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2008.04.25

WRCと環境対策

ガソリンが再値上げだってー?!→

日本で行われている公道レースの代表が四輪のラリーという競技でしょう。

中でも注目すべきイベントとしては、行政主導のラリーである新城ラリー(旧サイト新サイト)、WRC(世界ラリー選手権シリーズ)の世界選手権として行われるラリージャパンが挙げられます。

そのWRC開催に伴う環境への影響について調査・研究した研究会報告のレジュメを入手したので紹介します。


世界ラリー選手権開催に伴う自然環境への影響とミティゲーション(2)

長崎正人(世界ラリー選手権大会組織委員会)、室瀬秋宏(アークコーポレーション)

第7回「野生生物と交通」研究発表会、2008年2月22日(金)札幌市教育文化会館

ミティゲーション」という聞き慣れない言葉が出てきますが、元は「緩和、軽減」という意味で、「開発を行う場合、環境への影響を最小限に抑えるために、代替となる処置を行うこと」(大辞林:三省堂)なんだそうです。

つまり、「モータースポーツをやるにあたって自然環境に与える影響を最小限に抑えるための代替処置」 についての研究です。

内容はこんな感じ。


1.はじめに
2. ラリージャパン2006開催時調査結果
3. ラリージャパン2007開催時調査結果
3-1. 調査項目及び方法
3-2-1. 競技車両衝突死野生動物調査
3-2-2. 競技車両衝突可能性鳥類調査
3-2-3. 発生炭酸ガス量推定
3-3. 調査結果
3-3-1. 競技車両衝突死野生動物調査
3-3-2. 競技車両衝突可能性鳥類調査
3-3-3. 発生炭酸ガス量推定
4. ミティゲーションとしての樹林復元目標面積
4-1. 鳥類調査から見た必要樹林面積
4-2. ラリージャパン2007開催に伴って発生した炭酸ガス吸収に必要な樹林面積
5. 考察
6. その他の環境負荷軽減への取り組み
7. 樹林復元への取り組み
8. 謝辞


要約すれば、

モータースポーツが与える影響に関して

1.衝突可能性のある動物と鳥類の数や面積の調査

2. 関係車両の炭酸ガス排出量の推定
(関係車両→ラリー競技車両、オフィシャル車両、観客関係車両、シャトルバス、運搬関係、航空機関係)


以上1.2を調査、算出した上で、

3. 衝突可能性鳥類が繁殖するために必要な面積を算出

4.発生炭酸ガスを固定するための樹林面積の推定


樹木復元への取り組み


というような流れであります。
実際、2007年から植樹活動を行っているそうです。

モータースポーツに関わる排出ガスや衝突可能性動物・鳥類に関して、樹林復元でミティゲーションを行っていこうという取り組みはまったく新しいものであり、二輪モータースポーツ業界も参考にしたい活動ではないでしょうか。


++++++日乗++++++

今年のWRCラリージャパンは十勝・帯広近辺から札幌近郊に場所を移して10月31日(金)~11月2日(日)に、新城ラリーは2008年11月7日~9日に開催されます。
モーターサイクルスポーツもどげんかせんといかん→

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