントのゲストに「オリジナル・ラブ田島貴男」さんの名前があるのを発見!

田島貴男さんと言えば、オリジナル・ラヴはもちろん、その前のピチカート・ファイヴ時代からファンでして。
(若干、マニアック)
ひとりソウルはなかなかチケットが取れなくて行けてないんですが、渋谷公会堂最後のライブは見に行きました。

けっこう前なんですが、ツイッターで突如としてフォローされているのを発見。びっくらこいたのですが、さすがに音楽畑の方とリアルに接点は持てないだろうな~と思ってました。

ブルースカイヘヴンに田島さんのお名前があるのを発見し、ぜひブルスカに行ってライブ聴きたいな~と思っていたところ、なんとインタビュー取材を仰せつかりまして。

ちょうど、イタリア取材のときだったんですが、タイミング的に帰国したその日に取材が行なわれるということで、成田から取材先まで直行しました。

当日は、最近ハーレー乗りになったというヒップホップグループのSANABAGUN.高岩遼さん・隅垣元佐さんとの3人の鼎談。
音楽系の方々のインタビューということで、わたし史上初めてのタイプの取材だったんですが、さすがは万国共通言語たるバイク。バイク談義は盛り上がりに盛り上がり、結局、前後編でお届けすることになりました。

かなりグルーブ感あるテキストに仕上がったと思いますが、バイク語を理解する方なら、田島さん高岩さん隅垣さんたちの楽しいお話の雰囲気を読み取っていただけるんではないかと思います。
サナバのお二人も勢いあって楽しい! そんで楽曲もかっこいい!


ORIGINAL LOVE田島 貴男×SANABAGUN.高岩 遼・隅垣 元佐のハーレーオーナー対談!ブルスカ2018出演アーティストが語るバイク&ミュージック【前編】

後編も楽しみにしていてくださいませ。


S000009

田島さんは最近フィルムカメラに凝っているということで、飛び道具としてペンタックスSPを持っていきました。
田島さんもカメラバッグに何台かカメラを持ち込んでまして、何枚も撮ってらっしゃいました。
フィルムはAGFA APX400。
さすがに室内は厳しくて、カメラマンさんに無理やりシャッターをお願いしました。そんで、LightRoomで若干いじってます。

| | トラックバック (0)

2018.04.03

【ラジオ出演のお知らせ】4月4日(水)15時~ 8日(日)20時半~ FMいちのみや未来モーターラヂオ

またまたラジオ出演のお知らせです!

4月4日(水)15時~
再放送 8日(日)20時30分~

FMいちのみや 未来モーターラヂオ にゲスト出演いたします!

今回は、スパ西浦で一緒に二輪スクールのインストラクターをやっているキッシーこと岸本ヨシヒロさんの番組で、東京モーターサイクルショーの取材を敢行。

電動バイク関係のブースをまわりインタビューなどいたしました。

インターネットからはTune Inからお聴きいただくことができます。

ぜひお聞きくださいませ。


| | トラックバック (0)

2018.03.22

2月17日(土)ゆきズムじゃんぼりーを開催しました~前編~

D4s_0485
photo by Naoki OKAMOTO

去る2月17日(土)、わたしの誕生日の翌日に『ゆきズムじゃんぼりー』と題したイベントを横浜は日ノ出町試聴室その3というライブハウスで開催した。

おかげさまでキャパいっぱいの40人以上の方々にご来場いただき、またゲストの本田博俊さん、濱原颯道くん、そしてThis Timeの小森義也さん、またMCなんばちゃんこと難波祐香さん、DJ Zeck氏らにも盛り上げていただき、それからそれから快くお手伝いを引き受けてくださったカメラ岡本尚貴君、ムービーコレさん、Kommonうでわ出店お手伝いいただきましたちーちゃん、ほか、いらしていただいた皆さま、本当に、本当にありかとうございました。

さて、今回のイベントを開催するにあたって、これまで思いを巡らせていたあれこれを綴っておこうかと思う。

今回イベントをやろうと思ったきっかけは、クラブマン誌から独立してフリーランスになった1998年の旅があったからだった。

その年、フリーになるぞと決意し、まずは旅に出ようと決めた。

離島を巡る旅、フェリーで日本一周、沖縄~台湾~上海~釜山~下関の日本海を巡る旅(当時はそのような航路があった)、小笠原への旅などあれこれ妄想を膨らませていたのだが、フリーになるからには自分に厳しい旅がいいんじゃないかと思い、2月の北海道をバイクでツーリングする旅を選んだ。

