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2009年8月

2009.08.29

マンクスグランプリのマーシャルやってます

TTウィークはいつもメディア登録して取材をしているのですが、今回自身2度目のマンクスグランプリ(MGP)は調査のためもあって、マーシャル(日本でいうところのコースオフィシャル)を体験し参与観察してみることにしました。

マン島のTTとマンクスグランプリのマーシャルは両レースともに、マン島TTマーシャル協会(TTMAIsle of Man TT Marshals Association)が統括していて、英語でのコミュニケーションができることと健康であれば、16歳以上の誰でも(※1)、外国人でも、ビジターでもマーシャリング(=マーシャル活動のこと)をすることができます。

※1 以前は75歳までという年齢制限があったようですが、少なくとも2009年TTコースインシデントマネージメントグリーンブック 第18エディションでは年齢上限については書かれていませんでした。

また3年ごとにIncident Management Courseを受講することになっています。

わたしの場合、英語のコミュニケーションが徐々に問題なくなってきたことと、日本でモータースポーツライフセービング機構(略称 LSO)のL.S.F.A.-Basic Skills First Aider with CPR & AED Traningを受講しているので、何かしらお役に立てるのではと考え、マーシャルに参加できないか相談しましたところ快諾いただきました。調査目的であることもお伝えし了承いただきました。

TTMAに申し込むには、ネットで申し込み書をダウンロードして郵送するか、TTMAの事務所に行って直接申し込みます。いずれにせよ、最終的には事務所に直接出向いて「sign on」(受付)をする必要があります。
TTMAの事務所はグランドスタンド裏に建物があります。
TTウィークのときは、TTMAの事務所以外に島内の何カ所か(多くはパブ)で受付を行なっています。

さて、受付を済ませるといただけるのがマーシャルキット。

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これだけの内容が、左上の下に敷いてあるビニールバッグに詰められています。ビニールバッグの裏には「TESCO」のロゴが。日本で言うところのイオンとかイトーヨーカドーのような、イギリス圏のスーパーマーケットです。マン島にはもともとShop Lightという地元スーパーチェーンとCo-opがあるんですが、セイコーマートがあるのに西友がスポンサードしてる、みたいな感じです。

右上の下に敷いているオレンジ色のが、「オレンジアーミー」の由来であるオレンジ色のベスト。背中にはやはりスポンサードロゴが入っており、今年はTTやMGPのオフシャルグッズを販売しているMOTORSORT MERCHANDASEでした。

上左側にはお土産のマグカップ。上中央には、やはりお土産のプログラム。プラグラムはお土産という意味以上に、ライダーになにかあったとき、名前を確認するのに役立ちます。

プログラムの左側にある小さいリーフレットは「マーシャリング・ザ・TTコース」というもので、マーシャル活動についてポケットサイズに収めています。主な内容は以下の通り。

・IMCトレーニングコース
・TTコース 指揮系統図
・警告看板について
・マーシャル行動内容
・フラッグ
・トラベリングマーシャルについて
・ライダーの走行について
・赤旗について
・新人マーシャル
・マーシャルの権限
・ファーストエイド
・救急ヘリコプター
・無線の使い方
・オイル処理
・ACUの子ども安全対策
・トラベリングマーシャルのナンバー
・ロードクローズの時間変更の場合
・関係する連絡先
・5年後までのイベント日程

プラグラムの左側のDVDは、講習内容が収められています。約30分ほどのビデオで、マーシャリングについての注意と、救急ヘリコプターへの対応がけっこう長い時間取られているのが特徴的です。

右側の腕章は、法律で「プラクティスとレース時にこれをはめているマーシャルは警察と同等の権限を持つ」とされる大事なアイテムで、7セッション経験すると初心者腕章(黄色)から経験者腕章(青)に昇格します。

Img_8816s

その下にあるバッヂは参加賞ですが、イヤーバッヂがセットされていて、長年マーシャルをすると、イヤーバッジがどんどん伸びる仕組みです。
TTやMGPのマーシャルは無償ボランティアで、交通費はおろか昼食も出ませんが、このように“自尊心”をくすぐるやり方はボランティア活動にとって大切なことかもしれません。このような無償ボランティアの究極の“あがり”が、MBEやOBE(英王室の勲章システム)などの勲章・称号として形付けられることもあるわけです。

下側に並べた書類の内容は以下の通り。

・事故レポートはすぐに提出してください、のお願い
・全てのマーシャルに重要なお知らせ(問題があったら朝7時半までに報告を)
・新人マーシャルへ
・マーシャルのフィードバックフォーム(歓迎されましたか? 担当マーシャルに説明受けましたか?など)
・チーフセクターマーシャルの連絡先(携帯電話番号)
・ロードクローズ時刻の政府公報
・TTコース図とセクター分け(パウチ済み)
・マーシャルサパーの招待券
・講習会の日程案内
・フェリーの割引について(200ポンド超える部分については半額に)

左側はマーシャルが受けられる特典のチラシ。

・アウトドアショップ 10%オフ
・バイクショップ 10%オフ
・バイクショップ 15%オフ
・MGPも協賛しているギターフェスティバルの特別チケット購入特典
・VMCCのマンクスラリーを含むジャービーフェスティバルのお知らせ
・他にもパブやレストランでの割引など

日本のように交通費として数千円渡すやり方もありだと思いますが、年に一回のレースならば、このように協賛を集めて渡すという方法もアリではないかと思いました。

TTやMGPの場合、希望すればマーシャルする場所を変えることができます。(下っぱのみ)
TTコースは2007年の事故を受けて、かなり広範囲に観戦可能場所を制限しましたので、自己責任を前提に、もっと近くで、あるいは観戦不可能な場所でレースを見るというスタンスもありかもしれません。

ただし、実際に目の前で事故が起きたとの衝撃とか、その後のトラウマも覚悟しなければいけませんが。
それについてはまた別の機会に。

さて、MGPのマーシャル体験は、プラクティスではユニオンミルズとグリーバキャッスル、レースはクロスビーとレンカレンで登録しています。

グリーバキャッスルでの仕事は……。

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ワンコと戯れるじゃなくて、ワンコを確保しておくことでした。
法律でレース中、動物はリードを付けておくことになっているんですが、グリーバキャッスルという名の通り、元お城だった大きなお屋敷の庭を2匹のワンコが駆けずり回っていたんですよ。
で、飼い主が出て来ないので、首輪を持ってプラクティス中、ずっと確保しておりました。

