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2013.01.04

平成24年(2012年)の交通事故死者数は4411人と減少傾向が続く

警察庁の発表によれば、2012年(平成24年)の交通事故死者数は4411人で、前年より201人少なくなったと報じられました。

また、交通事故件数も前年より2万7030件減の66万4907件、負傷者数も約3万人減の82万4539人となったそうです。

交通事故が減ったのにはいくつか要因が考えられると思います。


(1)年齢別に見ると特に中高年の運転免許保有率が上がった

まず大きいのは、中高年の人口に対する運転免許保有者数が格段に上がったことでしょう。
とくに、60代から70代前半の女性の運転免許保有率は20年くらい前に比べて格段に上がりました。
1990年代、50代以上の女性の運転免許保有率は5%以下でした。ところが、ここ数年は、50代女性で80%前後、60代女性で50%前後、70代女性で25%前後にまで上がってきました。

背景には、

・50代以上の女性の運転免許保有率が上がったのは、1980年代初頭のYH戦争とまで言われた「ミニバイク」(原付スクーター)ブームにより、女性が免許を取って乗り物に乗ることが一般化されたこと、

・それにより、1990年代には女性の原付需要が軽自動車へ移行し、女性が普通免許を取得することが珍しくなくなったこと、

・1990年代以降は高齢化による介護の必要性で自動車需要が増えたこと、

・とくに地方で公共交通機関の廃止が進みマイカー需要が促進されたこと、

・女性の社会進出で地方では一家に1台ではなく一人1台の必要性が高まってきたこと、

などによります。

同様に、男性は50代で90%以上、60代で90%前後、70代で70%前後の人々が運転免許を保有するまでになりました。


運転免許を持っているということは、それだけで持っていない人よりも交通ルールをより知っているということになりますから、運転中ではなく、歩行中も自転車乗車中もルールに沿った歩行・走行を行うことでしょう。

(2)運転免許取得前の「応急救護」義務付けの効果が出てきた?

平成5年(? 要確認)あたりに、教習制度が改革された際、「応急救護」の項目が追加されました。その当時20歳前後だった人たちもすでに40歳にさしかかろうとしていますから、運転免許取得者数の半数程度が応急救護の心得があると言えます。

また、改正道路交通法で応急救護違反という項目も増えました。このことで、交通事故に遭遇したらまずは救護、という意識が高まってきたのではないかと考えられます。


(3)中型免許と普通免許を分けることで、若いトラックドライバーはより難しい中型自動車免許が必要になった

平成19年の改正道路交通法で、中型自動車免許が創設され、最大積載量5トン以上11トン未満、乗車定員11人以上29人以下の自動車は中型自動車免許が必要になりました。
それまでに普通自動車免許を保有していた人は、自動的に「中型自動車免許(8t限定)」に移行されました。
改正以降は、いわゆる「4トントラック」と言われるサイズのトラックを運転するには中型普通免許が必要となり、教習所で乗用車しか運転しなかった初心者がいきなり4トントラックを運転することは少なくなったと思われます。(普通自動車からすぐに中型自動車免許を取得した人ならその限りではありませんが、一定の歯止めにはなっている)

この改正により、とくに20代のドライバーによるトラックの事故は減ったのではないかと推測しております。(実際のところは統計を分析しないとわかりませんが)

(4)「自転車は車道」「子どもはヘルメット」の効果、がある程度出てきたのではないか

状態別の事故の数字をまだ見ていないからなんとも言えませんが、平成20年の改正道路交通法で、自転車は車両なので基本的に車道を走る、子どもはヘルメット装着義務づけ(罰則なし)ということがようやく浸透してきたことが、全体の事故件数を下げたのではないかと考えられます。

詳しい数字を見ていないので推測ですが、自転車乗車中の事故件数や死者数はおそらく横ばいかもしれませんが、無謀自転車に起因する自動車同士の事故などは今後減るのではないかと考えられます。

(5)右折矢印信号でUターンが可能になった

昨年の改正道路交通法で、右折矢印でもUターンが可能になりました。
Uターンは運転操作の中でも高度な運転技術と判断力が求められる操作であり、この改正は交通安全に大きく寄与しているのではないかと考えられます。


……とはいえ、まだまだ交通事故を減らすための方策はあるはず。12連続減を13年連続減につなげられるよう、われわれライダーも交通安全に寄与できるように2013年も安全運転で行きましょう。

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