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2007.06.24

「認証狩り」

いわゆる「認証狩り」という言葉が、バイク業界で近々クローズアップされるようになるだろう。

認証狩り、とは、認証工場ではないバイクショップで分解整備をしているような店、いわゆる「未認証工場」「無認証工場」「非認証工場」を、国土交通省が道路運送車両法に基づき「警告」し「指導」し、指導に従わない悪質な場合、警察に「告発」し「検挙」「逮捕」される場合がある、というもの。

背景には、平成7年から大幅に認められるようになったユーザー車検の影響で、車検そのものは誰でも簡単に受けられるようになったこと。
もう一つは、いまだ結論が出ないのに近々規制が強化されると思われる排気ガス・騒音対策問題に絡んでかどうかわからないが、平成17年の排気ガス規制強化に伴い、小型二輪の認証工場でもHC/COテスター、いわゆる排気ガステスター設置が義務付けになったことが挙げられる。(ソース:国土交通省自動車交通局pdf)
排気ガステスターは新品で約50万円前後する。

認証狩りとは、まじめに認証を取らなくても半ば公然と未認証工場が分解整備を行ないつつユーザー車検も受けられる現状に、法適合させるための処置と言えよう。

もちろん、認証工場制度は、役所仕事とか、非合理的とか、天下りとか、何のための会費なんだとか、看板やら帳簿やら何でもかんでも買わされるとか、いちいち会議が多いとか、そういう現場からの批判がなかったわけではない。

未認証工場であっても仕事が親切丁寧である場合もある。過去、面積や必要な工具の問題で認証を取りたくても取れなかったバイク屋さんもたくさんあったと思う。(現在、面積などの条件は緩和されている)
ただ、日本のこうした厳し過ぎるとも思える車検制度、認証工場制度が、日本の道路交通のレヴェルを上げ安全を維持していることに役立ってきた面も否めない。

とはいえ、バイク屋開業はわりと安く誰でも参入できる分野ではある。看板・内装工事なしに中古車販売メインのショップならば、店舗保証金と前家賃、それに初期仕入れでだいたい200~300万円(場所によってはもっと安く?)で開業できてしまう。認証を取らなければ許認可もほとんどいらない。古物商の許可申請程度。本当に要るのは、大家さんの了解と近隣住民の了解くらいなものだ。しかし、その未認証の中古車販売店が、ブレーキの分解整備をせずにバイクを販売するだろうか? ちょっとした分解整備は未認証でも行なっているところが多いのではないだろうか。

あるいは、整備士の資格を持ったメカニックばかりではない、というのも問題だ。認証を取るからには、二級整備士の資格取得者が最低1名必要なのだが。

コンプライアンスとは、法遵守の問題だけではなく、当事者の(この場合はバイク業界全体の)危機管理意識の問題でもある。

関連した記事は「ピストンエンジンは永遠に」というブログの「とうとうこんな事態に」で紹介されているベタータイムスの記事の引用にも詳しい。


++++++日乗++++++

左官屋さんに続いて大工さん、内装工事屋さんをやってきて全身筋肉痛です。

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