そんな仕事もマーシャルの仕事、ということで。

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2009.08.26

【私信】にちゃいのおたんじょうびおめでとう

って、お姉ちゃんに伝えてください

三日前、おにいちゃんはよんちゃいになったよん

タマもよんちゃいになりました

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想像のMADE IN JAPAN

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「カワサキが大型バイクの生産をタイに移管予定」のニュース(ソース:読売新聞)読みましての雑感。

最近、「定本 想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行 」という本を再読了したところなので、「国家」とは幻想なのだ、想像なのだ、ってか国家ってなにそれおいしいの?と認識を新たにしたところでした。

ああ、そう言えば国家というのは、ニッポンじゃ「単一民族(でははかったはずだけど)=ひと囲みの土地・場所=同じ言語を話す=国家」みたいな感覚で暮らしているので普段は一体国家とはなんぞや、なんて考えてもみなかった。

今わたしが滞在しているマン島を理解するには、国家の概念を根本からひっくり返さないといけない。
ここはひと囲みの土地(島)ではあるけれども、民族という意味では1000年以上前からノルマンディ(バイキング)とケルト(が民族と言えるのかどうかは否定説が多いけれども)のミックスだとされていて、しかしながら「マンクス」という人種(人種という概念もそもそもあやふやなのだけど)の存在も否定説が多い。
戦後はマン島生まれが半数、海外生まれ(多くはイングランドとウェールズを中心としたUK)が半数で、それも政治的な戦略でたまたまそのようなカテゴリー分けをしているに過ぎない、だとか。
元首(象徴天皇のような存在)はクイーンエリザベス二世女王だけど、政治的に英国連邦からは独立していて、しかしながら旧大英帝国を中心としたゆるやかな連合体、英国連邦(コモンウェルス)には所属していることになっていて、ゆるやかにカナダとか南アフリカとか、インドだとかと連体していることになっている。
言語は現在英語を使っているけれども、19世紀にマンクスガエリック(マン島語・マンクスゲール語)を話す人がほとんどだったのが、教会主導で英語化され、しかし民族復権運動としてマンクスガエリック復活をはかっていて、一応、公用語は英語とマンクスガエリックということになっている。

というようなことはともかく。前書きが長くなってしまいましたが。

自動車・二輪車の生産統計をどのように測っているのか、その定義が経済産業省で定められ、自動車工業会(自工会)で台数ベースの統計が毎月発表されています。

自動車の出荷形態の定義は以下の通り。


●完成車[台数ベース]

・完成車(CBU:Complete Build Up)

・ノックダウン(KD:Knock Down)車両→車両構成部品を輸出し、現地で組み立てて販売する方法。1台当たりの構成部品がFOB価格の60%以上
……SKD(Semi Knock Down)(現地でボルト、ナット類で組み付け可能な程度に分解された状態で出荷)
……CKD(Complete Knock Down)(部品単位で完全に分解された形態で輸出。主に現地で溶接・塗装・艤装)

●部品[金額ベース]

・海外生産用部品KDセット(60%未満の部品供給を伴うノックダウン)

・OEM部品や補修部品

これらの定義はあくまで、どこの工場で生産されたか、を根拠に定義しているもの。

・誰が設計したか
・どこで誰が設計したか
・誰が組み立てたか
・その会社の資本と登記はどこか

みたいな話は組み込まれていない。

例えば、

・日本本社勤務のアメリカ人がアメリカ向けオートバイを企画した
・日本企業ヨーロッパ現地法人のヨーロッパ人が現地向けオートバイを企画した
・日本企業の日本の工場で日系ブラジル人が組み立てた
・アメリカ資本のイタリア登記会社がイタリア人の設計だが60%以上日本の部品でイタリアでポーランド人とエストニア人が組み立てた

などなど、どんどん話はややこしくなってくる。
先の国家とかの話で言えば、父はフランス人、母は中国人、でも生まれたのはマン島、ではその子どもは「何ジンか?」みたいな。

食品関連でも、種や稚魚、稚貝は外国産でも最終収穫地・漁獲地が日本なら日本産。
加工食品の場合、原料の原産地と、最終加工地の問題があったり。

世の中がグローバル化して、何を根拠に

日本産

日本製

というのかは、本当にややこしい問題ではありますが、いついつまでも

MADE IN JAPAN

が、品質保証の代名詞でありますよう。

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2009.08.24

1902年の電気自動車

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The Motor 1903年2月4日号、p517より。

アメリカのBaker Torpedo。

1902年に時速60マイルを記録したが事故を起こして何人か死亡したと書かれています。
1904年にはデイトナで非公式記録ながら時速100マイルを記録した電気自動車です。

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2009.08.23

自動車業界出身の林文子氏が政令指定都市人口日本一の横浜市長選挙に立候補

わたしは政治にまったく興味がないので、なるべくこのブログでも政治に言及はすまい、とは思っているのですが、林文子氏が横浜市長選挙に立候補、のニュースには声を出して驚きました。

なんと言っても、地元、として生まれ育った横浜のことですし、林文子氏の凄さを間接的に味わったことがあり、お手並みを拝見したい、という気分もあります。

というのも、自分の所有しているクルマはフォルクスワーゲンヴァナゴンなんですが、購入した販売店の社長だったのが林文子氏でした。

現在、ドイツのフォルクスワーゲンAGの直営であるフォルクスワーゲン東京が旧ファーレン東京(その前は別の外車販売ディーラーだったのが、ワーゲン販売店網がトヨタ系列のDUOとその他系列ファーレンに整理されたとき、ファーレン東京となった)時代に、ちょうど林文子氏が社長に引き抜かれてきたときでした。

物理的(店舗内装とか)にも人的サービス的にも、林文子社長時代は別の会社になったんじゃないか、ってくらい、もうすんばらしく人におすすめできる販売店になったのでした。

ほんの些細な話ですけど、例えば、クルマの点検に行ってテーブルで待っていると自動的にコーヒーが出てきてしまう。わたしはコーヒーは飲まないどころか、匂いもダメなのでもったいないからどなたか飲んでくださいとかなんとか言いますと、じゃあ紅茶はいかがですかということになって紅茶が出てきて、さらには、次回行ったときには自動的に紅茶が出てくる、というあんばい。どんなお客のネタ帳がある美容院ですか、このクルマ屋さんは。

フォルクスワーゲン東京の場合、車検のときなんかは代車を配送してくれるんですが、配送担当さんが素晴らしかった。普通はアルバイトとか下請けさんがやるのでしょうけど、林文子社長時代は、配送担当さんは別の高級外車屋さんを引退されたそこそこのお年の元営業の方がいつもパリっと高級そうなスーツでやってきて、むしろこの人から次回はクルマを買いたい!と思うような丁寧で上品な方が担当でした。アルバイトがてら配送を担当されてたみたいでした。

