« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »

2007年10月

2007.10.31

行列の出来るバイク屋さん

わたしが住んでいる横浜はラーメンの激戦区で、いつでも美味しく、しかも家系、魚スープ系、東京ラーメン系、とんこつ系、味噌ラーメン系などなど、いろいろな種類から選べるのは地の利として嬉しい限り。

いわゆる行列の出来るラーメン屋さんもたくさんあるのだが、いくつか制覇するうちに、一つの法則が見えた。

行列のできる、ではなく、実態は、行列を作らせるラーメン屋さん、である。

澄んだ魚系スープで有名なA店は、開店時間となり店内がガラガラでも「まだスープの用意が」とかなんとか言い訳をして、客を店の外に並ばせる。通りがかりのクルマからは、さも行列が出来ているように見えるが、実態は行列を作らせているだけだ。いざ店内に入ると、今度は店主が一玉づつしか湯きりしない。だから、二人、三人で行っても同時に食べ始めることはできない。一人がとっくに食べ終わったころ、ようやくもう一人のラーメンがやってくる。そして、外には行列を作らされた客が並ぶ。

家系ラーメンのB店も似たようなシステム。外のベンチに5人とか6人とか揃わないと、オーダーを取り始めない。まるで遊園地の乗り物のようだ。店の外のベンチに人数が揃うと、おもむろに店員がオーダーを空で取り始める。

「こいかた・油少なめ麺かた・チャーシュー大盛り・ネギチャーシューこい麺ふつう・メンマコーン・大盛り麺かた。繰り返します、こいかた……」

記憶力の勝負とばかりに、ちびっとだけエンターテイメント気分を味あわせてくれるが、それだって実態は、店の外に並ばせるための作戦だ。
店員が無事、オーダーを記憶したところで、店ににわかに作らされた団体さんが店内に案内される。ちょうど、人グループ前のにわかグループが食べ終わる頃を見計らって。

A店はおいしいけど高いし量が少ないからもう行かない。B店は並ばなくてももっとおいしい家系を知っているからもう行かない。

さて。
知人がこのご時世にバイク屋さんを始めたのだが、まさしく「行列のできるバイク屋さん」状態に陥っている。
一人で切り盛りしているので、仕事が入るのはいいのだが、回しきれないというのだ。それでも、知人の人柄と腕を慕って頼るお客さんは絶えないらしい。長い人では1年以上待ち、短い人でも数か月待ちの状況だという。それだけ重整備の依頼が多いということでもある。

現状、これはまさしく「行列を作らせているバイク屋さん」状態である。でも、行列を作らせるラーメン屋と違うのは、そうしたくてしているわけではない、ということだ。

打開策は三つ。

1、待たせることを気にしないようにする

2、行列が減るよう、単価を上げる

3、なんとか人を雇うようにする

今のままだと、身体がまいっちゃうか、精神が参っちゃうかどっちかだと思うので、どうにかならないものだろうかと案じているけど、他人の商売に口挟めないしなぁ。

正直なバイク屋さんの看板」のエントリーで紹介したように、「良いサービス・時間・お代」は永遠に両立できない課題なのかもしれない。

はっ。お客さんが少ないと嘆いているバイク屋さん。ちょっと待たせるくらいが次の客を招いたりして。招かないか。


++++++日乗++++++

寝違え、治りました。

| | トラックバック (0)

2007.10.30

バイク駐輪問題~持つべきものは圧力団体

騒音規制問題でも、圧力団体の圧力 声は、ある程度、行政に働きかけられることがわかりました。

で、バイク駐車場、駐輪場の問題です。ちと出遅れ気味ですが。

Banner_shomei_200710

自動車工業会(略称:自工会、JAMA)の傘下団体であるNMCA日本二輪車協会らが、

二輪車の駐車場所の確保・拡充について(要望)

署名活動を行っています。
署名はオンラインでも簡単にでき、住所は番地を省略しても構わないとのこと。

土曜日には800名ほどの署名数だったのが、本日月曜早朝には早くも3000名突破。この勢いで、数万、いや数十万名の署名を集めれば、立派な圧力になるのではないかと。

署名提出先は、政府と地方自冶体とのこと。
提出は平成20年3月を予定しており、当面の間、署名を行うようです。

次は二輪の希望ナンバー制度など陳情してはいかがでしょう。

++++++日乗++++++

大学構内にホワイトシートが敷き詰められました。そろそろ学園祭の季節ですネ。

| | トラックバック (1)

