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2010.11.18

日本に比べてバイクの死者数5倍のアメリカのヘルメット事情

アメリカにはバイク乗車時にヘルメットを被らなくてもいい州がたくさんある、ということは、たびたび本ブログでも書いてきているわけですが。

アメリカでのバイクの事故死者数が増えていて、ついに、というか、やっとというか、いまさらというか、米運輸安全委員会が


「「バイクのヘルメット着用義務化を」、米運輸安全委員会」(AFP 2010年11月17日付)

と言い出したそうです。

記事によれば、

NTSBによると、米国で2009年にバイク事故で死亡した人4462人と前年より減ったものの、依然として航空・列車・海上・パイプライン事故のすべてを合わせた死者数を大きく上回っている。特に1997年から2008年にかけては交通事故による死亡者が減ったにもかかわらず、バイク事故に限れば死亡者は2倍以上に増えていた。 (略) 全米50州のうち、バイク乗車にヘルメット着用を義務付けているのは20州にすぎない。さらに27州で未成年者や運転者以外の同乗者などに限定してヘルメットの着用を義務付けているが、アイオワ(Iowa)州、イリノイ(Illinois)州、ニューハンプシャー(New Hampshire)州ではバイクに乗る際のヘルメット着用がまったく求められていない。(c)AFP

とのこと。

拙ブログでもたびたび、アメリカの現状については触れてきていますが、ヘルメットローの背景には、強力なバイク系圧力団体の力が働いていると言われています。

アメリカの現状はこんな感じ。

アメリカのヘルメット装着率は51%

アメリカのヘルメット装着率は51%(2006年)

アメリカの交通事故死者数は1年間に3万9189人(2005年)。ソースはFatality Analysis Reporting System FARS)。

ちなみにアメリカの人口は3億人。

アメリカでヘルメットローがない(あるというのか?)、ヘルメットを被らなくてもいい州法があるのは、以下の通り。

100%OK……4州
成人はOK……19州
年齢条件付きOK……7州
(うち、年齢・保険条件付きOK……3州)
ヘルメット装着義務あり……20州

もう少し統計を比較してみると、

〈二輪車保有台数〉

日本……1479万台(2007年)、アメリカ……713万台

〈交通事故死者数〉

日本……4914人(2009年度)、アメリカ……約4万人

〈二輪車乗車中の事故死者数〉

日本……886人(うち自動二輪527人、原付359人)、アメリカ……4462人

以上のようになっています。

まとめますと、

人口は、アメリカは日本の約2倍。
バイクの保有台数は、アメリカは日本の約半分。
バイクの保有台数率は、アメリカが日本の約4分の1。
バイクによる事故死者数は、アメリカが日本の約5倍。
バイクによる事故死者数を保有台数比で換算すると、日本の約10倍。
バイクによる事故死者数を保有台数/人口の比率で換算すると、日本の約20倍。

(↑間違ってたらご指摘ください)

アメリカの医療費は入院1泊約70万円、集中治療室などだとその2倍から3倍と聞きます。
1週間の入院で医療費が2000万円、3000万円というケースもざらだそうです。

もしもアメリカでバイクツーリングをしようと思うのなら、きちんとしたヘルメット+きちんとしたバイクウエアで乗ることと、交通事故の際にフルに医療費をカバーする保険に入ることをおすすめします。


明日はフルフェイスヘルメットかぶって、エアバッグベストを着て、埼玉県小鹿野町に温泉入りに行きます↓
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