林文子氏がBMW東京の社長に引き抜かれた後は、なんか残念なことが続いていて、とくにこの1、2年はなんか国産ディーラーと変わらない対応だなあと感じることが多いですね。車検のときこっそりフロントガラスのヒビをアロンアルファで直そうして、結局ひどいことになってしまっていたけど報告がなかったり、とか。(後日談ですが、孫請けか曾孫受けの車検屋さんがやったことだったらしい。さすがにこれは直してもらいました、というか、丸ごと交換になりましたが)

おっと、それで林文子さんなんですが、その後、ダイエーの再建に関わったりとか。でも、どちらかというと自動車販売店業界出身という印象が強いですね。

いっぽう、横浜市長の中田宏氏≒Cocco≒サカナくん、なんですが、横浜はG30施策の一貫でゴミの分別が始まったのはちょいと面倒だし、指定管理者制度を進め過ぎであちこちのスポーツクラブだとか公共施設の運営がなんかグダグダになったりだとかもありますけど、日産本社誘致とか、Bankartとか、巨大なクモが来たりとか、大型施設へのバイク駐車場設置義務付けとか、市営地下鉄沿線に第三セクター方式でバイク駐輪場を増やしたこととか、まあ市民としては一定の評価はしていたところに突然の辞任。

ああ、やっと本題。
それで、自動車業界出身の女性が市長にもし就任したらどんなことになるのか、というのはとても興味があります、バイク乗りとして。

念のためエクスキュースしておきますと、このエントリーは誰かの選挙応援でもなく、投票を促すものでもありません。
選挙後、横浜市がどのように変わるのか、ということに興味がある、という趣旨のエントリーです。

わたしはどの政党も支持していないし、応援しません。
わたしはどの個人も支持しないし、応援しません。

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2009.08.22

ビーチクロスに行ってきた

マン島のポートエリンの海岸で行なわれたビーチクロスを観に行ってきました。

ビーチレース、ビーチクロスとはその名の通り、砂浜で行なわれるレースで、イギリスのブリテン島とマン島を統括するモーターサイクルスポーツの競技団体、ACU(オートサイクルユニオン)では、モトクロス、エンデューロ、クロスカントリー、トライアルと並んで、「グラストラック」(芝生のトラックで行なう競技)と「ビーチレーシング」(ビーチクロス)がカテゴリーとして存在しています。

ビーチクロスだなんて、環境保護団体からしたら卒倒しそうなモータースポーツですが……。

マン島あたりでは潮の満ち引きが大きいので、数時間後にはここは水没してしまいます。

あと、多分、ウミガメは産卵しに来ない。(多分)。

マン島で行なわれているビーチクロスは他に、ピール、ラムジー、ダグラスでも開催されます。

それにしてもすごい人、人、人。

モトクロスはとくに若者に人気で、マン島南部の若者全員が集まってるんじゃないかってくらい、少年少女、青年男女が集まっていました。恐らく、3000人はくだらない。ちなみに人口8万人。ポートエリンあたりの人口は2万人程度ですから、けっこうな人出です。

何はともあれ、動画を見てみてください。
モトクロスの他に、クウォードバイク(ATV)のレースも行なわれていました。

あと、すでにTTスターの身長2mコナー・カミンズ選手が普通にエントリーしていたりとか。

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エンデューロの世界チャンピオンで最近、シーズン途中ながらBMWからカワサキに移籍したデビッド・ナイト選手が来てました。

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そして今日(土曜日)からマンクスグランプリが始まります。
今年から80年代マシンのクラスが始まるそうなので、今日はパドックに見学に行く予定。
月曜日からはマーシャルデビューです。

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2009.08.21

今週末は群馬、北関東が熱い!

ミクシ経由マイミクさんからの情報をいただきましたよっと。

週末は群馬、北関東がすんごいことになってます。
ニッポンのロードレース界のオーソリティさん大集合ってな感じですね!


22日土曜

伊勢崎オートレース場でバイク関連盛り沢山イベント

http://autorace.jp/autorace_stadium/isesaki/information/2009/0804_motor_fes/0804_motor_fes.html
http://autorace.jp/autorace_stadium/isesaki/information/2009/0813_motor_fes_schedule/0813_motor_fes_schedule.html

22、23日土日

榛名サーキットで74GPで世界の、全日本のライダーと戯れる
※3イベント参加ライダー(予定・順不動)
辻本聡、青木宣篤、亀谷長純、坂田和人、 武田雄一、山口辰也、鎌田学、 清成龍一、高橋裕紀、 手島雄介、徳留和樹、 松戸直樹
http://www.74daijiro.net/information/2009/08/post_12.html

おおっと忘れるところでしたが、もて耐も。

去年、もて耐でカワサキのNinja 250で20数秒で走れてすんごく嬉しかったんですけど、今年はNinjaで何秒くらいまでラップが縮むか興味津々であります。

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2009.08.20

バイク文化は地勢学的に発達する?(仮説)

日本以上にバイク雑誌・新聞が人気のイギリス圏

イギリス圏(ブリテン島、アイルランド、マン島あたり)では、コンビニに30誌ほどもバイク雑誌が並んでいます。日本ほどバイクの保有台数、保有割合が高いわけではないのに、この10年で雑誌の数がますます増えたということは、バイクブームのさなかにあることをうかがわせます。バイク専門の新聞も3誌くらい(総合紙、レース紙、中古車紙)あります。

こちらの雑誌の表紙を眺めていますと、興味深いのは、その多くは、

まっすぐ走り(伏せ姿勢)

または

ウイリー

が圧倒的に多いのに気づきます。

そう言えば、イギリス圏(わたしが知っているのは、イングランド、ウェールズあたりとマン島、北アイルランド)あたりでは

コーナリングを楽しむ文化

って、もしやないのかも、とか思いました。

マン島の場合、やや峠っぽいいわゆるBロードはあることはありますけど、そこを「攻める」ように楽しむライダーの姿を見かけたことはないんですが。

TTコースは230以上のコーナーがある、と言われますが、コーナーと言っても、伊豆箱根のようなつづら折れのコーナー続きの場所はほとんどなく、きついカーブもラムジーヘアピン(椿ラインの便所コーナーに似ている)と、シケインのようなガバナーズブリッジのS字コーナー、それにグースネックコーナーくらいで、あとは、どちらかというと高速コーナーばかりです。