2007.10.28

バイク業界に必要なのはトラフィック増

モータースポーツにおけるトラフィック増

木田○-○淑さんが禁断の大なたを振るった。

全日本モトクロス選手権をどうやって盛り上げるか。ギョーカイの中にいれば解ることだが、決して一般人にはバラさない秘密のアノこと。

●●●●●●●は●●●●に●●できる

(自主規制にて嫌いな伏せ字使用)

木田さんは二つの方法を提示した上で、「個人的にはナシ」だと思うとおっしゃっているけど、確かに現状、メディアコントロールなんてないも同然だし、ならばむしろ大なた振るってトラフィックを増やす方向もアリなんじゃね? ってのが記事の主旨である。

とはいえ、慣れない人一般観客立ち入り禁止区域に気軽に入れる状況は、危険をもたらす可能性がある。

もう一つの問題は、プレス申請しているのに報道につながらない場合もあるということだ。
今回の東京モーターショーも、プレスじゃない人がプレスデーにいたり。ただ、2年前の東京モーターショーならプレスデーにプレスじゃない人がうじゃうじゃいて取材の妨げになったりして問題だなあ、と思ったりしたのだが、今回は特に外国人プレスの激減で(それだけショーそのものの魅力が半減したということだ)プレスデーでも閑散としていて、特に問題を感じることはなかった。

結果的にブログでもなんでも、報道や口コミにつながるのならば、それ(=木田さんのバラしたやり方)もアリなのかなぁ、と思う。

モータースポーツの観客、ファンを増やす方策として、ひとつ挙げられるのは、入場料を安くする方法。入場料を安くして、観客数を増やして、結果的に情報、口コミ量のトラフィックを増やす作戦である。
たとえば、鈴鹿8耐ならば、自由席はタダに。タダじゃ消防法上問題だっていうなら、そうですね、800円くらいに妥協するか。入場無料で、プログラム買わないと(書店で売って入場券を印刷しておくとか)入れない仕組みにするとか。

一般ライダーの鈴鹿8耐に対する感覚として、
「鈴鹿まで遠い」
「遠い上に入場料高い」
「遠くて高い割には人が入ってなくてガラガラ」
この3つが最近よく語られることだと思う。
遠い、という物理的距離は縮められないからここは置いておくとして、入場料高いは単純に安くすることが可能だと思う。それ以外の収入増も手はあると思う。一番難しいのは、今年も暑かった混んでた~けど楽しかった、という共有体験の演出で、人が入っていないことには「混んでたけど楽しかった~」は演出しようがない。(通路を狭くするとか、交通規制を下手にして渋滞を生み出すとか、トンデモ発想はしないとして)

携帯電話が普及したのは、間違いなく保証金、加入料、通話料、月契約料が劇的に下がったからだ。料金が下がればトラフィックは増える。トラフィックが増えたから料金が下がったのではない。
女性が携帯電話を持っていると怪しい仕事に間違えられた時代にわたしが払った十数万円の保証金・加入料は一体いまどこへ(涙)。


バイク業界におけるトラフィック増

話はくるりんぱと変わりますが。

任天堂の一人勝ちを生んだのは、トラフィック増にポイントがあったと思う。ゲームの質や技術、内容の高度さだけを競っていった結果、ゲームはゲームマニア、ゲームオタクだけのものになってしまった。そういう反省のもと、任天堂DSでオケイコ系、脳トレ系を取り入れて中高年・老人にまで対象を広げた。一方、Wiiという三次元の体感をメインとしたハードを生み出すことで、ゲームそのもののパラダイムシフトに成功した。結果、単純なスポーツゲームは、既存ゲームのターゲットユーザーには取り入れることの出来なかったファミリー層にまで広げることができた。

バイク製品も、ゲーム業界の行き詰まりに似た状況が起こっていると思う。バイクは高品質(これはニッポン製として譲れないけれども)、高性能、ニッチ過ぎるターゲットユーザーということに狭く進んでいて、「バイクは趣味の乗り物ですから」なんてメーカーに言わせちゃってる現状がある。もちろん、エンジン形式やターゲットユーザーを始めっから絞った展開をしているメーカーであれば、○○イズムはアリなんだけど、原付からスーパーバイクまでマルチ展開している日本のメーカーは、どっちの道に進むかそろそろ択一すべきときなんではないか。


