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2004.02.25

エゴイズム的事故抑止啓蒙論

去年の12月の、ちょっと古い記事からなんだけども、

交通事故で死亡の高齢者、7割がルール守らず /東京

 都内の今年の交通事故死者数が18日、300人を超えた。死者数の3割を占める高齢者の死亡事故で、「信号無視」など高齢者側にも交通違反がある事故が7割に上ることが警視庁交通部の調べで分かった。交通部は、お年寄りに対する交通ルールの啓発活動などを通じて、死亡事故抑止対策を進める。
 18日現在、65歳以上の高齢者の死者数は94人で全体の31%。このうち交通ルールを守らずに事故に遭ったケース68人(72%)に上る。
 歩行者では▽横断禁止場所横断が8人▽信号無視が8人▽横断歩道外横断が5人。自転車では▽交差点安全不確認が13人▽信号無視が4人▽一時不停止が3人などだ。
 高齢者の死者のうち50人が歩行者、28人が自転車で、二輪車、四輪車に乗車中の死者も各8人いた。事故に遭う時間帯は午後6~8時が13人と最も多かった。
 一方、死者の全体数は18日現在で301人。昨年同期に比べ63人減り、年間では78年の294人に次いで過去3番目に少なくなる見込みだ。しかし、交通部は年間死者数を200人台に抑制する目標を掲げてきただけに「高齢者人口の増加が予想されるため、道交法の知識の普及でお年寄りの死者数を減らし、全体の死亡抑止につなげたい」と話している。【田中義宏】(毎日新聞)
[12月19日19時21分更新

な~んだ、極悪なのは若者ではなくて、高齢者ではないか!

今の高齢者、65歳以上と言えば、バイクブーム世代の親の世代ではなかろうか。
あなたの親を輪禍に巻き込みたくないのなら、まずは親の世代から啓蒙を!
横断歩道を渡りましょう、
信号を守りましょう、
横断歩道を渡るときは、右を見て、左を見て、もう一度右を見て
横断歩道を渡るときは手を挙げて
夜間は明るい服装をしましょう

……まるで幼稚園児に指導するような内容である。

いや、エゴイズム丸出し論で直球勝負するならば。

高齢者に限らないが、事故が起きる→
→救急車、警察が呼ばれる(税金が使われる)
→事故の調べが行われる(税金が使われる)
→事故の裁判や行政処分などが行われる(税金が使われる)
→事故で負った怪我の治療が高齢者は長引く(場合によっては健康保険が使われる)
→後遺症を負うと、障害年金が使われる(国民年金が使われる)
……。

つまり、我々の血税が高齢者の事故によってどんどん使われてしまうのだ!
このままでは、あと30年後、満額年金が受け取れるのかどうかアヤシイ。

どうぞ、自分たちの幸せな将来のためにも、ルール無視の親の世代を啓蒙し、事故を減らして税金の無駄遣いを無くし、将来年金を受け取れるようにしたいものです。

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コメント

あのぅ・・・
太文字の年齢枠に入っているんですが(^^ゞ
なんだか、自分がメッチャ老人に成ったような・・
いや、普通に見れば老人枠なんやけど(自爆)

投稿: 正の母 | 2004.02.25 11:51

事故った高齢者が、自分がルール違反をしているという認識のもとに不幸に遭っているのか、そうではないのかで啓蒙の仕方も変わってくると思います。
オバハン系(ルール違反の認識あり)と徘徊老人系(ルール違反の認識なし)の両方をカバーするとなると大変そう……
高齢化社会がさらに進んでいくと、後者の比率がグンと上がってくると思います。こちらは周囲の理解と行動が必須ですので、問題は根深いと思います。