バイク文化は地勢学的に左右される

というわけで、あくまで仮説なんですが、こんなことを考えてました。

【日本】

そこに山、峠があるから、「コーナリングを攻める文化」が発達した。

【イギリス圏】

そこに近代化の象徴としてのHighway(高級道路)を丘陵地帯と都市を結んで作ったから、「道路を速く走る文化」(公道レース的な)が発達した。

【アメリカ】

そこに大地があるから、「まっすぐ走る文化」(ドラッグレース)「見渡せる程度に区切ったトラックで走る文化」(ダートトラック)が発達した。

どのようなことでライダーがバイク文化を楽しんでいるかというのは、案外、地勢学的に左右されているんじゃないかなー、なんて思ったのですけど、どうでしょう。

イギリス圏のバックヤード文化

あと、レストアとかビンテージバイクの文化があるイギリスは、その家屋の文化がかなり影響しているのではないかな、とも。

20090712img_3971s

イギリス圏の場合、通りから見えるリビングはどちらかというと「パブリック」で、だから家の中は靴のまま上がるのが普通で、道路に面したリビングにカーテンをひかないのも普通で。で、「プライベート」の空間はというと、いわゆる「バックヤード」とか「バックガーデン」という、通りから見えない方に裏庭(とはいえメインの庭)が設けられている構造が普通です。
したがって、プライベートの活動であるバイク趣味は、バックヤードで近隣の目を気にすることなく、存分に楽しめる。

アメリカもイギリス圏からの移民から文化が移入しているので、アメリカ、カナダは事情は似ていると思います。

一方、日本では通りに面した庭がパブリックで、家の中がプライベート。なので、近隣の目を気にしてお父さんはバイク趣味を庭で楽しむことができない……というより、そもそもバイク趣味を楽しめるほどの庭を持っているのは郊外の地主さんだけ、みたいな。

写真は、バックヤードではなく、通りに面したガレージでレストア中の方。バックヤードもありそうなお宅でしたけど、わざわざガレージで作業しているのが面白い。かれこれ3年くらい取り組んでいるそうです。

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2009.08.16

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ULSTER GRAND PRIXアルスターグランプリを観てきた~公道レースとクローズドサーキットのロードレース

アルスターグランプリに行ってきた

8月12日から16日までフェリーでマン島からベルファストに渡り、バリメナというところに滞在しながらULSTER GRAND PRIXに行ってきました。
日本語表記で、ULSTERは「アルスター」とか「ウルスター」とか「オルスター」に聞こえなくもないですが、ここでは以後「アルスターグランプリ」ないし「アルスターGP」と表記します。

アルスターグランプリ基礎知識

アルスターグランプリは、アイルランドで1922年に始まったロードレースで、場所やコース長を変えながら、現在は北アイルランドのベルファスト国際空港の近くのDUNDROD ダンドロッドの約7.4マイル(11.84km)の公道コースで行なわれています。

平均時速は133マイル(212.8km)を超え、平均時速ではクローズドサーキット(レース専用サーキットも含め)世界最速のレースです。
マン島TTレースは2007年に平均時速130マイルを記録して、世界最速の座を樹立したのですが、アルスターグランプリは2008年は雨でキャンセルになって今年、再び世界最速のレースを奪還しました。

世界最速のレース

日本人にとってレースの「平均時速」は馴染みがほとんどなく、レースの速さは普通、「ラップタイム」(一周の所要時間)で表します よね。例えば、鈴鹿サーキット一周2分8秒とか、筑波サーキット1分00秒とか、そんな感じに。

なぜ、公道ロードレースが「平均時速」で速さを表すのかずっと考えていたのですが、やっと解けました。
公道レースはときどきコースが変わって距離が変更されたりするし、コースによってコンディションやコーナーのタイプがそれぞれ異なりますが、それらを別として世界共通の指針となるのが「平均時速」なのだということです。

アルスターグランプリはマン島TTと同じく、1970年代に世界グランプリがクローズドサーキット化されるのに伴い、世界GPシリーズからは外れ、現在は国際格式として行なわれています。

世界の公道レースの現況

公道レースはマン島TTレースくらいしか日本で知られていませんが、北アイルランドとアイルランドでは14か所ほどで行なわれていますし、イギリス(ブリテン島)ではスカボロー、他に北欧や東欧、ニュージーランド、オーストラリア、ブラジルなどでも開催されています。

アイルランド島は政治的には1949年にイギリス連邦としての北アイルランドと、EU加盟国かつユーロ使用国のアイルランドに分断されていますが、社会的には現在、国境の入出国管理所はないし、地元の人に聞くと、アイルランド島全体でひとつの国のような、別に違いは感じないという程度のことなんだそうです。

というわけで、アイルランド島とマン島の公道レースをひっくるめて、公道レースシリーズになっていたりもします。

それから、レースを統括する団体は、ACU(オートサイクルユニオン)がブリテン島とマン島、アイルランド島はMCUIC(モーターサイクルユニオンアルスターセンター)が統括しています。


*****

公道レースに対するわたしの考え

こうして公道レースのことを紹介していると、わたしが公道レースが大好きとか、公道レースに出ることを皆さんにおすすめしているとか、公道レース推進派とかいう風に思う方もおられるようですがそういうことではないんですよね。
今まで、そういうことはひと言も雑誌にも、ブログにも、インターネットのコラムにも、新聞や週刊誌へのコメントでも言っていないと思うんですが。

わたしの興味は「モータースポーツ文化」とか「モーターサイクリング文化」(オートバイの趣味の活動全般のこと。ツーリングやカスタムやレストア、メンテナンスなどなど全ての活動)にあって、「世の中にはいろいろな種類のモータースポーツやモーターサイクリングがあるのだなあ」という部分です。

そういうことを、一歩引いて、でもできるだけ全体を眺めて「文化」を把握したいと思っています。

日本のモータースポーツ文化やモーターサイクリング文化は極めて狭く、種類が少なく、ひいては楽しみ方の幅はまだまだ広げられるのではないかと感じます。

もちろん、日本のモータースポーツ文化、モーターサイクリング文化にもいいところはたくさんあって、例えばモータースポーツ文化で言えば、世界的に素晴らしくクォリティの高いサーキットが各所に点在し、オートバイそのものは非常に安く手に入るし、保険も安い。レースのライセンスやエントリー費は高いけど、その分、素晴らしいレースオフィシャルさんがレースを見守ってくれ、救急医療のシステムも(他諸国に比べれば)素晴らしいし安い。

