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2007.05.30

カナダで頓挫したTTタイプのレース

朝から今日もビラ・マリーナでバイク学会。

午前中は1923年のTTレースの映画を見たり、TTを題材にしたアートや映画についての発表を聞く。

ランチタイムが1時間半あったので、ダグラスの目抜き通りのストランドストリートを写真を撮りながら歩く。
以前より商店がバイクバイクしていないのは、NEXTとかBODY SHOPなどのグローバルブランドが増えたからだろう。そういうブランディングと関係ない地元商店は、薬局であろうが美容院であろうが、バイクやバイク関係のグッズを飾ってバイクツーリストを誘っている。

午後はセッションとディスカッション。
アート系の発表はいまいち理解が難しかったが、TTを模したイベントについての二つの発表はたいへん興味深かった。

一つは、シカゴ大学の女性の発表で、「Isle of Goose」というふざけたイベントについて。なんのことはない、工場地帯かどこかで勝手にミニバイクの公道レースを行うという話。スタートは1台づつのル・マン式。レギュレーションはレースを熟知していること、とか、実際の走行は法律を守って走っているとか、どこまで真面目でどこまでふざけているのかわからないイベントだった。
結論としては、TTのような公道モータースポーツの面白さは、生活道路がレーストラックに変容する有り様を実際に体験してみないとわからない、というようなことだったと思う。

もう一つは、カナダの東海岸の島で実際にあった出来事の話。
社会学者が発表したのだが、三宅島と同じく、行政が音頭を取って公道レース、それもかなり本格的なものを発表したにも関わらず、最終的には住民の理解が得られなかったこと、道路交通法を覆すことが難しかったことで、中止に追い込まれたという話だった。
三宅島と違うのは、同じトップダウンでも、反対したのがカナダは警察、日本は二輪関係者だったことだ。
カナダのバイク文化は、アメリカと同じく、ヘルスエンジェルスのイメージや、チョッパーのイメージがあって、バイクはどちらかというとディスプレイするアイテムととらえられている、とのことだった。だから、「フェスティバル・オブ・スピード」というイベントはカナダでは理解されなかったそうだ。

ランチタイムに会ったドイツ人から聞いた話。ニュージーランドには夏、3日間で40数クラス、1500人ものエントリーがあるクラシックバイクレースイベントがあるそうだ。

往年のTTライダー、ニック・ジェフェリーズが言ってたけど、「今のバイクは全部日本製で4気筒で4ストロークで同じ音、同じカタチでしょ」だからつまらない、というようなことを揶揄していた。
返す言葉もない。

6時15分からのプラクティスは今日も晴のち曇りのちところにより雨。しかも、今日もまた急激に冷え込んだ。夜は2度まで気温が下がるらしい。

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