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2012.10.21

デジタルネイティブ世代のバイクメンテナンス

この前、大学生ライダーさんと話してて、またしてもジェネレーションギャップにびっくりしたことがあったんですけど。
でも、デジタル・ネイティブ(「生まれた時からインターネットやパソコンのある生活環境の中で育ってきた世代」by wikipedia)なら無理もない、バイク業界は彼ら世代とのあり方を考えていかなきゃいけないわけで。

学生さん「このマフラー、(中古車で)買ったときから社外のが付いてたんですけど。 エンジンかかりが悪いんですよねー」

ゆっきー「エアが薄いんじゃない? キャブ外してメインジェットってのを濃くすればいいよ、番手大きいやつに。キャブ外したことない? 男の子ならやれるっしょ」

学生さん「ないです、ないです。キャブって自分で外せますかねー? ネットで調べれば自分でできますかねー?」

この学生さん、あるいは彼ら世代、あるいはビギナーをばかにしているのではありません。
誰だって最初は専門用語がわからなかったり、メンテナンスだってしたことがないところから始めるわけですから。

ましてや、キャブレターの調整なんてそこそこ専門知識やメンテナンス経験、工具がなければできないことなので、やったことがなくて当然。自分にできるかなと思って当然。

ただ、わたしらバイクブーム世代と圧倒的にやり方を調べる方法の違いは、諸先輩に教わるか、インターネッツにまずは頼るのかどうか、ということ。

そりゃあ、わたしらバイクブーム世代だって、ひとまずネットで検索することは多々ありますけれども、キャブの調整だったら、まず「純正サービスマニュアル」(←もちろん紙媒体)をバイク屋さんに注文することを考えますでしょうなぁ(←ジェネレーションギャップを強調するような語尾になってまいりました)。

あと、「この前、キャブクリーナーで掃除してさぁ……」とか「キャブの同調やったらちょうごきげん」など、軒下メンテを自慢げに話すバイク仲間やバイク乗りの先輩の一人やふたりいたりして、そういう人たちに一通りのメンテナンスを教わった……なんていう非デジタルネイティブ世代のライダーも多いのではないでしょうか。

そもそも、デジタル・ネイティブ世代は「キャブ車」のことを、わたしらバイクブーム世代にとっての「空冷ってオーバーヒートしませんか?」的な前世代の乗り物に捉えている模様。

(90年前後、ゼファーの登場までは水冷4気筒、または水冷2ストレプリカ全盛で、80年代初頭の空冷バイクはレプリカ・ネイティブには現代のキャブ車のような扱いだったような記憶が。一部、逆車(逆輸入車)の空冷バイクだけは珍重されていたけれども)

もちろん、なんでもかんでも自分でメンテナンスできることがエライと言ってるわけではありません。

わたしはかねがね、エンジンオイル交換はバイクショップでやることを提唱しております。
そのこころは、ほとんどのバイクショップでは廃油業者がオイルを回収していて、廃油はリサイクルされるので、軒下メンテでよくある「オイルパックリ」で受け止めて萌えるゴミ燃えるゴミに出すより、よっぽど環境に優しいと思うからです。

あと、ドレンボルトのトルク管理もバイクショップならおそらくちゃんとされるでしょう(皆さんが自前で高価なトルクレンチを持ってればいいんですけど、手計測(当て勘とも言う)でやっている方も多いんじゃないでしょうか?) 。

しかし、かつてバイクを取り巻く世の中は、自分でメンテできることがエライ至上主義だったように思います。

もちろん、自分でバイクの構造も仕組みもわかった上で、適切な道具を使ってメンテナンス作業ができることは立派な知識だと思います。

ぎゃくに、自分ではとてもメンテナンスできないから、オイル交換でも、キャブレターのセッティング出しでもなんでもかんでもバイクショップにお任せする、ってのだって、ぜんぜんおっけーだと思います。

ええっと、話は元に戻りますけど、デジタル・ネイティブ世代は、たぶん、オイル交換するにしてもネットで検索して上位に出てくる結果のサイトを参考にするんじゃないかと思うんです。
そのサイトがちゃんとしたメカニックのちゃんとした知識を伝授してて、それを見て自分でやってみようと思うのならいいんですけど、ええ加減なサイトだったりとかだったらこわいなー。

あと、どのバイクにでも共通の事項だったらよいのですけど、何百種類、数千種類もあるオートバイですので、どれも同じとは限りません。

例えば、警察庁監修の『交通の教則』に、「二輪車のチェーンの遊びは2センチ」と書いてありますけど、GPZ900R/750Rだとチェーンの遊びは4~5cmくらいとらないといけません。2センチにしちゃうと、そのうちチェーンが切れるんじゃないかな。あと、サスが動きにくくなるんで、転びやすくなるかも。

なんかまとまり付かなくなってきましたが、ともかくデジタルネイティブ世代のライダーはインターネット・フレンドリーなんで、そのあたりのツボは押さえておかないとなぁ、と思った出来事でした。


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