その国、その地域に合ったバイクの楽しみ方やイベントのあり方というのがあって、いいところは見習えばいいし、ダメなところは反面教師として適切にリスク評価リスク管理を行なえばいい。

マン島TTレースはとにかく世界的に有名で、マスコミの格好のバッシングの餌食になりがちだけど、すぐ隣でもっともっと日常的な光景として行なわれているアイルランド島での公道レース、ノースウエスト200とDUNDROD150、アルスターグランプリ、あるいはマン島のTTコース以外で行なわれている公道レース、サザン100やジャービーロードレースはもっともっと緩やかに運営されていて、まあなんというか、ただただびっくりするばかり。

公道レースとタイムトライアルレース、クローズドサーキットのロードレース

公道レースの現場でレースしている人たち、レースを運営している人たち、観客の皆さんはそんなことはまるで意識にないようですが、「クローズドサーキットでのロードレース」と「タイムトライアルの公道レース(マン島TTレース)」、「マススタート(一斉スタート)の公道レース」とでは明らかに別のスポーツと考えるべきでしょう。

それは、例えば、スタジアム/アリーナ(競技場)で行なわれる100mスプリントや10km、20km陸上競技、公道を使って行なわれるマラソン、公道の中でも未舗装路や登山道で行なわれるクロスカントリーの違いのような。
同じ「走る」という行為でも、競技場の20km競争と、公道でのハーフマラソンが、競技の方法、ジャッジの方法、競技者のマインドが異なるように、オートバイの「ロードレース」とひと言で言っても、クローズドサーキット、公道レースのタイムトライアル、公道レースのマススタート方式のレースとでは、繰り返しますが、別の種類のスポーツです。

公道ロードレースとクローズドサーキットロードレースの違いについて、以下に簡略にまとめますと。

【ライダー】

公道

そこいらじゅうに、生活のためのインフラが物質として存在する(電柱とか、建物とか、歩道の段差とか、門柱とか、植木とか)ので、リスクの想定内で走ることが求められる

クローズド

基本的に転倒した先のリスクはあらかじめ排除されていることを前提に、限界に挑戦できる。しかし、たとえストレートであってもそこで他のライダーとぶつかったり、エンジンロックして、ストレートのコンクリートウォールにぶつかるだとか、そういう「想定外」の事故と結果は完全には排除しきれない。

【レース運営】

公道

観戦者のリスク管理が最大の課題。マーシャルは観戦者の安全管理も行なう。
膨大なマーシャルの数を必要とし、その多くは無償ボランティアに頼る。
レース中、コースオフィシャルがジャッジすることはほとんどない。(ピットレーンを除く)

クローズド

コースオフィシャルはレースのジャッジも時折行なう。(黄旗無視とか)
観客の管理はボランティアのオフィシャル/マーシャルではなく、警備員を雇って行なうことが多い。

【観客】

公道

身の安全を自分自身で行なうことが求められる。

クローズド

レース中の事故がふりかかってくることはほとんどない。観客の安全管理はオフィシャル/マーシャルではなく、警備員が行なうことが多い。

もっともっと違いがあると思うのですけど、今日はこの辺で。


アルスターグランプリの動画

動画は、アルスターグランプリの多分、スーパーバイクレース。
トップ集団が通過し、そのうちの1台がこの先の中速コーナーで転倒。向かい側のマーシャルタワーで黄旗を振っている様子です。
転倒したコーナーの左右は牧場で、言うならば自然のセーフティエリア、グリーンになっています。
ライダーは無事で、歩いて自力で帰っていきました。

この場所では救急車と救急隊が待機し、他にコーナーの先に左右それぞれ4人ずつくらい、合計10人程度のマーシャルが待機しています。

観客は手を伸ばせばライダーに届く位置で観戦することができます。

フラッグタワーがアウト側にあるのが不思議だなあと思ったのですが、この位置じゃないと、多分、ライダーからの視認性が確保できないのだと思います。

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2009.08.12

これから海外旅行に行ってきます

海外旅行と言ってもそんなに景気のいい話ではなく、一番安いフェリーでマン島のお隣の北アイルランドに行ってきます。

マン島-ベルファスト/ダブリンのアイルランド航路は現在、たいへん便が少なく、TTウィーク中でも週2、3便しかありません。
今週はかつて世界グランプリの一戦でもあったアルスターグランプリが行なわれるため、それに合わせて今日水曜日と今度の日曜日の便が設けられているみたいです。

ちなみに、マン島-アイルランド便は冬はほぼ運休。

往復の料金は人だけだと38ポンドから。
時間は早い方の船(シーキャット)で3時間です。

飛行機だと、一番安くて料金無料、ただし税金・空港利用料が取られるので片道38ポンド程度から。高いと150ポンドとかになることもあります。
飛行機の所要時間は25分くらい。10人乗りのプロペラ機が就航しています。

ジョーイ・ダンロップの弟、ロバート・ダンロップの息子、ウイリアム・ダンロップ選手のチームのお手伝い(?)をしに行くことになっているのですが、はて、どうなりますことやら。

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2009.08.11

地震でバイクは倒れるか

短期間に二度の震度4以上の地震があったとのこと。そこで思い出したことをつらつらと。

以前、よく乗用車用時間貸し駐車場にバイクを停めさせて欲しいと交渉してみると、決まり文句は

「地震で倒れて隣のクルマを傷付けるかもしれないからダメ」

というセリフだった。

乗用車1台分のスペースの真ん中にバイクを置けば、仮に倒れたとしても隣のクルマにぶつかることはないだろうし(まあスペースによるのだろうけど)、そもそも、バイクが倒れるほどの地震であれば、天井やビルそのものが崩れたりして、それどころじゃないだろうと思って、粘り強く交渉するものの、以前は100%バイクは駐車場お断りであった。駐車場法改正で、多少、状況が変わったことは喜ばしい。

さて、「バイクは地震で倒れるか」の命題に対して、うろ覚えなのだけど、「震度5程度なら、サイドスタントのままでも大丈夫」とか、「サイドスタントとメインスタンドでは、倒れる震度は変わらない」とか、とういう実験だか記事だか関係者の証言だかがあった気がするのだけど、あくまでうろ覚え。

自分自身は今回の地震を除いて、いままで震度4と5を人生で数度経験しているけど、バイクが倒れたことはない。でも、揺れ方とか場所とか停め方によっては倒れることもあるのかもしれない。皆さんの地域ではどうでしたか。

1995年の阪神淡路大震災のときは、出荷を待つ新車が軒並み倒れてしまって、出荷するために板金塗装屋さんが大忙し、という事例があった。ただし、あの地震は震度7とも8とも言われているので、そこまで揺れれば倒れてしまうのは理解できる。