厳寒の北海道、しかもチェーンを巻いて宗谷岬まで行くという企画内容にも関わらず、幸いにしてカワサキからスーパーシェルパの広報車をお借りすることができた。

明石~敦賀~小樽~札幌~日本海側から宗谷岬~オホーツク海側を下って紋別、網走~釧路~東京~明石というルートの旅だった。

スパイクタイヤ規制があることを知りチェーンで走ったが、アイスバーンや吹雪、そしてアイシングによるキャブレター不調に悩まされ、一番きついときで時速4キロ程度、速くても雪の上では時速20キロ程度と歩みの遅い旅であった。

気温や日照時間の関係で午前10時ごろから午後2時ごろまでしか走れず、一日に進める距離はわずか40kmほどという日々が続いたが、おかげで自分の旅とともに流氷が徐々に着岸するのを目撃することもできた。

その旅の途中、誕生日を迎えた。

その日の宿は小さな「とほ宿」。夕飯は宿泊客全員で食卓を囲むようなスタイルの旅人宿だ。真冬だから何人泊まっているかはわからないが、誕生日なのにケーキもないのはさみしいなと思い、途中のケーキ屋さんでいくつかのケーキを買い込んだ。

自分で自分を祝ってもらおうだなんて変かと思ったけれど、宿のご主人もほか4人の旅人も、思いがけないサプライズの差し入れケーキを喜んでくれ、大いに盛り上がったのを覚えている。


〈PR〉ひと粒に想いを込めて。Kommonうでわ

それからの20年。

旅、レース、鈴鹿8耐、北海道ツーリング、バイクのショー、デイトナバイクウィークにマン島TTレース、挙げ句の果てに文化人類学でモータースポーツ文化の研究にまで手を出し、興味の赴くままにバイクに浸かってきたのだけれど、立ち止まることだってあった。

とくに2006年はわたしにとって辛い年だった。

何度かの入院や手術も経験した。

数年前、誕生日を病院のベッドで過ごさなければならなかったとき、見事に、見舞いも、電話も、メールも何も来なかったことがあった。

唯一、病院の食事のトレーに「お誕生日おめでとうございます」とあらかじめプリントされた小さな紙切れだけが誕生日を知らせるものだった。

わたしは一人っ子できょうだいはいないし、子どももいない。

病室の天井を眺めながら、自分はこうして一人で死んで行くんだろうなと将来を憂い、さめざめと泣いたことを感情だけでなく身体感覚として覚えている。

むろん、一人で死ぬことは決して不幸だとは思わないが、気心知れた家族や友人が目の前にいないことのあまりのさみしさにおののいたのだ。

わたしは人見知りで、人付き合いも下手くそなのだけど、病室の天井を見つめながら迎えた誕生日もまた、ほんの少しだけ自分を変えたような気がする。

ゆきズムじゃんぼりーでお話したジョン。彼の生き方にも影響を受けた点がある。

ジョンとは、かの有名なジョン・マクギネス選手ではなく、マン島で知り合った親切すぎるお父さん。

ジョンはどこにでもいる普通のおじさんだ。退役軍人で、自営で電気工事業を営んでいたが、リタイア後はマン島TTレースと自分をとりまく人びとをかいがいしく世話することを生きがいにしている(いた)。

ジョンもまた一人っ子で、娘がいるものの離婚したせいもあってやや疎遠になっている。

そんなジョンは、何曜日は誰それさん、別の曜日は誰それさん、というようにローテーションを組んで一人暮らしの高齢の友だちたちのお世話をしていた。それは犬の散歩だったり、銀行でお金を下ろすことだったり、食料品店で小麦粉を買っていったり、そんなようなことだった。

ジョンはそれらを当たり前のようにやっていたけれど、社会の接点はこうして作るものなのだなぁとジョンから教えられたのだった。

それで、数年前に二推の二輪車安全運転指導員の資格試験を受けることにした。資格を取ると、ボランティアで講習会の指導員をすることができるようになる。
長年バイクに関わる仕事をしてきたけれど、そろそろ恩返しするようにしなければなと思っていたところだった。
なにより、今のうちに社会との接点のようなもの作っておかないと、自分のような人間は漠然とこの先ダメなんじゃないか、一生このまま人見知りで人間関係ベタで、ひとりさみしく病室の天井を眺めながら……なんて思い、これまでと違うバイクの世界へ一歩足を踏み入れた。
おかげさまで、まだ3年の新米なのだけど、素晴らしい先輩たちに囲まれて少しずつ吸収している。