バイクはアートである前に、乗り物である。

そのことをメーカーは、業界は忘れてやしまいか。


近未来っていつですか。

30年後も今年と同じような“近未来風味”のアキラバイクが並んでいる気がして寒い。


日本の二輪車販売台数を支えていたのは、紛れもなく50㏄、原動機付き自転車である。免許制度、保険制度、車両区分制度などありとあらゆる国策に支えられて、「手軽に免許が取れて、手軽に購入できて、手軽に利用できる便利な乗り物」として、下は16歳から乗れる、歳を取ったらバスより便利、タクシーより安い、自家用車より場所を取らない乗り物として普及してきたハズだ。

明日ボクにアタシにワシにも乗れるバイクに跨がれないと。
バイクは間違いなく体感しないと、あの気持ちよさとか便利さを経験できない乗り物だと思う。だからなおさら、あした乗れるバイクをリアルにイメージできなければ。

数年前、「夢のあるコンセプトバイクをもっと見たい!」とほざいていたわたしが、100%反転してほざいてますが(苦笑)。

バイク業界の任天堂はいつになったら出てくるのか。
答えは2009年の東京モーターショーまで待たないといけないかもしれない。


++++++日乗++++++

首を寝違えまして。

| | トラックバック (0)

2007.10.27

火が入った!火が入った!火が入った!

さきほど、「火が入った」と連絡が。

実はニンジャレーサーを今さら作っています。
雑誌をくまなく読んだりするライダーさんならご存じかもしれませんが、こちらのブログでは進捗状況などあえて書きませんでした。あるバイク雑誌でその模様を連載しております。

苦節7年+1年。

Aut_3805

写真はバラバラの状態だったニンジャレーサーになるはずのパーツ群です。

フレームからエンジン、パーツを集めたはじめの7年も、本格着手した今回の1年も、どちらもたいへんでしたが、ようやく明るい一筋の光が見えてきました。

一難去ってまた一難。
あちらが立たねば、こちらも立たず。
一歩進んで二歩下がる。

なんとか来月の鈴鹿Fun&Run、そして三宅島モーターサイクルフェスティバルでお披露目が出来そうです。


++++++日乗++++++

東京カリントの野菜かりんとにはまってます。
かぼちゃ、にんじん、ほうれん草、黒蜜のさつまいも、……とここまでは普通ですが。ほんのり塩味の白蜜仕立てのたまねぎが、クセになるほどマズ美味しい。オニオンリングのような風味の塩味かりんとです。

| | トラックバック (0)

2007.10.26

[東京モーターショー研究]バイク・車以外のアクセス

千葉県で行われている、東京モーターショーに行くには。

東京モーターショー概要
東京モーターショーそろそろ本気で研究


バイク・車でのアクセスなど
[東京モーターショー研究]アクセス・交通手段

[電車・バスなどでのアクセス]

公式サイトのアクセスガイド

ヤフー路線情報

JR海浜幕張駅
・JR京葉線・快速
※特急(わかしお、さざなみ)の特別ダイヤあり。
・武蔵野線から直接乗り入れ。

JR幕張本郷駅
・横須賀線/総武線・快速(JR津田沼駅乗換)。
・JR新宿駅方面から総武線・各駅停車。
※会場まではシャトルバス(有料)利用。

京成幕張本郷駅
・京成千葉線
※会場まではシャトルバス(有料)利用。

バス
・横浜YCAT 1500円
・東京駅 800円
・羽田空港 1120円
・成田空港 1100円
・東京ビッグサイト 500円 (※期間限定)
※いずれも京成バス


++++++日乗++++++

ゼミ=論考の格闘技

| | トラックバック (0)

2007.10.24

カワサキ丹波プレジデント

カワサキ丹波プレジデント
「パフォーマンスブランドとしての我々の決意」

| | トラックバック (0)

スズキ津田社長

スズキ津田社長
「文化に親しみ皆様のお役に立てるよう」
写真はワールドプレミアのジェンマ。フラットで低いシートが特徴です

| | トラックバック (0)

アルミ削り彫りニューV-MAX

アルミ削り彫りニューV-MAX
モックじゃない!

| | トラックバック (2)

ヤマハ梶川社長

ヤマハ梶川社長
「増収、増益、1兆円」

| | トラックバック (0)

ホンダ福井社長

ホンダ福井社長
今回も原稿なしです。
「危険を安全に体験する」システム

| | トラックバック (0)

ワールドプレミアのあるトラ

ワールドプレミアのあるトラ
プレスブリーフィングが始まりました。今はトライアンフです

| | トラックバック (0)

ホンダ

ホンダ
ビジョンが

| | トラックバック (0)

東京モーターショーに来ました

東京モーターショーに来ました
本日から二日間プレスデーです。渋滞を避け7時前に到着。でもすでに数十台の車がいます。暫時モブログしますね

| | トラックバック (0)