バイクをガレージなどで簡単に立てて保管するための、フロントタイヤをホールドする用品があって、たしか震度5だか6だかまではまったく倒れません、トランスポーターに設置して悪路を走ってもバイクは倒れません、と宣伝していたやつがあったと思うのだけど、これもまたうろ覚え。

地震の振動や、トランスポーターに積載時の揺れでサイドスタンドが跳ね上がってバイクが倒れる現象を防止するために、サイドスタンドとフロントフォークかフロントホイールあたりをタイダウンやロープで縛っておく、という方法があったと記憶しているけど、それもまたうろ覚え。

ともあれ、今後ともバイクが倒れないように工夫して停めなきゃな、と思ったのは確か。なにより、「バイクは簡単に倒れるもの」というイメージが世の中にある事実を受け止めなければならないと思う。

ライダーが世間に与えるべきは、「安心感」か。

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2009.08.10

16歳は大人か

BBC(イギリスの国営放送。マン島でも放送されている)で、ステイ先の奥さんがグランドスタンドで出会ったという16歳の女優にしてレポーター、アクティビスト?の女の子(という風にわたしには見える)がレポートしたBBCの政治レポート問題提起番組を見た。

内容は、現在、18歳であるU.K.の参政権を16歳の子どもたち(という風にわたしには見える)が16歳に引き下げよ、と訴える、という内容。

16歳で猛勉強している子ども、16歳で無職の子ども、16歳で働いていて20%もの所得税を取られている子ども、他の事例として16歳で知的障害のある子ども、20年永住してやっと参政権を得られたブラジル系移民の50代の女性などとともに、U.K.とは独立した自治体系を持つマン島が紹介された。

マン島は、世界で最初に女性参政権を与えた「国」と言っていて(※)、参政権が与えられる年齢は16歳である。
日本の20歳からよりも大幅に早い。

※完全に独立した「国」としてはニュージーランドということになっている。一部地域ということであれば、日本とアメリカが早かった。

参政権の年齢が早い理由として、イギリス圏の変わった教育制度が挙げられると思う。

イギリス圏(ブリテン島と北アイルランド、それにマン島やジャージー島など)15、16歳あたりで、GCSEという統一テスト(しかし、デザインやドラマなどの授業は普段の成果も勘案されるし、一斉に同じ日に試験があるわけではなく、2週間にわたってポツリ、ポツリと試験が行なわれる)を受けることとなっている。
俗にAレベルと呼ばれる単位が取得できると、カレッジ(専門学校や短大のような学校)に行くためのハイスクールに行くことができる。

取得できないとどうなるか。
働くか、職業学校に行くか、試験を受かるまで何年かかかって受け続けるか、何もしないか。

何もしていないティーンズの姿も目立つ。
しかし、NEET(ニート)という言葉はまったく普及していない。なぜなら、それが普通のことだからだ。

で、15歳とか16歳とかで働いていてもしっかり所得税を取られるわけで、マン島の会社でマン島住民ならば10%くらい、マン島で働いていてもUKの会社でUK住民登録のままならば、なんと20%も税金に取られる。週に3万円くらいしか働かないパート、アルバイトでも、6000円も所得税に取られてしまう。日本では源泉されるとしたら5、6%くらいだし、そもそもその低賃金ならば小さい事業主ならば源泉徴収すらしないところもあると思う。物書きでもその程度の収入なら源泉徴収は一律10%だ。

所得税という義務が発生する代わりに、マン島では16歳から参政権という権利も与えられる。ところが、UKでは参政権は18歳からなので、これは不公平だ、と、かの16歳の女優にしてレポーターかつ政治的アクティビストの女の子(引き続き、「女の子」にしか見えない)がその番組でレポートしていた。

参政権を若い年齢に与えるというのは、税徴収の手段の一つなのかもしれない。

そのような番組を見つつ、そういえば、マン島ってバイクとかクルマの運転免許は何歳から取れるの?とあらためて尋ねてみた。

答えは、

バイク→16歳

クルマ→16歳

もうこれはものすごいカルチャーショックであった……。

参政権、16歳。
自動車運転免許、16歳。

「だって、16歳ってまだ子どもじゃん? いろいろと学ぶべき年頃じゃん?」

とか言ってみたけど、日本の高校生にあたる年齢の子どもたち(←しつこいようだが、見た目もまだ子どもにしか見えない)が、学校に行かないのも割と普通で、働かないのも割と普通で、働いているのも割と普通な国にしてみれば、16歳-18歳のほとんどが高校に行って、大学に5割も進学する感覚は互いに理解できないのは無理もない。

16歳で自動車の運転ってば、保険はどうするのだろうか。イギリス圏の保険は日本の比較にならないくらい、べらぼうに高い。100㏄のスクーターの保険が年額、8万円くらいするわけで、その分、彼らは働くのだろうか、親が加入するのだろうか。

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2009.08.08

あと2時間で300万hit?

予定ではあと2時間ほどでアクセス数が300万に達する模様です。

2004年12月にブログを開設しましたので、長かったような、短かったような。

この5年半で、バイクに関連するインターネット界、ブログ界隈、バイク雑誌業界もいろいろと変わりました。

自分のブログに対するスタンスも少しずつ変わってきてはいるのですが、(自分にとって)ほどよい立ち位置のブログであり続けたいと考えています。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

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300万hit記念にぜひ

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田中さんのリクエストにお答えして、萌猫特集

えーお心あたりのある全国全世界の田中さん

萌猫の動画はいかがですか。

萌ネコと言ってもマンクスキャットではないので尻尾は付いてますが。

あやしているのは、元TTライダー。

バイクと全然関係ない動画のようでいて、実はTTのビデオを観てます。

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2009.08.06

モトGPとマン島TT、モトGPと鈴鹿8耐が日程ダブルブッキング

FIMが発表した来年度のモトGP暫定カレンダーによりますと、

6月6日(日)に、マン島TTレースウィークと、ブリテッシュGPシルバーストーンが、

また、

7月25日(日)には、鈴鹿8耐と、アメリカGPラグナセカ

が、それぞれ日程がぶつかるとのこと。

ブログ「GP News Worldwide + MotoGP・SBKをメジャーにしたい!!」さんとこでも紹介されてます。

【MotoGP】 マン島TTとシルバーストンが同日開催?


