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2015.11.12

迷えるスズキに愛を送りたい──東京モーターショー雑感

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こんにちは、モーターショー、モーターサイクルショーの類が大好きな小林ゆきです。

今年は2年に一度の東京モーターショーの年ということで、張り切って何度も通ってしまいました。

さて、昨年のEICMAミラノショー、今年の東京モーターサイクルショーに引き続き、気になったのがスズキブースです。

上の写真、concept GSX

スズキ公式サイトによれば、

2015年、スズキはMotoGPに復帰。

新開発の直列 4 気筒エンジンの「GSX-RR」で挑む。 世界最高峰のパフォーマンスとプライドが激突する中で、 鍛え上げられた技術と思想は様々なモデルに宿る。 concept GSXは、そんな秘めたるスポーツスピリットを表現したコンセプトオブジェです。

とのことだったんですが……。

このコンセプトGSX、プロトタイプでもなく、コンセプトモデルでもなく、イメージやスピリッツを表現したコンセプト“オブジェ”だということでした。

発表の段階から「オブジェ」としての出展とはまたずいぶん思い切ったなーと思っていたのですが……。

正直な感想を言っちゃいますと。

もの足りない!

伝わりにくい!!

ごめんなさい。作ったデザイナーさんご本人にもお話を伺ったのに申し訳ない。

何かが生れる「繭」を表現するために和紙を使ってみました、というのも言われないとわかりにくい。
自分だったらシルクの糸を使うかなー、スズキは織機が元だけに、とか思ったわけですが。

物足りなさ、伝わりにくさはどうしてだろう? なんだろう? ってずっと考えてたんですが、たぶんこれはコンテクスト」まで表現されてないからなんじゃないかな、と思いが至ったんですよね。

車両オブジェそのものは、確かにスズキ伝統のフルカウルのスーパースポーツを現している。だけど、黒いボックスに収められたその全体像は果たしてスーパースポーツを思わせるものか? デザインシェイプをもっとも引き立たせたものか? 展示方法含め、そこにコンテクスト=文脈は表現できているか? せっかく「オブジェ」という芸術的な言葉を与えた展示物ならば、展示全体がアートとして成り立っているか?

そう思うと物足りなさMAXです。国際レベルのモーターショー、しかもスズキの本拠地JAPAN2年に一度の晴れ舞台東京モーターショーにおける展示物としてこのコンセプトGSXは、ただただ物足りなかった……。

コンテクスト込みの展示とは例えばどういうものがあるか。
昨年のEICMAミラノショーではこんな展示がありました。


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S2395

謎の小屋の前にカスタムバイクが何台か並んでいます。
なんの小屋かは近寄らないとわからないのですが……。

S3

何やらガレージらしき展示になっています。


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こちらの窓から覗くとこんな感じの光景が。


S

これはマフラーメーカーのブースの展示なのですが、マフラーをカスタムする楽しみとは、というコンセプトがはっきりわかりやすく展開されていると感じました。


もう一つの事例はこれ。

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バイクをバラバラにしたらこんな感じ、というだけなら、ふーんで終わるのですが……。


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ヘルメットや……、


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革ツナギもバラバラにして、オートバイにまつわるモノはこんなにテクノロジーが詰め込まれているんだよ、というのを上手く表現されていると思いました。

とまれ、フィールフリーゴー!なんかは、自転車に原動機を載せたパワーフリー号というスズキの歴史をひもときつつ、「原付クロスバイク」という新しいコンセプトがはっきりわかりますから、ぜひこの潮流を流れに乗せていただきたいなと望む次第でございます。


さて、今回の東京モーターショーの展示やスズキの現在のラインナップを眺めつつ、最後にいくつか愛をこめて戯言を申し上げるならば。(ちょっと4月1日風味)

