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2009.11.29

スペクタクルの創出としてのダート

オートレースは小型自動車競争法という名の通り、二輪車だけでなく、かつては四輪車のレースも行なわれていた。1973年(昭和48年)に四輪のオートレースは廃止されたそうだ。

その、四輪のオートレースの写真、しかもコースがダートだった時代の写真が、川口オート公式サイトに掲載されている。

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(川口オート公式サイト「60年代のバトルと感動」より)

他にもリンク先には60年代当時の四輪・二輪のオートレースの写真が掲載されているのだが、それを見て感じるのは、ダートの土埃は スペクタクル(迫力)を創出するのだなあ、ということだった。

アメリカのダートトラック競技を見て感じたのは、とにかく今までに見たことも聞いたことも感じたこともない迫力だった。

すんごい迫力があった──と書いたり言うのは簡単だ。
もう少し具体的に詳しく説明してみる。

・見た目の迫力→圧倒的なバンク角と、タイヤから巻き上げられる土埃

・耳に感じる迫力→ハーフマイル(約800m)のトラックでさえ、鼓膜がしびれるほどの音圧。実際の数値はわからないが、日本のロードレースの排気音測定方式だと、130デシベルくらいあるのではないか。

・身体で感じる迫力→その音圧から来る皮膚感覚。お腹、皮膚の表面がジンジンとしびれるような身体感覚を感じる。

・あと、匂いも。巻き上げる土埃の匂い。わずかながら漂ってくる油っぽい香り。ひと昔前なら、2ストオイルの匂いとか。


おそらく、日本の当時のオートレースも騒音規制などたいして厳しくなく、ダートであることによる見た目の迫力とともに、耳や身体で感じる音圧の迫力もあっただろう。

スポーツが社会に与えるインパクトの一つに、環境問題があって、モータースポーツは特に、モータースポーツそれ自体に騒音、排気ガスの問題をはらむ。
路面をほじくると自然環境破壊のイメージがつきまとうから、三宅島で土系のイベントはいかがなものか、と書いたことがあるけど、今考えると、(ロード)レースで万が一重大事故が起こったら、今以上にオートバイ業界、ライダーのイメージが悪くなるから反対だという、なんだか、指を切ると危ないからナイフは禁止的な物言いだったなあ、なんて思うし、だったらどう理論的に科学的にリスクの担保を説明していけるのかずっと考えているところ。
起こってからじゃ遅いとは言うけど、起こらないためにじゃあどうしたらよいか考える、考えるだけじゃなくて実際に起こらないための努力を実行してみる、のほうが大切なんじゃないだろうか、というのが、今の自分の気持ち。

結果的に効果が少なくとも、ミチゲーションのための努力や検証は大事だし、それがオープンな空間かクローズの空間かで変わるかどうかも事前の検証が必要だろう。

なんか話が逸れたけど、今年のマン島TTレースのプログラムの中で世界初開催となったTTXGPこと事実上の電気バイクレース。懸念された通り、音がかなり静かなため、「スペクタクルの創出」という意味では、音がないとそれが生まれない、ということが検証された。それどころか、音がしないためにレース運営に多少の支障があったほどだ。わたしたちはそれほどまでに、安全を耳で確認しているということなのだった。

音とは、距離感、速度感、物体の大きさまでもを測れる道具なのであった。

見た目もどうか。世界グランプリ50㏄クラスの平均時速を超えられていない現状では、確かに遅いなあと感じてしまう。

スピードとは、物体が移動するときの単位時間あたりの変化の量だと言うけれど、実際に物体が移動すると起こることは、音の移動、音圧、風の発生、もろもろが起こる。日常的に時速80キロ、100キロを目撃していると、スポーツっぽい何かの中での70キロはたいへん遅く感じられてしまう。迫力はあんまり感じない。

なんか今日はまとまりないですけど、何かに挑戦するのがスポーツの第一義だとも言えると思うので、その中でさらなるスペクタクルを創出するには、味覚以外の視覚・聴覚・臭覚・触覚の四感を沸き立たせるような仕掛けをすると効果的なんだなと。

オチはないけど、理由はよくわからないが(←これをちゃんと説明しないとなあ)川口オートのダートの四輪レースの写真見たらカッコいいなあと思ったというお話しでした。きょうはおしまい。


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