もう少し解説しますと、来年のマン島TTレースは練習走行日が5月29日から6月4日まで日曜日をのぞく毎日(国教会の圧力で日曜日はレースやプラクティスが基本的には開催できない法律になっているため)あり、決勝レースは、6月5日(土)、7日(月)、9日(水)、11日(金)の延べ4日間の日程で開催されます。

で、レース開催できない6月6日(日)は恒例の「マッドサンデー」と呼ばれる日にあたります。
決勝レース開催初日とその次のレースの合間の日曜日、バイクでやってきたツーリストが走り回るので「Sud Sunday」とか「Bad Sunday」などとイギリスの新聞が100年くらい前に呼んだのが最初と言われています。転じて、Mad Sundayと呼ばれています

マッドサンデーは公式のイベントでもなんでもなく、レースが行なわれない合間の日曜日なので、ただツーリストたちが大量にTTコースを走り回り、なかでも右側通行の国から来たツーリストが事故を起こしがちなので、マウンテンエリアを事故防止のため(マッドサンデーを楽しんでもらうためではない)に一方通行にします。
2007年からはTTウィーク全て一方通行にすることになりまして、交通事故が激減したということです。

メインランド(ブリリッシュ島、イギリス本島)からは船便が多いため、このマッドサンデー目当てに2、3泊しかしないライダーも多いですし、レース最終日のシニアTTの日よりむしろ、マッドサンデー前日土曜日(つまりレース初日)の方が人が多い年もあります。

さて、モトGPが開催されるシルバーストーンは、安全性の理由もあって全面改装され、モトGP開催は20数年ぶりとのこと。それだけに、イギリス圏のモータースポーツファンの期待も大きかったので、観戦派のファンにとっては日程クラッシュはけっこうショックな出来事だったみたいです。

鈴鹿8耐とラグナセカは地理的に近いわけではありませんが、日本からもっとも安く行ける海外の一つでアクセスもそんなに悪くないですし、何より、レース関係者のトップがごっそりアメリカに持って行かれてしまうのはなんだかなあという気もします。

ESPNとSKY SPORTの日程優先? なんてことはないよなあ。
ローカルに根付いたレースを大切にして欲しいなあ。

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TTコース踏破

もうすぐ300万HITです。
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今日は朝から天気が良かったのです。

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普段まったくあてにならないBBCの天気予報も、マン島政府の天気概況も、マン島新聞社の天気予報も、ぜーんぶ快晴の予報。

なので、TTコース徒歩一周の最終チャレンジを決行することにしました。

先日作ったアンコを丸いバンズにマーガリンとともに塗って挟んでエセあんパンを作り。
さらに昨日の残り物の、アボカド+タマネギ+セロリ+ツナのディップでサンドイッチを作り。
バナナとリンゴ、シリアルバー、そして抹茶ドリンク(カフェイン投入用)をバックパックに詰めまして、いざ出発。

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まずはスクーターでグランドスタンド前へ。チェッカーフラッグが振られるゴール地点にスクーターを放置します。
目の前のバス停からラクシー経由ラムジー行きの「3」番のバスに乗りまして。料金は片道だと2ポンド10ペンス。往復だと多分3ポンド70ペンスだと思います。

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ラクシーからマウンテン鉄道(電車)に乗り換えまして、バンガローを目指します。料金はラクシーからバンガロー片道3ポンド40ペンスでした。
バンガローはTTコースの目の前で、電車はさらにスネイフェル山頂サミットに向かいます。
なんか今日はスペシャル?な日みたいで、手が震えつつもマイクを握って行路案内する車掌さんが同乗しました。

「時速は20マイルです。100年前は最先端の技術でした。遅いとお思いでしょうが、歩いたら3日かかります」(電車内爆笑)

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ヨーロッパ最大級の水車、ラクシーホイール(「レディ・イザベラ」)を眺めつつ、わたしはバンガローで降りる予定だったのですが、普通の乗客は全て観光客でサミットに行かない客なんかいないらしく、降ろし忘れられてしまいました。

おろおろしていると「ノープロブレム」ということで、料金を支払ってはいないのですが、運良くサミット往復することもできました。電車からはるか眼下にTTコースを見下ろせます。

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線路に羊がいたりするんですけど、100年前からそうしているせいか、ベルとか汽笛を鳴らしてもなかなかどかない。

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山登り後、無事、バンガローで降ろしてもらいまして、再びTTコース。地道に歩きながら写真を撮り、メモを取りながら進んでいると、マーシャル用のシェルターに何やら人影が。聞けば、マン島政府交通省の現場作業の方で、8月末からのマンクスグランプリに向けて、装備品のチェックをしているんだとか。オイル処理剤のチェックと入れ換えをしていました。
それにしても立派なマーシャルシェルターです。

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ケッペルゲートの本物のゲートがオブジェとして建っていました。このゲートは羊など家畜のためのゲートで、その昔、TTのとき最終走者はそれを閉めて行かねばならなかった、ということです。

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クレッグニバーまで降りてきました。ここまでくればゴールはもうすぐ、という気になります。

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ヒルベリーでスズキ愛なライダーに遭遇。ナンバーがすごい、ナンバーが。「ヨシムラジャパンは高いのでやむなくヨシムラUSAを入れている」んだとか。

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スズキ男子(47歳)とスズキ男子(52歳)です。天気がいいとこんな風にしてチョイ乗り(しかしTTコース)を楽しむライダーがそこいら中走っています。あと、メインランド(ウェールズとかイングランドとか)からツーリングしに来ているライダーも多い。

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さっきのスズキ愛あふれるスズキ男子(47歳)がゴールを見届けに来てくれました。ヤマハに乗り換えてこれから夜勤なんだとか。顔つきと訛りから察するに、アイリッシュかな。

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そんなわけで、なんとかTTコース一周60キロを完歩、踏破しました。

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今日は山の上が風が強く、さらにちょっとガスっぽくて疲れたせいもあるのか、お疲れ顔であります。

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家に帰って、今回のプロジェクトの途中で出会った元オケルズ(ビール会社)にお勤めだったトニーさんにいただいた、オケルズ1907をTTコース踏破記念に飲むことに。アルコール分6%はちょっときつかったけども。

さて、歩いたメモした写真撮っただけでは終わらず、ここからが始まりです。撮った写真は3000枚以上。はてどうしたものか。

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2009.08.05

TTコース徒歩一周、最終チャレンジ

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今日はようやく狙い通りの天気になりましたので、最後のチャレンジをすることにしました。
明日も晴れの予報なので、一日中、天気になるでしょう。先週はずっと天気が悪かったのでようやくという雰囲気です。
晴れと言っても、気温は最高でも18度程度にしかなりませんが。
写真は自分の部屋から空を眺めたところ。元ボーディングハウス(宿屋)の家で、表からみると密集しているように見えますが、小さいながらバックヤードがあります。


