17歳プロファイリングのラベリング
ニシマキさんとこの日記で3ない運動、テレビゲーム、暴走族としてトラバしていただいたんですけれども、寝屋川の17歳が先生を刺し殺したりした事件について、
今やワイドショーでも(あんまり見ちゃいないけど)オートバイ事故のことが事件の原因と関連付けられることはほとんどなくて、少年がゲーム三昧だったことのほうが重要事項として取り上げられている。 オートバイに乗っていて、事故を起こすような乗り方をしていて、しかも人を刺し殺しちゃっても、オートバイのことはぜーんぜん取り上げられないのだ。なんだかさびしいではないか。
と語っておられる。
読者の皆さん、早とちりしないで下さいよ、ニシマキさんは逆説的に、バイク業界サムイ、ってことを憂いているのだ。オートバイがアウトローの象徴でなければいけない、なんてニシマキさんは言ってない。
で、今やバイクよりゲームがアウトローってことをマクラにして、ニシマキさんは次のように結んでいる。
オートバイメーカーも、MFJその他のモータースポーツ普及機関も、そしてぼくら雑誌屋も、オートバイが受け入れられないのを、なんとなーく暴走族のせいにしてきた。これ、逆説的にいうと、とってもらくちんだったんだよね。そんなものを免罪符にしていないで、そろそろ本気で考えないといけませんね。
(太字は小林)
小林的にはむしろ、マスコミがバイク=悪、みたいな論調に行くことを忘れてくれてるのでホッとしている。
バイク=悪、じゃなくて、悪いライダー=悪、危ないライダー=危ない、なのだから。
で、各マスコミの論調を抜き出してみた。
毎日新聞の記事
[キーワード]ゲーム、不登校、いじめ、
読売新聞の記事
[キーワード]不登校、無職、ゲーム
どちらも、ゲーム、不登校がキーワードとなっている。この事件とどう関連付くのかよくわかんないけど。
でも、こんな記事も出てきた。以下、キーワードと引用。
大阪日刊スポーツ新聞社の記事
[キーワード]ゲーム、おとなしい、友だちいない、バイク、髪を染め
一方、近所にある書店の女性店員(55)は「バイクの免許を取って、事故で入院したと聞いた。髪を染め、今風の感じになったなと思った」と話した。
バイクの免許を取ったことと、事故で入院したことと、髪を染めたことと、今風の感じになったことが、今回の事件にどう関係あるのか。
勝谷さんの日記にはこんなプロファイリングが展開されている。
勝谷誠彦さんの××な日々2月15日(火)より
驚くべきことにOは昨年末買ってもらったばかりのバイクで事故っていたという。働いていたわけではないので親の金だろう。引きこもりの息子にまだ言われるままにバイクを買い与える親。
「親の金で買ってもらった」こと、「言われるままにバイクを買い与える親」までは、「甘やかす親×甘える息子」という構図が容易に想像できる。
しかし、バイクが社会に出て行くためのきっかけになることもある。例えば、新聞配達とか郵便配達のバイトをするとか。自分探しの旅に出たかったとか。誤解を恐れず書くなら、対人恐怖症の人間にとって、パーソナルな乗り物は自由に羽ばたける翼のようなものだ。
もちろん、私の個人的な考えとしては、免許取得もバイク購入も、任意保険加入も、長袖長ズボン着用も、きちんとしたヘルメットも、くるぶしまで覆う靴も、みーんな自分で苦労して働いて手に入れる方が、自分の命も他人の命も大切にするんじゃないか、とは思っている。
ところで、ニシマキさんは「オートバイで事故を起こして」と書いていて、勝谷さんは「バイクで事故っていた」と書いているけど、ちょっと待って欲しい。確かに先生を刺殺した17歳少年は確かに凶悪犯だけど、大阪日刊スポーツ新聞社の記事によれば、「事故で入院した」としか報道されていない。(★追記★もしかして「事故起こした」という報道もされてたかもしれないですが。)
交通事故を扱うとき、事故を起こしたのか(加害者)、事故に遇ったのか(被害者)なのかは大きな違いだと思う。もちろん、双方とも悪い場合だって無いことはないけど(例えば信号残し対見切り発進の衝突、とか)、17歳少年が全く非がなかった事故かもしれない可能性だってある。信号待ちで追突された、とかさあ。不条理な事故に遭ってヤケになったとか?
まあ、そこまでのプロファイリングはやりすぎだけど、事故に遇ったのか、事故を起こしたのかはなるべくハッキリさせておきたい。
安易なプロファイリングはラベリング(=レッテル貼り)につながって、大谷昭宏さんの「フィギュア萌え族」みたいなことになりかねないですよ。
われわれライダー、ドライバーもそういう意味では自省したい。
「この前、事故っちゃってさあ」なんて自分が加害者の事故でも“事故る”なんて軽薄な言葉でオブラートに包むのはどうかと思う。
ところで、川西市では刃物の購入には記名義務の条例可決を目指すんだそうだ。カタチを変えた、「刃物の3ナイ運動」みたいな感じだな。
★追記★ニシマキさんのことばを借りれば、「なーんとなく刃物のせいにしとけばオッケィ」みたいな。
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コメント
そんな遠くない昔、刃物っていうのは男のカッコよい持ち物っていうか、たしなみだった。
父親から貰ったりしたアーミーナイフなんかを大切に手入れして、野山で使い、大切に保管していた。
いつから間違った使い方になってしまったんでしょうね。
親も正しい使い方が分からないのかも。
オートバイはどうなっちゃうんでしょうね。。。
投稿: hima0 | 2005.02.22 23:36