三宅島バイクフェスタ・サポーターズクラブの説明会が行われた
三宅島で11月16~18日に、バイクのラリー、ドラッグレース、スタンプラリー、ツーリングイベントなどが行われます。
先日、とあるバイク雑誌編集部に行ったところ、
「三宅島のレースはイベントごともうやらないことになったんですよね??」
などという発言を聞きのけぞったので、今、どこまで進行しているのか、参加者の立場から知っていることをメモ。
バイク専門誌ですら、こんな認識だから、一般にはイベントそのものが消滅したと思われているのではないか。
そんなことはない。
ロードレースは今年はやらないが、競技はやる。
ロードレースはやらないが、ドラッグレースはやる。
ロードレースではなく、メインイベントはツーリングラリーなどである。
で。
もうだいぶ経ってしまったけど、去る7月8日に、三宅島バイク・フェスタ(仮称)サポーターズクラブの第1回メンバー説明会(種別C・D対象)が東京都庁で行われた。
出席したのは、参加者側が約30~40人、主催者側は東京都の担当者数名、NPO法人三宅島スポーツ振興会理事長の築穴辰雄氏、アドバイザーの杉本五十洋氏、神谷忠氏、前田淳選手の元マネジャー氏らである。
今回の説明会は、イベントのサポーターズクラブメンバーに応募した中から、種別Cのオフィシャルスタッフ(ボランティアとして計時や審判、フラッグ、レスキューなどの業務の手伝い)と、種別Dのプロライダー枠の応募者を集めて行われた。
種別Aの一般、種別Bのイベントスタッフについては追って何らかの連絡があるそうだが、まだ動きは見えない。
説明会は次のような式次第で進められた。
1 開会(都庁担当者司会による詳細と現状の説明)2 挨拶(NPO法人三宅島スポーツ振興会理事長 築穴氏)
3 補足説明(アドバイザー3名のスピーチ)
4 質疑応答、意見など
今回新たにわかった点は次の通り。
・ツーリストプロという競技(ターゲットタイムを決めて走行する新たな競技)の参加者と、種別Cのオフィシャルスタッフの往復の船賃、バイクの輸送、食事、宿泊は主催者が負担
・種別C(オフィシャル)・D(ライダー)は8月12日または8月26日に行われる講習会、9月7日~9日の実地走行演習、10月中旬の実地走行演習に参加しなければならない
・競技参加者のバイクは事前・事後に輸送を行う。
ただ、まだまだ応募が少ないようなので、今後、いろいろと変更があるだろう。
イベントの主な内容は以下の通り。
・三宅島Tourist Pro(仮称) ……都道を活用した2.5kmの周回路を安全のため完全封鎖した上で、ターゲットタイムを決めて1台づつ走行する。全日本クラスレベルのライダー、クラシックバイク、女性ライダー、最新モデルなどを走らせる予定。走行後は交流イベントも。
・三宅島ツーリングラリー……三宅島一周都道(約30km)で、数区間のステージを設定し、インデックススピードによるラリーを実施。集落通過区間はリエゾン(移動区間)とし、途中にイベント会場を設ける。ナンバー付き車両が対象。島民と参加者のふれあいの機会を設ける。全島あげたイベント。
・空港ドラッグレース……三宅島空港の滑走路で本物の4分の1マイルのドラッグレースを開催する。(日本で行われているドラッグレースは4分の1マイルない)
・バイクパレード……三宅島一周(約30km)を白バイの先導で1周パレードする。著名ライダーとともに走行。
・三宅島スタンプラリー……ライダーが自由に三宅島を回ってスタンプラリーを行い、三宅島の自然や歴史、食を満喫できるイベント。
・災害救助トライアル・デモンストレーション……噴火災害からの復興をイメージし、災害現場を模したトライアル特設会場でデモンストレーションを行う。
・アトラクション……島の食材を利用した屋台村、歓迎パーティ、郷土芸能などのアトラクションを実施。
以下は、説明会で気になった点を箇条書きしておく。
・(NPO法人理事長の悲痛な叫び)……高齢化率40%、若者がなかなか戻ってこない、そして災害、全島避難。われわれは全国に三宅島の名前が響くであろうこのバイクイベントにかけている。バイクファンのみならず、観光客にも楽しんでもらう、一人でも多くの人が三宅の自然にふれ、往復するようなかたちにもっていきたい。末永くイベントを続けていきたいと考えている。
・(アドバイザー杉本氏)……スピードを追求しながらも転ばず走る。安全マージンも考えながら走る。それが人間の知恵であり技であると思う。今回の「ツーリングプロ」は新しい文化になりうると思う。コンペティションであり競技である。路面は1日ごとに変わるでしょう、黒いシミがあれば水なのか、オイルなのか。油だと思って避けて走る、それが安全に走るということだ。いままでいろいろなところが安全運転講習会をやってきたが、スラロームや一本橋、それは全部「技術」です。スピードを落とすだけで「安全」ではない。路面のカント、路面の状況を考えながら走るのが「安全」ということ。
公道で安全なライディングをする競技が三宅島で行うツーリストプロという競技。日本中のライダーが一度は来てみたい島になるんじゃないか、それが三宅島の末永い復興につながるのではないか。
・(アドバイザー神谷氏)……バイクの安全は「先を読む」ことにある。先を読みながら安全マージンをもった走りが、「本当の意味での公道での安全運転」と言えるのではないか。転倒すれば復興の足を引っ張ることになる。大人の考えでこれからイベントを作り上げていきたい。
・(マン島TTで今年完走したサイドカーチームの渡辺氏)……「三宅島を日本一安全な公道に作り上げていきたい」
【参加者からの質疑応答など】
・メディア対応はどうなっているのか→今月中(7月)に対応を検討中(都庁)
・メディアを招待したりの仕掛けが必要ではないか(知名度を上げるため)
・現状応募があった人数(7月8日現在)→種別A 20名、B 7名、Cオフィシャル 54名、D ライダー 16名、合計97名
・島民の理解のほどは
→噴火災害で受けたこの苦しみをなんとか自らの努力で復活したいと考えている(三宅島スポーツ振興会)
→以前、自転車レースは島一周の周回路で行い、5集落の自治会が協力してやっていた。
→しかし今年の自転車レースは2.5kmのコース。参加者は通常300人ほどだったのが今年は100人。しかも日帰り。島民にも知られていない程度の無名のイベントであった。
・受け入れ数は→定員で最大1200人(ベッド数1200床)。日帰りは無理なので、観客、参加者ともに宿泊する必要がある。(都庁)
・バードアイランドの文言を入れるのは自然環境保全派に反感をかうのでは(河川敷でモトクロスを主催してきた参加者の意見)
・サーキットを作っては、という意見があるが、サーキットは離島の振興にはつながらない。末永く振興につなげるには文化の創造がいる。開かれた公道を使い、住民との信頼をつなげたい。「公道」を使ってなにかやるということに意味がある。公道を使ったイベントを通じて住民とライダーとの間に「文化」が生まれ、「安全」に意識が向いていけばいいと考えている。(都庁)
++++++日乗++++++
そんなわけで、本日、東京都庁に講習会を受けに行ってきます。
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受信: 2007.08.28 09:13


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