2007.10.23

[東京モーターショー研究]アクセス・交通手段


引き続き、東京モーターショーについて。自分メモとか。


東京モーターショー公式サイト

●自動車・バイクで行くためのガイド

公式サイトのガイドマップ
※↑この地図、東西南北がおかしいです。北が下になっているので注意。

駐輪場北ホール(二輪・部品館)西2ゲートシャトルバス乗り場横にあります。前回と同じ場所です。↓ここらへん

駐車場代……900円(1日)
駐輪場代……200円(1日)

幕張メッセ公式サイト
アクセスマップ(車)
近隣の駐車場も含めた駐車場マップと料金表
※幕張海浜公園駐車場は1日600円とオトク。

OCN地図のルートMapなどでルート検索しますと、東京モーターショーのために閉鎖している公道を無視してルート検索してしまうので要注意。

・最寄りのインターチェンジ

〈東京方面〉
習志野I.C.(東関東自動車道)
幕張I.C.(京葉道路)

〈千葉方面〉
湾岸千葉I.C.(東関東自動車道)

・我が家からどういうルートだとどういう料金でどれくらい時間がかかるか
※料金は普通車、割引はETC利用
(ドラぷら で検索)

横浜青葉IC~湾岸習志野IC
距離58.6km 時間 約55分
料金 通常 1,650円
深夜割引(早朝4時前に東関道に入る) 1,400円
早朝割引(朝6時までに東関道に入る)1,200円

横浜青葉IC~京葉幕張IC
距離57.6km 時間 約1時間
料金 通常 1,450円
深夜割引(早朝4時前に東名に入る) 1,300円
早朝割引(朝6時までに東名に入る)1,200円

第三京浜港北インター~湾岸習志野
距離59.5km 時間 約1時間
料金 通常 1,800円
深夜割引(早朝4時前に東関道に入る) 1,700円
早朝割引(朝6時までに東関道に入る)1,600円

第三京浜港北インター~京浜幕張
3号渋谷線経由
距離57.7km 時間 約1時間10分
料金 1,100円

横羽線経由
距離68.2km 時間 約1時間10分
料金 1,600円

※ただし首都高はETC利用で時間帯によって割引あり(ちょっと複雑)
首都高通行料金


●公式サイトの会場ガイド・アクセス

電車研究はまたあとで

| | トラックバック (1)

2007.10.22

東京モーターショーそろそろ本気で研究

そろそろ本気で東京モーターショー対策を考えねば。(何の対策?)
気付いた点をボチボチ更新していきます。

東京モーターショー 公式サイト

【会期と開催時間】

一般公開日:10月27日(土)〜11月11日(日)
(車体部門〈屋外展示〉は10月30日まで)

平  日: 10時00分〜18時00分
土・休日: 9時30分〜19時00分

●混雑予想日

10月27日(土)、28日(日)
11月3日(土)文化の日、4日(日)、
11月10日(土)最終日前の最後の土曜日、11日(日)最終日

【入場料】

一般 1,300円(前売:1,100円)
中学・高校生 600円(前売 :500円)
小学生以下 無料

●前売り

e-tixオンラインチケットシステム
※オンライン上でクレジットカードで決済。チケットはプリントアウト方式。

・主な公共交通機関の窓口
・主な旅行代理店
・コンビニエンスストア
・プレイガイド

※当日券売り場はメチャクチャ並びますので、前売り券を事前に入手することをおすすめします。

●オトクな平日夕方券(当日会場販売のみ)

平日15時以降
一般 1,100円
中学・高校生 500円

●平日閑散予想日

10月29日(月)、30日(火)
11月1日(木)、5日(月)、6日(火)、8日(木)

※水曜日は関東地方のバイク屋さんがほとんど定休日なので、バイク関連ブースは混雑が予想されます。

【二輪関係出展者リスト】

二輪メーカー出展者リスト

H-D
トライアンフ
ドゥカティ
キムコ
アディバ
スズキ
カワサキ
ヤマハ
ホンダ

※BMW、KTM、カジバ、ピアジオ、モトグッツィ、マラグーティ、プジョー、フサベルなどは出展せず


++++++日乗++++++

引き続き、ボチボチ東京モーターショーネタを更新していきます。


| | トラックバック (1)

2007.10.21

騒音規制に関するパブコメまとめ

市民→うるさいものはうるさい

ユーザー→うるさいのは一部の人間

行政→でもそんなの関係ねぇ!