閑話休題。

最近はfacebookをはじめ、システムとして誕生日をお知らせしてくれる機能があって、機械的に(……という風に感じる)誕生日を祝うメッセージを送る文化がある。

正直、苦手だ。

なので、ここ数年はフェイクの誕生日を入力したり、誕生日を表示させないようにしていたら、やっぱり、ものの見事に誰からもメッセージ来ない。

そんな愚痴を吐いてたら、友人から叱られた。

それで、祝ってほしければ自分でケーキを買っていけばいいじゃないって思い出して。

フリーになって真冬の北海道をバイクで走って、宗谷岬を走破して、そのあと流氷を追っかけながら走って、小さな宿で見知らぬ旅人みんなに祝ってもらったじゃない。

そんなことを思いつつ企画したのが、今回の誕生日イベント『ゆきズムじゃんぼりー』だった。


D4s_0254
photo by Naoki OKAMOTO

〈PR〉ひと粒ひと粒に想いを繋ぐ。Kommonうでわ


| | トラックバック (0)

2018.03.16

2018東京モーターサイクルショー、出演のお知らせ

45syutten

東京モーターサイクルショー、小林ゆきの出演予定のお知らせです!

2018年3月23日(金)

17時ごろ~ アトリウム特設ステージ

『バイクで旅をしよう!!(観光地PR)』

ウエルカムライダーズおがの」の観光PRでステージに上がります!

ウエルカムライダーズおがの活動の中核イベント「いちにちライダー宿」は皆勤で参加し続けております。
“小鹿野町”ってなんて読むの? おがのってどこにあるの? おがのには何があるの?
そんな疑問にお答えしようと思っております!

それから、3月24日(土)10:30~11:00には、ステージにて小鹿野町の森真太郎町長が登壇! なにかビッグニュースもありそうな、なさそうな?! 乞ご期待です!!

また、ウエルカムライダーズおがののブースは、昨年と同じアトリウム・関連団体ゾーン小間ナンバー2-16です。
アトリウム特設ステージ向かって右側となっております。
おがのグッズも販売されるそうですよ。


2018年3月24日(土)

Rental819 × NAVITIME コラボレーションブース

ブース:西1ホール 1-22

トークショー時間:①13:30~ ②14:30~ ③15:30~

レンタル819(バイク)さんとNANITIMEさんのコラボブース内にてトークショーに出演いたします。
MCは柴田奈緒美さんと、原伸輔さん。

 13:30~ テーマ「日本1周!経験談」
 14:30~ テーマ「北海道ツーリングは日本が誇るバイク文化」
 15:30~ テーマ「鈴鹿8耐の魅力」

のような内容でお話する予定です。


なお、イベント中はレンタル819の入会金半額キャンペーンが実施されるそうですよ。



【BBB.TV動画レポート】

また、毎年恒例のBBB.TVバイク動画でのレポートも予定しております。

ニューモデルを中心にレポートしますので、YouTubeに番組UPされるのを楽しみにしててくださいませ!


Bbbtv_title


| | トラックバック (0)

2018.02.02

【ラジオ出演のお知らせ】2月4日(日)15時20分~FM横浜Ride on!に出演します

Sdsc_3617

2月4日(日)15時20分~15時35分、FM横浜のLucky Me
という番組の中のレギュラーコーナー、丸富オート presents Ride on!という番組にゲストで出演いたします。

番組DJはシンガーのLeyonaさん。

実はわたくし小林ゆき、Leyonaさんの「風をあつめて」 (はっぴいえんどのカバー)が大好きで、それこそ何万回も聴いたどころか、ノートに歌詞を書き出して一言一句歌い回しを研究するほど好きなシンガーなので、ご本人にお会いできるだなんて夢のようでした。

出演記念に、Leyonaさんのサイン入りでアルバムCD『わすれちゃうよ』をいただいちゃいました。

Sdsc_3699

実はライダーでもあるLeyonaさん。というわけで、わたしくもお礼に、KommonRIDE SAFEシリーズの中からLeyonaさんイメージということで、ターコイズ色のうでわを作って持っていったのですが、これがドンピシャ! ちょうどこの日、Leyonaさんがしていたピアスの色とピッタリ同じだったんです。

Sbeautyplus_20180202221307_save

喜んでいただけたようで光栄でした。

Leyonaさんの声は歌声と同じくちょっとハスキーでかっこよくてステキなんですよ。

2月4日のオンエア、ぜひお聴きください!

FM横浜が聴取できない地域の方は、インターネットやアプリのRadiko(らじこ)でお聴きください。また放送後1週間は「タイムフリー」でもお聴きいただけます。

| | トラックバック (0)

より以前の記事一覧