【隼のレクサス化】

・もはやライバル不在の隼。スーパースポーツともスポーツツアラーとも違う、存在感こそ存在意義であるフラッグシップ隼は、クルマで言えばトヨタの看板を捨てて別ラインとして展開したレクサスのようなもの。というわけで、

隼S……シンプルな隼。現在の装備からさらに価格を抑えて、140万円くらいで手に入るフラッグシップ

隼R……思いっきりゴージャスな装備を持った隼。予価240万円(H2よりちょっと安い)

隼L……ローダウン、ややロンスイ(ロングスイングアーム)化してドラッグレーサーイメージの隼

隼AT……クラッチレスの隼。

などなど、隼をシリーズ化して、さらなるブランド力UPを狙う


【いまさらGSX-R250を出すならプラットフォーム化&廉価+最高級版同時多発展開】

世の中にフルカウルを放ち、「レーサーレプリカ」を生み出したと言っても過言ではないスズキ。しかし、カウル付き250ccスポーツバイクの流れに完全に乗り遅れている感があります。そのスズキがもしいまさらいまからフルカウル250ccスポーツバイクを展開するならば。

スズキ得意の「プラットフォーム展開」「廉価版でライバルのシェアを奪う」に加えて、かつて最終型RGガンマ250がそうだったように「スペック番長」も加えて、一石を投げつけるというのはいかがでしょう。

プラットフォーム展開……スズキがかつて得意としていた、同じフレームで異なる排気量、フルカウル+ネイキッドなど多種類化をはかることです。すでに、1000ccなどのGSXではRやSなどありますが、250ccクラスでは

GSX-R250

ここは思い切って他メーカーがどこも手を出していないいまさら4気筒250ccで! まだエンジンの型、あるいは設計図くらいは残っているのでは?
価格は思い切ってWR250の上を行く88万円くらいでいいんじゃないでしょうか。だって、他で買えないわけですよ4気筒の250cc。シングルやツインにないあの乗り味はフルカウルでこそ味わってほしいと思うんです。いまそれができるのはスズキだけ?!
これから出てくるらしいBMWやトライアンフだって、廉価な250を展開すると噂されてますんで、ここはもうとにかく最高級版で。いやだってホラ、RGV-Γ250最終型からのアプリリアRS 70PS自主規制上等! みたいなことがあったわけじゃないですか。ここはスペック番長でライバルに殴り込みだぁ!

あと、フォルムはモトGP参戦マシンの完全なるGSX-RRで。ライバルCBRにせよ、R25にせよ、Ninja250にせよ、ちっちゃいスーパーバイクもどきみたくなっているところ、レーサーレプリカの本家本元としては、やはり本物のレーサー(スーパーバイクは市販車改造ですからね)のレプリカという思想からブレずに丸っこくあって欲しいな、と。いえ、妄想ですけども。

他にも以下のようなラインナップを妄想。

GSX-R250T

同じプラットフォーム(フレーム)に2気筒のエンジンを積みます。

GSX-R250SR

シングルエンジンですがフルカウル。

GSX-250S

シングルエンジンのビキニカウル。

GSX-250T

殿様乗りポジションのGSX。

GSX-R200

同じフレームで200のエンジンを積みます。いいんです、馬力なんて。格好だけかっこよくて、エンジンはバンバンでもいいじゃない。で、価格はフルカウルなのになんと! 33万9000円くらいで。

GSX-R125

GSX-R90

GSX-R50

……というあんばいで、50ccから1000ccまで、廉価版、いろいろなエンジン形式、高価格帯まで多チャンネル化で展開してGSXブランドを強化するっつーのはいかがでしょうかと妄想と戯言を繰り広げてきましたが。

愛なんです、愛。
かつて、Goose350でレースしてた、RG125ガンマでレースしてたわたしからの愛なんです。

二輪車ラインナップに迷いの見えた今年の東京モーターショー、スズキブース。
新しいものを苦しみながら生み出すより、いまある財産を強化する方がいいんじゃないかと思った次第です。
えらそーにすみません。


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