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2009.01.27

「中型スポーツバイクがない」と大学生が

大学のバイクサークルに誘われたので、サークルボックスに顔を出してみました。

そこで聞いた現役大学生さんたちの悲痛な叫び──。

「欲しいバイクがないんですよ」

「ない、っていうのは、自分の欲しいと考えるデザインとか色とかと合うバイクがない、ってことじゃなく、欲しいカテゴリーがそもそも売ってないっす」

「例えば?」

「中型でスポーティなバイク欲しいとか思うじゃないですかー、で、新車のラインナップを見ると、じゃあ中型のスポーティなバイクってDR400Zなんですか、ニンジャ250なんですかって話ですよ」

「うんうん、それは違うよね」

「しょーがないから、20年くらい前のレプリカとか探して乗ってるんスけど」

「20年前、そうだねえ、ブームだったよねえ、でもその分、タマ数はたくさんあるんじゃない?」

「中古はたくさんあるけど、いざ転倒したり壊れたりしたとき、パーツがもう出ないんです、直すんじゃなくて、同じ車種探して中古だけどまた買い足すとかしなきゃいけない」

「2ストなんか悲惨ですよー、ホントにパーツがもうない」

「でもさ、メーカーは大型のスーパースポーツに力入れてるじゃん? そっちには憧れはないの? 免許がないから中型のスポーツバイク? 値段が高いから中型のスポーツバイク?」

「大型二輪免許取れれば大型乗りたいって気もあるけど……」

「自分は軽くて速いのがイイっす」

「で、軽くて速いバイクの選択肢がゼロ、と」

「メーカーはバイク売る気がないんスかね? カテゴリーが消滅してたら選びようがないのに。日本のバイク市場を縮小したいんすかね?」

「…………。んじゃ、今度の東京モーターサイクルショー、一緒に行ってみますかねー、メーカーの人に直訴してみようよー」

興味深かったのは、学校でバイクの話とかする機会がないんじゃない?と話を振ったとき。

「いや、バイクの話をするとむしろ引かれる


むーーーーー。

「んじゃ、高校時代、3ナイは? 3ないは知ってるよね?」

「学校に乗ってっちゃいけなかったけど、近所に置いて、ヘルメット持って歩くとか発覚しても、バイク乗ってるんだーとかいう感じで、お咎めなんかないし、バイク乗ってるからって不良とかそういうこともないです。っつか、スルーされてた

もはや、社会の中のアウトサイダーではなくなったんだ、バイクは。

これって、マーケットにとって、ものすごいチャンスなのではないかなあと思ったのですけど。だって、バイク=不良、とか、バイク=危険、とかいう先入観がないわけですよ、だから、公共交通機関が不便な土地での生活必需品、とか、四輪車に比べてエコな乗り物とか、そういうアプローチが可能になる。


もう一つびっくりしたというか、世代間継承が始まってるなあと思ったのは、今、現役大学生ということは、バイクブーム世代二世がバイクどっぷり乗れる年代に上がってきた、ということ。
大学生と話をした中でも、

「お父さんがそもそもバイク好きなので、お父さんからバイクが回ってくる」(←つまり、自分で買う必要がない)

とか、バイク買うことに対して、理解があるというか、むしろ勧められた、なんていう話も出てきたり。


時代は確実に変わっているのだと感じました。

欲しい人は欲しい。なのに、そもそも欲しいものが製造してない、売ってない。

バイクブーム世代の残党としては、なんだかイマの若者がかわいそうに思えてきました。

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