メーカー→つか、技術的に対応できねー


行政→関係ねぇとか言ってみたものの、市民の声もユーザーの声もメーカーの声も無視できないしなー ←いまココ


というわけで、道路運送車両法の騒音規制改正案はひとまず見送られることになったようですが。(関連エントリー:2007.10.19マフラー騒音規制見送り

パブリックコメントのまとめのPDFを見てみました。さらにまとめてみます。

マークはおおむね、○賛成、●反対、▼条件付き、■その他、とします。

▼交換用マフラーの製造・輸入・流通・販売・使用規制等の導入が必要
○音量のみならず、音質も規制して欲しい。
○音量調節可能マフラーは禁止すべき
○使用過程車に対しても遡及適用すべき
○検査対象外車両に対する規制の徹底が必要
▼取締・罰則の強化及びその方法改善が必要
○交換マフラー等の騒音規制強化に賛成
▼規制強化よりも取締強化による現行規制徹底が先
●規制値レベルが厳しすぎて不適切
▼マフラー認証の騒音基準レベルの段階的引下げ
●近接排気騒音基準だけで十分
▼騒音低減機構を容易に除去できる構造の消音器を禁止することは問題だ
●標準マフラー装着車両に対する規制適用の懸念
●標準マフラー以外のマフラー使用禁止懸念
●二輪車に対する規制の適用の懸念
●現在の使用過程車両に対する規制適用の懸念
●車検の対象範囲拡大に懸念
●マフラー認証取得コスト増大による価格上昇懸念
●モータースポーツ文化( 特に二輪車)の魅力減退を懸念
●輸入車に対する影響を懸念
●経済等への影響を懸念
●規制強化の効果を懸念( 無意味な規制に反対、自浄作用を失い逆効果も懸念)
■補修用社外マフラーの扱い
●十分な試験設備の確保
■審査期間の短縮
●スケジュールに関して
●ECE 基準(EU基準) との基準調和に配慮すべき
●大型特種車両に対する規制について特殊性への配慮をすべき

ざっと全体を見回すと(=俯瞰・ふかん)、どちらかというと懸念の意見が多いようです。ただ、パブコメのまとめは傾向をまとめただけのものなので、それぞれの意見数がどれだけかはわかりません。

圧力団体、外圧のチカラ

興味深いのは、各種団体や海外団体からの意見表明です。政治に対するチカラとして各種団体はいわゆる圧力団体、海外団体は外圧として捉えることができます。
公表されている意見表明した団体は下記の通り。

・全国二輪車用品連合会
・日本自動車マフラー協会
・日本自動車輸入組合
・在京オーストリア大使館他
・(社)日本建設機会工業会

輸入組合やオーストラリア大使館、建設機械工業会の意見はたとえばこんな感じ。

マフラーへの識別記号等表示の追加は、生産設備及び部品管理システムの更新を伴う大規模な作業であり、国際的調和に配慮して行って欲しい。

EU規制に基づく承認を受けた製品に対する付加的なテストの免除或いは負担軽減を考慮した簡易テストを検討して欲しい。

環境基準に対する国際的な体制への協調をして欲しい。

空港用大型消防車、大型クレーン車等の特種車両の多くは並行輸入車又は試作車であるが、その構造の特殊性から、新規制への対応が困難であるものがあり、配慮してほしい。

実態に即した基準を設けて欲しいとの業界の悲痛な叫びが、今回はどうにか通じたのでしょうか。


++++++日乗+++++

来週10月26日(金)から東京モーターショーですね。

| | トラックバック (1)

2007.10.20

リストウォーマーは季節の変わり目に重宝しそう

ウインターグローブをはめるほどじゃない、重々しいウインタージャケット羽織るほどでもない、だけど日暮れは早くて夕方から晩は冷えるなー、袖口がすーすーして寒いなーってとき、リストウォーマーは重宝しそうです。というわけでチェキしてみました。

基本的には指なし、指切りタイプの手首を覆う筒状のもので、一部の指にループを引っ掛けるタイプや、親指だけ通すタイプがあるみたいです。
リストバンドよりグローブやジャケットの袖口の中に入れられるので保温性が高そう。

こんなタイプなら普段づかいでもかわいいかも。スウェーデン軍のリストウォーマーだそうです。

こちらはイギリス軍タイプのリストウォーマー。そのままグローブがはめられそうです。

暖房節約時のパソコン作業に良さそうなデザインです。

ヘリーハンセンのもデザインがかわいい。グローブはめるのはたいへんかな。

モンベルのもありました。

手編みっていう手もあるなー。


++++++日乗++++++

庭先に夕べ、お母さん猫が子猫を3匹連れてきました。なつかないけど。

| | トラックバック (0)