投稿: yoppy | 2004.02.25 13:05

うーん、これ、微妙・・・です。
いや、仕事がヘルスケア関係なんで、ちょっとこれを体験したことがあるんですが、
http://www.wellaging.ne.jp/senior.html
実際やってみると、まともに世の中が見えないとか、聞こえない(=気づかない)だけでなくって、そもそも安全を確認したり、横断歩道までちょっと遠回りしたり、ましてや歩道橋を渡ったりってのが、ものすごく億劫になるんですよ。
だから、単に高齢者の不注意ってことで、片づけるのはどうかなあと。

啓発って実は根本的解決にならなくって、むしろ安全が(高齢者にとって)面倒くさくなく手に入るような仕組みづくりが必要ではないでしょうか。とは言え、具体的なアイディアはないんですが。

あと、自分が高齢者になったときにバイクや車を降りるふんぎりがつくかは、甚だ疑問・・・。

投稿: とみなが | 2004.02.25 14:28

正の母様>
いえ、見た目からは信じられません…。ましてや、
顔文字使える高齢者なんかフツーいませんって。ウチの愚母は今だ「メールが届かない」って受信操作もしないまま騒いでますしね。メーラー開けて受信しなきゃメールは見れないんだってば。

yoppy様>
ようこそいらっしゃいました!
さて、今回のブログで問題点が一つだけあります。
それは、ルール無視は高齢者だけの問題か?という点であります。ネット上では、高齢者以外のルール無視での交通事故死の割合は発表されていませんが、仮に、他の年齢層でも7割がルール無視という結果があれば、高齢者に限らず、「日本人はルール無視で交通事故死する」という結論になってしまいます。

一つ言えるのは、人口に占める免許保有者数の割合は、男性は20代~60代で80%以上、しかし女性は50代から急激に下がって70%から下降。70歳以上ではわずか7%です。問題は、これら免許を保有していない層が今後、免許取得するかは、かなり少ない確率だろう、ということです。
つまり、高齢者、高齢者予備軍に対しての交通教育の機会は全くないわけです。ですから、高齢者がルール無視とは言うけれど、そもそも「横断禁止場所」での横断が禁止されているかどうかなんて、免許を持っていない人には明確に認識されていなかったり、交差点では歩行者が絶対優先(ま、そうなんですが)なので安全は確認しなくてもよい、と思われて手も仕方ないわけで。

というわけで、早期に子どもから高齢者まで交通教育はすべき、と私は考えています。100万人近い件の交通事故が毎年あるわけですから。経済損失は計り知れません。新たな交通教育機関を作れば、天下り先にももってこいではないでしょうか。

とみなが様>
まいどどうも!
そうなんですよ、マイノリティとか弱者ってのは、経験してみなきゃ解らないことなんですよね。怪我、病気、加齢……。経験して初めて解ったこと多数。

仮に横断歩道が300m先にあったとして、横断歩道以外を渡って事故に遇った場合、インフラがなっとらん!と道路管理者を訴えることなんて出来ないんでしょうかね?

今日走ってきた湘南の某トンネルは、昨年、トンネル出口付近で対向車がはみ出してきて正面衝突でオートバイの方が亡くなりましたが、本日通りがかったところ、きっちり中央分離帯とオレンジポールが立ってました。死者が出て初めてインフラが整うってのは誠に切ない……。

投稿: YUKKY | 2004.02.25 20:24

車やオートバイで走ることは当たり前となっていますが、本来それらで走行するスピードは生身の人間からすると物凄いスピードです、接触したらひとたまりもありません。お年寄りが身体的に劣っていることや判断に遅れること、無理な横断をすることがわかっているのですから生命尊重を重視すると交通ルールよりそれらの方々に配慮することが大事です。これらの事故に遭うようなお年寄りの特性は交通ルールの啓蒙で克服することは特性上困難です。生命尊重を重視するなら交通ルールに捕らわれず高いレベルの安全意識を持つことが生身の人間でない運転者には必要とされていると思います。

PS グリーン色のモーターバイク、恰好いい。

投稿: mini | 2004.08.18 14:32

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