前にも書きましたが、今年はマン島TTマウンテンコース一周約60kmを歩いてまわっています。

スクーターで前回到達地点に行っては先に進み、適当なところでスクーターに戻るという方法で歩いていましたが、マウンテンエリアはさすがに危ない(歩道がほぼない)ので、バスや鉄道を使って片道のみの調査を行なうことにしました。

で、一体、歩いて何をやっているかというと……。

・「日常生活空間」としての「道路」と、「スポーツ空間」としての「コース」の変容がいかにして起きるか、日常生活空間にその痕跡はあるのか、あるとすればそれは日常生活空間にどのような作用を及ぼすと考えられるのか

・↑上記、具体的には、たとえば道路脇にペイントされている白/黒ペイントの有無、その意味、日常生活への影響、同じくレース向けの看板、日常生活の道路交通のための看板も同様にチェック。

・その「場所」の日常生活空間としての「空間」はどのようなものか。たとえば、ファーム(農地)なのか、住宅街なの
か、市街地なのか。それらが「スポーツ空間」に変容したとき、「スポーツ」それ自体にどのように作用するのか。

・各種の「メモリアル」のチェック。交通事故現場を表しているものだけでなく、その「場所」にゆかりのある人、貢献した人のメモリアル等も含め、その現場の「場所」と「空間」を調査。

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みたいなことを、ちまちま、2Bの芯が入ったシャーペンと、ツバメノートの縦罫が入ったB罫 C3014にノートしながら歩いています。

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メモリアル調査については誰もやった人がいないだろうと思っていたのですが、今年、そのまとめの書籍が出版されていました。でも、これがなかったら全部を拾うことはできなかっただろうというくらい、たくさんあるし、見つけにくいところにもあります。


歩くもう二つの理由は、

・思考が沸いて来る/思考がまとまる

・出会いがある。その町の雰囲気が肌でつかめる

という点です。
実際、歩いているうちに、何人かのインフォーマーをつかまえる出会えることができました。

そのようにして、だいたい述べ14日目でようやく調査が終了しそうです。

今日はこれからグランドスタンドにスクーターで行って、スクーターを置き去りにして、そこからバスでラクシー。ラクシーからマウンテンレイルウェイの木製電車でバンガローに向かいます。

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2009.08.03

俳優江口洋介が警察にほめられていた

救命病棟24時」のリスタート、という記事からバックナンバーに気づいたんですが。

捜査関係者も感心…江口洋介「高い運転技術」で接触防ぐも重傷 (サンスポvia IZA 2009/06/12 09:04

正しくは感心された、という報道ですが、ライダーとしてはほめられたくらいに感じます。

日本人ってどうしても「どっちが悪い」と責任を追求しがちですけど、こうした「不幸中の幸い」の「幸い」の部分をもっとフューチャーしてもいいんじゃないかと。

まあ、報道元が「救命病棟」を放送するフジサンケイグループなんで、ネガ報道はしたくないんでしょうけど、ヘイトスピーチとか、ネガティブキャンペーンとか、重箱の隅をつつくような記事の羅列よりはよっぽどいいです。

関係ないけど、初期の「救命病棟」のロケ地は、もろ地元なんですよ。再放送見ると、今はドドーンとビルとかマンションが建っているあたりが広大な造成地だったりしてびっくりします。ほんの10年くらいなんですけどね。

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2009.08.02

電気対ガス

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今日は午前中は図書館に行って、先週冷房が寒すぎる(外気温17度とかのところ、設定温度16度!体感温度8度以下)となんどか伝えたところ今週は毛布を掛けていれば(!)そんなに寒くない程度になって、午後はとあるアジアコミュニティの皆さんのホームパーティにお邪魔して、しこたま美味しいものをいただいて、夜はKIT HOLMESちゃんという最近売り出し中の女性アコースティックギタリストにしてボーカリストのライブを聴きに行って、シンディローパーをもっと可愛くしたような外観からブルージー+ヨークシャーのフォークロアみたいななんとも耳に心地よいライブのひとときを過ごし、そのあとパブに繰り出したんですが。

プロムナードという島の中心部の目抜き通り、本当は海沿いがプロムナードで、一本裏手になる商店街はストランドストリートとか他の名前が付いてますけども、まあだいたいあのあたりをプロムナードと呼ぶのが地元の人でも普通で、気温が12度しかないのになんでタンクトップに短パンなんだっていう皆さんを尻目にウインドウショッピングなどしていましたところ。

ストランドショッピングセンターという真ん中へんにあるテナントビル、HMVが入っているビルがあるんですが、そこの一階の安い洋服屋さん、日本でいうところのしまむらとかCABINとか?みたいのがつぶれて、ずっと改装していて、ついに内装とディスプレイが完成してあらびっくり。

洋服屋さんでもなく携帯電話屋さんでもなく、それはMEAというマンクス・エレクトリック・オーソリティだったかな、つまりは、東京電力とか関西電力とかみたいな、マン島の電力会社のアンテナショップでした。

で、マンクス冷蔵庫!

一緒に歩いていた友人は

「これ欲しい~! 絶対買う!」

とマンクス愛を全開に。

今、この島でどういうことが起きているかというと、日本でも電力対ガス合戦がすごいですけど、マン島でも電化・ガス化を超推進しています。

古い家が多く、今だに薪で暖炉を使っている家もまだけっこう残っていて、火事が多いのが関係しているかもしれません。

それで、TTレースも電化・ガス化に絡んでくるんですけど、マンクスGASはTTのレースイベントの冠スポンサーになったり、チームのスポンサーになったりしてますし、MEAは例の電気バイクTT、TTXGPの後援になっている。

例えるなら、世界選手権東京ガス250レース、とか、中部電力鈴鹿4耐、とか、東邦ガスTSRとかいう感じです。

島の社会情勢とか公共事業ががっつりモータースポーツに絡んでくるところが面白い。


関係ないけど、マン島は水はタダ、だそうな。
なら、お皿洗ったらすすいで欲しいし、トイレは使用後流して欲しいなあ(苦笑)。

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2009.08.01

【衝撃事件の核心】「バイクがタイヤに空き缶を付けて火花を散らして走る」主婦(55)

産経ニュースのこちらの記事

「バイクがタイヤに空き缶を付けて火花を散らして走る」主婦(55)

不謹慎ながら笑ってしまった。

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