2007.10.19

マフラー騒音規制見送り

交換マフラーや車検時も厳しい騒音規制を課すとした道路運送車両法の改正案について、来年1月からの規制実施はひとまず見送られることになったとか。

コトの発端は平成18年12月27日発表の、「道路運送車両法施行規則等関係規則(自動車騒音関係)の一部改正に係るパブリックコメントの募集について」という国土交通省の発表から。

平成19年1月31日までパブコメを募集していましたが、ついに実施結果は発表されずじまい。途中経過も発表されていません。

※本日、午後4時に発表されたとのこと。(結果)

規制しようとしていた音量は、定常走行騒音、加速走行騒音の二つで、型式認証時や車検時に加え、交換マフラーも認証制度を取り入れようとしていました。

予定されていた規制値は以下の通り。

                     定常走行騒音dB/加速走行騒音dB
小型自動車(二輪自動車に限る) 72/73
軽自動車(二輪自動車に限る)  71/73
第1種原動機付自転車       65/71
第2種原動機付自転車       68/71

とある二輪メーカーさんに聞いたショッキングな話ですが、エンジン切った状態でバイクを動かすだけで上記の数字をクリアできないモデルがあったそうです。
これはどういうことかと言うと、大きかったのは、タイヤとアスファルトの摩擦音、すなわちロードノイズの部分だったそうです。
チェーンやカムなどのメカニカルノイズは、ベルトドライブ化するとか、カバーすればかなり軽減できるそうですが、バイクが重くなって燃費が悪くなる。
タイヤも技術を進歩させることでノイズの軽減の可能性がある。しかし、二輪メーカーとして、アスファルトの技術まで口出しできないのに、こんな規制が予定されていると、手の打ちようがない。というようなお話しでした。

ところで、今回の規制見送り騒動のマスコミ報道ですが、配信会社によって3つのタイトルが付きました。

A:マフラー騒音規制の適用強化が先送り…国交省

B:マフラー騒音規制、先送り メーカー対応できず再検討

C:騒音規制の強化先送り 「厳しすぎる」の声受け

一番ニュートラルに感じられるのはAですが、「先送り」という文言が気になります。いずれ規制はするけど内容は検討する、ということなのでしょう。
経済産業省のもたらした電気用品安全法(PSE法)の業界大混乱の反省を踏まえて、ということでしょうか。

Bは技術的な面の現状を捉えているので、まあヨシとしたいところです。

問題はC。ブログ「ピストンエンジンは永遠に」さんの「騒音規制の強化先送り!?」の中で憂いているように、

”騒音規制の強化先送り 「厳しすぎる」の声受け”という表現は如何なものでしょう。事情を知らない方は業界やユーザーのエゴとも捉えられかねません。

という問題をはらんでいます。

とはいえ、今回の問題は高速道路二人乗り問題に続いて、ユーザーや業界の声が行政に反映された良い先例となったの言えるのではないでしょうか。

[関連記事]
新騒音規制のパブコメ募集中
マフラー規制問題に対するメーカー・輸入会社の反応


++++++日乗+++++

ジンメルに突入。

| | トラックバック (1)

2007.10.18

バイクはそろそろ……と思う36の瞬間

「あの頃はバイクばっかりだったなー」

なんて懐かしく思うようなら要注意。まあ、バイクほど危ないものはないので、必要ないと思ったら乗らなくてもいいわけですが。

バイクはそろそろ……と思う36の瞬間

1.たまには乗るかーとバイクをガレージからひっぱり出そうとしたら、ブレーキが引きずってしまい出せない

2.久々に乗ろうかなーと思ってエンジンかけようとしたら、バッテリーがあがっていた

3.今日こそ峠を走るぞーと思ってタイヤを見たら、ヒビ割れていた

4.クラッチワイヤーの動きが渋い

5.ブレーキフルードが漏れてフロントフォークアウターの塗装が剥げている

6.フロントフォークシールからオイル漏れ

7.エンジン下にオイル溜まりが

8.つか、車検が切れてる

9.車検切れだが整備するお金が惜しい

10.車検切れだが整備が面倒

11.車検切れだが、パーツがバックオーダー

12.自賠責も切れてたかも

13.税金滞納をなんとかしなくちゃ

14.久々に乗ろうと思って引っ張り出したライディングジャケットが流行遅れで着るのが恥ずかしい

15.自慢のはずの革ジャンがカビだらけ

16.ヘルメットのインナーがボロボロこぼれ落ちてくる

17.15年もののライディングジャケットの色がもはや蛍光色ではなくなっている

18.みっともないからそのカッコは止して、とライディングウエア姿を嫁に止められる

19.グローブが片っぽしか見つからない

20.すそがすぼまった革パンツなのにロングブーツがなくて普通の靴を履いたらくるぶしから靴下が見えてしまう

21.昔着られたはずのライディングウエアが、メタボで着られなくなった

22.ガソリン代も高速代も嫁に握られているので、勝手に出かけることが出来なくなった

23.またがるとき、よっこらしょと声が出てしまう。もしくは、足を上げることが困難になってきた

24.バイクを倒したとき、引き起こす自信がない

25.もう寒いしバイクはな、と思う

26.交通安全のお守りを娘からもらってしまった

27.センタースタンドあるけどかけない。つか、かけられない

28.欲しいバイクがない

29.そもそもどんなニューモデルがあるのか知らない

30.全日本を走っているトップライダーが誰か知らない

31.世界GPのトップライダーが誰かわからない

32.あまりバイクが詳しくない人に自分がバイク乗りだと知られるや否や、バイクの話題ばかり振られることが億劫になってきた

33.最後にツーリングに行ったのがいつだか思い出せない

34.最近、温泉に行ってない

35.最近、グルメなプチ旅行をしてない

36.最近、仕事抜きで馬鹿話してないなー


……挙げればきりがないですが。

++++++日乗++++++

棒グラフにうなされるの巻。


| | トラックバック (0)

2007.10.17

カッコいい安全靴

そういえば、安全靴界隈もデザインが変わってきて普段遣いできるものが増えてきたんだったなーということを思い出したのでメモ。

安全靴とは、「つま先を先芯によって保護し、すべり止めを備える靴」とJIS規格で定義された靴で、バイクで転倒したときなども足先を守ってくれるので、履きやすくいいデザインがあればライディングシューズとして選択肢に入れてもいいんじゃないかと思いまして。

安全靴とは

JIS 日本工業規格で定められた規格で作られたものだけを言うそうです。つま先に鉄板入ってればいいってもんじゃないんですね。
(参考:安全靴とは? via 青木産業)
(参考2:安全靴の豆知識 via シモン)


安全靴の歴史

はじめは草履だったんですねーびっくり。

安全靴のメーカー・ブランド

シモン

ドンケル

サンダンス

青木安全靴

などなど。

リンク先を物色してみますと、スニーカータイプ、ハイカットタイプ、ライディングブーツっぽい革のショートブーツなどなどバラエティに富んでいて、安全靴界も今や選択肢が広いんだなーということがわかります。


++++++日乗++++++

ローズヒップ+ピンクグレープフルーツ+シナモン。

| | トラックバック (0)

2007.10.16

「中古オートバイ発火事件」という国民生活センターのくらしの判例

「国民生活の安定及び向上に寄与するため、総合的見地から、国民生活に関する情報の提供及び調査研究を行う」独立行政法人国民生活センター

そのサイトの中に、くらしの判例集というページがあって、ライダーにとって興味深い判例が掲載されていた。

中古オートバイ発火事件

本件は、消費者が中古オートバイを購入し、その引き渡し翌日に、走行中同オートバイから火災が発生し、同オートバイが全焼したという事案につき、発火の原因が、プラグキャップの亀裂か緩みのいずれかによるもので、他の可能性はすべて否定でき、そのいずれかが火災原因と認められる以上、同オートバイに隠れた瑕疵(かし)があったと判断できるとして、購入代金相当額について販売店の損害賠償責任が認められた事例である。

(国民生活センター くらしの判例集より引用。太字は筆者による)
くわしくはリンク先をご覧ください。

この案件は、隠れた瑕疵があったかないかを、消費者が証明するのかしないのか(あるいは、できるか出来ないか)に裁判の焦点が当てられた。

どの時点で、誰のどんな作業が原因でトラブルが発生したのかというのは、バイク乗りにとってまことにやっかいな問題であります。

消費行動とは信頼関係に基づいて行われるものなはずなんですが、消費者としてできることとしてひとつ、ある程度はメカにも詳しく、あるいは賢くなければならないかな、と思いました。
こうした不安も、認証狩りで少しは軽減されるのかな。


++++++日乗++++++

「アナタっそんなの無理無理!やるなら今からやらなきゃ、今っ!」

| | トラックバック (0)

2007.10.14

ノリックという現象

ノリックという現象

阿部典史選手に初めて会ったのは、彼がアメリカバイク修行から帰ってきた16か17歳のときだったと思う。クラブマン誌で連載されていた高橋サトシ氏のTDMプロジェクトでノリックがTDMを乗ったときのはずだ。

サトシさんに紹介された彼はまだまだ子どもという雰囲気で、ヒョロヒョロっとした背の高い子だなあという印象だった。

「アメリカでバイク修行」「ダートトラックでトレーニングを積み重ねた」という話は、いわゆる“峠上がり”のライダーがレース界でのし上がっていくという道が当たり前だった当時、とても新鮮に感じられた。
そればかりか、「中卒」で高校には行かず「世界を目指すために」「アメリカにバイク修行」という一連の行動は、当時のわたしにとって、いや、バイク界にとって理解の範疇を越えていたのではないか。

初めて会ったときと前後して、筑波選手権でのレースを幸運にも私は見ることができた。すでにパドック中に「スゴいライダーがいる」との噂が流れていて、前評判を確認すべくギャラリーが金網に群がっていたような記憶もある。

筑波サーキットの第一コーナーと第一ヘアピンで見たノリックの走りは、ライン取りも走り方もライディングスタイルもこれまで見たことのないものだった。その後来日したスーパーモタードのライダー、ボリス・シャンボーンを見たときと同様の衝撃だった。コーナー入り口ではすでにカウンターが当てられ、両輪スライドしながらコーナリングしていくのだ。
その走りが「危険行為に当たる」とかなんとか、タワーに呼び出されたというような噂も聞いたような気がする。

ノリックはそのまま名門ブルーフォックスにスカウトされて、全日本最高峰クラス最年少チャンピオン、そして世界GPへ。あどけなかった彼は一気に時の人となり、二輪業界にいるわたしにでさえ雲の上の人だったけど、雑誌で、テレビで見る彼の走りや名前を見つけるたび、いちファンとして応援してきた。

お父さまも含め、何度か挨拶程度にお会いする機会はあったのだけど、ノリックと最後にしゃべったのはこの8月のことだった。モトナビカフェというイベントに呼ばれ、そろそろ帰ろうかなと思ったとき、ノリックはわたしのヘルメットを見て「かっこいいですね、どこで塗ってるんですか」と気さくに話しかけてくれたのだ。
実はわたしのヘルメットのデザインの原型には、初期のノリックデザインに入っていた☆を入れて欲しいとリクエストした経緯がある。そのことを伝えると、とても喜んでくれたのだった。

……などと自分語りしてもしょうがないんだけど。

二輪レース界にとってノリックは、もはや“ノリックという現象”にまで昇華したのではないか、と思う。
90年前後の時代、ロードレース界で上がっていくには、峠上がりのライダー→子どもの頃からポケバイ、ミニバイクに勤しんでいたライダー、というように変化していて若年齢化が始まっていた。しかし、海外に行ってまで修行しようというライダーの先駆はやはりノリックではなかったか。子どもの頃から、目標は世界GPに行くこと、ではなく、「世界GPのチャンピオンになること」と明らかに変化したのはノリック、その世代からではなかったかと思う。

一番最初に弔辞を読まれたヤマハ発動機会長の印象的な言葉。

二輪軽視のドライバーがいなくならない限り、悲しい出来ことはこれからも起こりうる。自工会(自動車工業会)の理事としても啓蒙を続けることを誓う」

というようなことを発言されておられた。ぜひともお願いしたいし、われわれも協力したい思う。

告別式には名前と顔の知れたレース業界の面々が集結した。大勢のファンにゼッケン81番の青い旗が配られ、小旗のさざ波にノリックは送られていった。

背後ではノリックが最終戦鈴鹿で乗るはずだった♯81番のマシンのエキゾーストノートが響いていた。

そして、ノリックを乗せた霊柩車が去ると、そのマシンは火を噴き、燃えはじめた。

| | トラックバック (0)

2007.10.13

正直なバイク屋さんの看板

Goodcheapfast

秋元@サイボウズラボ・プログラマー・ブログさん経由、元ネタはココ

良いサービス・時間・お代」の3つは同時にはなかなか成り立たない、という示教。

秋元氏は次のように訳している。

「良いサービスを、安く、早く。3つのうちどの2つでもお選びいただけます」

良いサービスを安く、という場合は時間がかかります

良いサービスを早く、という場合はお代がかかります

とにかく安く早く、という場合はサービスの質を落とさせていただきます


お願いする側としても耳が痛いし胸が痛む。

バイク屋さん、ユーザーともに、お互いのココロの健康のためにも、インフォームドコンセントが重要だってことで。


++++++日乗++++++

青山に行ったあと、島に渡ります。